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LGBTQ+や多様性を描いた絵本おすすめ23選 | 【読んだ感想】

まどぅー
双子のふたりママのまどぅー(➠プロフィールはこちら)です。

わたしは2016年にカナダで同性婚をし、2019年に双子を授かりました。

子どもたちは「ふたりのママがいる家庭」になります。

世界にはいろんな人がいることを子どもの頃から学んでおけたらいいなと日頃から思います。

LGBTQ+や多様性を描いたオススメの絵本を厳選しました。

「ちがい」について考えながら子どもたちと読んでほしい絵本たちを紹介します♪

 

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かぞくです

あらすじ・内容

ぱたぱたぱた

朝焼けと共に、にじいろの鳥が羽ばたき、旅に出ます。いろいろな家族を巡るにじいろの鳥から、ひらりひらりと舞い落ちる羽。

「にじいろのとりはどこかなー?」

羽を拾ってにじいろの鳥を探すいろいろな家族たちが集まってきました。

「あ、みーつけた!」

空にはにじいろの鳥、白い鳥、黒い鳥の家族が飛んでいます。
陽が落ちるまで一緒に遊び、夕焼けに染まる色々な家族。

色もいろいろ、家族もいろいろ。

ほっこり暖かく、多様な家族がいることを伝える乳幼児絵本です。

感想・見どころ

「多様な家族がいることを伝えたい」という想いから、絵本「かぞくです」を出版しました。

まどぅー
この絵本には実在する6家族が出てきます。

ふたりママ、ふたりパパ、ふうふ、障害のある家族、シングルファザー、大家族。

にじいろの鳥の旅を通して、幼い頃から「いろいろな家族がいること」を子どもたちに伝えられる絵本です!!

クラウドファンディングを通して出版したのですが、たったの4日間で目標金額を達成し、感謝でいっぱいです。

まどぅー
本当にたくさんの方がこうした絵本を求めているんだなと実感しました。

絵本「かぞくです」については別ページに詳しくまとめていますので、こちらからぜひお読みくださいね▼

\購入はこちらをクリック/

タンタンタンゴはパパふたり

あらすじ・内容

動物園にはいろんな家族がいます。でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていました。
ロイとシロのパパふたりとタンゴ、それがタンゴの家族なのです。

Amazonより引用

感想・見どころ

ニューヨークの動物園で実際にあった同性カップルのペンギンのお話を絵本にしています。(and Tango makes threeの翻訳)

同性カップルのことだけでなく、「家族とは何か?」「愛とは何か?」そんなことを問いかけてくれます。

かといって小難しい内容なわけでなく、読みやすいんですよ。

タンゴが生まれる瞬間は感動。ホッコリ暖かい気持ちになれます。

別記事に詳しく感想を書きました▼

ふたりママの家で

あらすじ・内容

わたし、ウィル、ミリーの3人きょうだいには、ママがふたりいる。みんなでご飯をつくって食べたり、一緒に踊ったり、楽しく笑いの絶えない毎日。親せきも近所の人もみんな「ふたりママ」のことが大好きだけど、中には違う考えをもつ人がいて…?子どもたちがやってきてから、ふたりママがおばあちゃんになり、次の世代につなぐまで。ふたりママの家の、にぎやかで、なんてことのない、成長記録。

Amazonより引用

感想・見どころ

2人の母親が子どもたちにこう教えるシーンがあります。

人と違うのは、いけないことではないのよ。むしろ、違いがあるのは、良いことなの。

人と違うことに悩む必要はなく、むしろ違うことが自然であり美しいことなんだと、そう思わせてくれた絵本でした。

「ふたりママの家で」の詳しい書評レビューは別記事に書いたので、さらに気になる方はぜひ▼

マチルダとふたりのパパ

あらすじ・内容

パールとマチルダは大のなかよしで、いろんなことがそっくり。マチルダに、ふたりのおとうさんがいること以外は。パールは、同性の両親を持つ友達との出会いで、家族のかたちはさまざまで、ちがいはあるけれど、大切なことは同じ、ということに気付きます。

Amazonより引用

感想・見どころ

こちらの絵本はふたりのパパが絵本に出てきます。

海外の絵本を翻訳された絵本ですが、日本にもふたりの母親を持つ子どもや、ふたりの父親を持つ子どもがいます。

社会に偏見がある限り、実はLGBTQ+ファミリーが身近にいることに気づかない人も多いかもしれません。

この絵本には「ふたりパパ家族も同じように生活しているんだよ」というメッセージが込められています。

子どもは知らず知らずのうちに「家族とはこうあるべき」とと勝手なイメージを植えつけられています。

多くの絵本では「お母さん・お父さん・子ども」の家族構成ばかりが描かれているからです。

こんな絵本がもっと広まったらイイな〜と思う。

まどぅー
読みやすく、絵もかわいいのでお気に入り。

いろいろ いろんな かぞくの ほん

あらすじ・内容

むかしの本に出てくる家族はたいてい同じだけど、実際の家族にはいろいろな形がある。
家族構成や住んでいるところ、仕事や休みの日の過ごし方、お祝いごとも家族によってそれぞれ違う。どんな気持ちで暮らしているかも違う。さあ、きみのかぞくはどうかな?

Amazonより引用

感想・見どころ

この絵本、親になるすべての人に購入してほしい。

そのくらいオススメです。

小学校に入る前には親子で読んでほしいですね。

まどぅー
3歳くらいから読んでもいいなと思う。

レインボーファミリーのことだけでなくて、多様な家族について描かれています。

絵もかなり細かく描かれているので、眺めているだけでも楽しいですよ。子どもたちもいろいろな発見をして楽しそうに読んでいます。

すごく丁寧に作り込まれているんです。

絵本のレビュー記事は別に書きました▼

同じシリーズのこの絵本もおすすめ▼

ぼくらのサブウェイ・ベイビー

あらすじ・内容

ニューヨークの地下鉄でおきた奇跡の実話。たくさんの偶然を積み重ねて僕たちのもとに赤ちゃんがやってきた!
これは、ニューヨーク市の地下鉄で自分の家族を見つけたある赤ちゃんのおはなし。
8月のよるのこと。その赤ちゃんとの出会いは、ダニーと、パートナーのピートの人生を大きく変えました。
まるで奇跡のような、本当の出来事です。

Amazonより引用

感想・見どころ

ゲイカップルが地下鉄で赤ちゃんを見つけ、養子として迎え、3人が家族になるまでのお話です。

実話なので、より想像しやすくなっています。

「この子を愛しているけれど、パパがふたりいる家庭は簡単じゃないですよね」とダニーとピートが言葉にすると、

判事さんが「愛があれば、なんだって可能です。赤ちゃんは愛してくれる人のもとへいるべき。」と答えるシーンは、読みながら涙が出そうになってしまいました。

「赤ちゃんにはお母さんが必要」とか「お母さんとお父さんの両方が揃っている家庭が条件」ではなく。

まどぅー
この3人が巡り合って、家族になるのは運命だったんだな〜と心から思う。

大好きな絵本なので、別記事に感想を書きました。

ライオンになるには?

あらすじ・内容

ライオンは、おそろしくて、あらっぽくて、らんぼうな動物だとおもってない?
でも、レオナルドはちがう。さんぽがすきで、詩をつくるのがすきで、アヒルのマリアンヌと大のなかよし。
ほかのライオンたちはレオナルドに、ライオンらしく変われとせまるけど、ライオンらしいってなんだろう。
レオナルドはマリアンヌといっしょに考え、それを詩で表現することにしたのですが……。
自分はどうしたいのかを考え、それを相手に伝えることの大切さをていねいに描いた絵本。

Amazonより引用

感想・見どころ

この絵本に出てくるレオナルドは、詩を書くのが大好きで、他の動物を襲ったりしないとても温厚なライオンです。

他のライオンたちからは「乱暴でないライオンはおかしい」とにじり寄られますが、

「きみはきみらしく ぼくはぼくらしく」と仲間のライオンに伝えるシーンには胸を打たれました。

ライオンとアヒルの友情を通して、「誰かと違っていてもいい」「自分らしくあれ」と大切なメッセージが詰まっている絵本でした。

ジュリアンはマーメイド

あらすじ・内容

表情豊かな美しい絵で描かれた人魚になりたかったぼく、ジュリアンの物語。
おばあちゃんと行ったプールの帰り道、ジュリアン少年は地下鉄に乗っていました。人魚が大好きなジュリアンは、おしゃれな人魚の格好をしている女性3人に見とれて、おばあちゃんに打ちあけます。「ぼく、人魚なんだ」。たちまちジュリアンは想像の世界へ入りこみ、人魚になりました!

おばあちゃんに声をかけられ想像の世界からもどったものの、ジュリアンは家に帰るなり身近な物をつかって人魚に変身して満足します。けれど、おばあちゃんには不評のようで、ジュリアンはがっかり。「ぼく、人魚の格好をしちゃいけないのかな……?」
ところが、人魚の姿のまま外へ出ようとおばあちゃんに誘われ、おっかなびっくり出かけてみると、さきほど見かけた人魚姿のお姉さんたちをはじめ、海の生き物に扮した色鮮やかな人たちのパレードが! そこでジュリアンは……。

Amazonより引用

感想・見どころ

人魚になりたい男の子のジュリアンとおばあちゃんの物語です。

おばあちゃんは言葉数が少なく、ぶっきらぼうに感じるところがありますが、ジュリアンのことをわかっていたんだな〜と感動しました。

絵がとても綺麗でいつまでも眺めていられます。

くまのトーマスはおんなのこ

あらすじ・内容

女の子になりたいとずっと悩んでいたテディベアのトーマス。 それを打ち明けたら、大好きなエロールはもう友だちじゃなくなってしまうだろうか…。 本当の自分を打ち明ける勇気を持ったテディベアと、 そしてそれを知らされた親友のエロールの返事は……。 「大事なのはきみがぼくの友だちだってことさ」 ジェンダーと友情についてのやさしいお話。 作者のジェシカ・ウォルトンの父は男性から女性に性別移行したトランスジェンダーだった。ジェシカは、自分の息子エロールに読んで聞かせるトランスジェンダーをテーマにした絵本を作りたいと思ったことがきっかけで、自分でこの絵本を制作した。 本文は、すべてひらがなとカタカナ。幼い読者がひとりでも読める絵本です。

Amazonより引用

感想・見どころ

「女の子になりたい」とずっと悩んでいたテディベアのトーマスが、親友のエロールに「本当は女の子で、名前はティリーがいいんだ」と打ち明けて物語が展開されていきます。

「ありのままの自分でいていいんだよ」っていうメッセージが込められている絵本です。

多様な性のあり方を子どもたちに伝えるのって難しいですが、この絵本でなら自然に理解できます。

子どもたちには「自分だけが変なのでは?」と思い悩む人生より、「それは変なことじゃないんだよ。人と違ってもいいんだよ」と伝えていきたい。

個人的には登場してくる女の子のエイバがロボットを好きだったり、リボンをとったりするシーンも好きです。

多くの絵本に出てくる女の子はピンク色の服を着ていたり、お人形を持っていたり、可愛いリボンをつけていたりしますから。

「女の子はこうあるべき」という価値観も壊しれくれます。

にじいろのしあわせ

あらすじ・内容

みんなとちがうって、いけないことなの?

アメリカ副大統領に飼われているうさぎのマーロンくんは、すてきな彼氏と結婚したいと思いました。
でも偉そうなカメムシに反対されて…。

Amazonより引用

感想・見どころ

「にじいろのしあわせ」は英語版「A Day in the Life of Marlon Bundo」を翻訳出版された絵本です。

主人公ウサギのマーロン・ブンドは実在するウサギなんですよ。

アメリカ合衆国副大統領がワシントンの公邸で飼っているウサギがモデル。

絵本では主人公のウサギの「オス同士の結婚までの道のり」が描かれています。

絵本発売から40万部超のベストセラーになりました。

というのも、ウサギの飼い主であるペンス副大統領は同性婚に反対という人物だったからです。

まどぅー
ある種のパロディ絵本。

絵本の物語は、「だれもが幸せになれる権利がある」というメッセージが込められています。

愛する人を愛せる世界にするため、友達を応援する優しさも描かれていますね。

レッド あかくてあおいクレヨンのはなし

あらすじ・内容

本当は青いクレヨンなのに赤いラベルをはられた「レッド」。多様性をクレヨンの色で表現するアイディアが抜群で年齢を超えて理解され、自分自身を発見することがいかに大切かを話しあうきっかけとなる絵本です。

Amazonより引用

感想・見どころ

中身は青なのに赤いラベルを貼られているクレヨンが主人公です。

赤いものを描こうとしてもできない。クレヨンの苦悩、心情がありありと読み取れます。

周りも自分のことをレッドだと信じているし、自分自身もはレッドだと思い込んでいるんですよ。

本当はブルーなのに。

周りから「アナタはこうあるべき」という姿を押し付けられていることって日常でもありますよね。

まどぅー
とても奥が深い絵本だと思いました。

むれ

あらすじ・内容

【笑って、泣いて、勇気をもらえる】子どもがむらがる探し絵本

シンプルなテキストに、びっしり描き込まれた”むれ”。
子どもたちは夢中になって“むれ”の仲間はずれを探します。

ひつじのむれ、さかなのむれ……、とうめいにんげんのむれ?
だんだんかわった“むれ”が登場します。

ひと味違った探し絵遊びができるこの1冊。
最後まで読み進めると、大切なメッセージに気づかされます。
大人も子どもも、多様性ある社会を生きるすべての人たちへ。

Amazonより引用

感想・見どころ

幼児さんが多様性を学べる絵本が「むれ」です。

子どもたちが絵探しに夢中になるのはもちろん、大人もクスッと笑える要素が満載。

幼い頃から「みんな違うよね」と多様性を伝えてくれるメッセージが絵本にあると思いました。

わたしも子どもたちも大好きすぎたので、別記事にレビューを書きました▼

村娘と王女

あらすじ・内容

あるとき遠い王国で、王子の花嫁をさがすための舞踏会に、強くて勇敢な娘が招待されました。しかし、彼女はほかの女の子たちと違って、舞踏会に出席したくありませんでした。母親に説得されてお城へ出かけた彼女は、出席していた全員―村人たちから王と王妃まで―に強い印象を与えましたが、最後には思ってもみなかった場所で、真実の愛を見つけるのです。

Amazonより引用

感想・見どころ

同性カップルのファンタジー絵本って見たことなかったので、設定がいいなと思いました。

王子の花嫁最候補と言われた村娘が王女と結ばれるお話です。

まどぅー
有色人種の女性同士のカップルが誕生するところが特徴です。

国王一家が黒人だったり、人種のお話も子どもたちとできそうです。

王子さまやお姫さまって白人をもとに描かれている作品が多いので、素敵だなぁと思いました。

同シリーズで「王子と騎士」もあります。

「村娘と王女」は童話っぽいデザインなのに対して「王子と騎士」は今風なデザインになっています。

あおいらくだ

あらすじ・内容

旅に出たあおいらくだ。ある日、茶色いらくだと出会います。 最初はお互いの違いに驚き、とまどいつつも、違うことの楽しさ、素晴らしさに気づいていきます。

Amazonより引用

感想・見どころ

まどぅー
ラクダが楽しそうに生きてる姿が最高にいい!

振り返ってみると、わたしは子どもの頃から人とは違う人生を歩んできました。

それは単純に「みんなと同じ」になれなかったからです。

あの時、誰かが「人と違うからこそ楽しいじゃん!」と教えてくれていたら。

読んだあとに優しい気持ちになれる絵本でした。

王さまと王さま

あらすじ・内容

王子さまとお姫さまの物語でなく、王子さまと王子さまが結ばれるお話があっていい──。
LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)をテーマにした絵本です。

Amazonより引用

感想・見どころ

原作はオランダの『Koning & Koning』です。

実はわたしもまだ読んだことがないんですが、タイトル通り「ふたりの王さま」が登場します。

世界9言語に翻訳されているので、読んでみたい絵本のひとつです。

ランスとロットのさがしもの

あらすじ・内容

騎士のランスとロットは、いつもいっしょに世界中を旅したりして楽しく暮らしていました。でも、二人が暮らすお城に帰ると、そこは誰もいない静かで、空っぽで、寒い場所でした。二人は何かが欠けていると感じます。 そして、何日も考えた末、二人は家族を作る「冒険」に出発したのです。 二人の王子さまが恋して結ばれる『王さまと王さま』の作者が次に作った物語は、二人の父親が子どもに愛情を注ぐ、家族の愛のお話です。

Amazonより引用

感想・見どころ

著者は「王さまと王さま」と同じリンダ・ハーンです。

レビューを読むと、どうやら「王さまと王さま」の続編だそう!

これは2冊同時購入した方が良さげなのではと思っています。

ふたりのパパとヴィオレット

あらすじ・内容

パパが一家にふたりいたら、変?おかしい?
男どうしで夫婦になるなんて、何かの病気?
でもヴィオレットなら「ちっともおかしくないわ」と言うでしょう。
「パパとダディーはわたしが大好きで、わたしもふたりのことが大好き。みんなの家族と同じなの」と。
“家族って、何?”
どんな家庭も抱えるこの問いにシンプルな答えを与えてくれる、とある一家の物語です。

Amazonより引用

感想・見どころ

主人公のヴィオレットは学校で「ふたりのパパがいること」をからかわれ深く傷つくのですが、

LGBTQ+家庭に生まれた子どもなら体験しそうなストーリーだったのでリアルでした。

ヴィオレットの言葉が深くささります。

「パパとダディーはわたしが大好きで、わたしもふたりのことが大好き。みんなの家族と同じなの」

差別されることが描かれているので、偏見を持ってしまったお子さんに読むのがいいのかなと思います。

まざっちゃおう

あらすじ・内容

仲良く一緒に暮らしていた、赤、黄、青の三色。ある日突然、自分の色が一番だと言い始めて…。色がまざりあうことで、新しい色が生まれるという希望にあふれたストーリーです。自分とちがうものを受け入れることで、新しい発見や誕生がある、という共生の大切さを描いており、子どもから大人まで、さまざまな読み取り方ができる作品です。

Amazonより引用

感想・見どころ

個人的に絵がそこまで好みじゃなかったので購入を迷ったのですが、買って大正解でした。

LGBTQ+差別や人種差別などに当てはめて読むことができました。

テーマは「自分とは違う他人との共存」です。

最初は自分の「色」だけが正しいとそれぞれが主張するのですが、だんだんと自分とちがう「色」や新しい「色」を受け入れていく物語です。

子どもに分かりやすく伝えられるのが良かったです!!

まどぅー
何度も読み返したくなる絵本になりました!

たまごちゃんたびににでる

あらすじ・内容

ママのおなかのなかは、あたたかくてきもちいいなぁ…でももうすぐそとのせかいにでなくてはいけない。どんな“かぞく”にうまれるのかなぁ…。

Amazonより引用

感想・見どころ

「たまごちゃんたびににでる」はイタリアで話題になった絵本ですね。

「どんなおうちに生まれるんだろう?」と心配になったたまごちゃんが、いろんな家を見て歩く物語。

たまごちゃんの表情が豊かなので、なんかワクワクさせてくれます。

ママがふたりいる猫の家族やパパがふたりいるペンギンの家族、全然似ていないカンガルーのパパとママなど、

様々な家族が登場します。

「同じ家族はひとつもないんだな〜」と自然に当たり前に教えてくれます。

わたしはあかねこ

あらすじ・内容

わたしはあかねこ。とうさん、かあさん、きょうだいたちとぜんぜんにてないけのいろだけど、わたしはこのいろきれいでかわいくってすきだったの。でも…。

Amazonより引用

感想・見どころ

親やきょうだいが、良かれと思って白や黒にしようとするけれど、主人公のあかねこは「そのままがいい」と。

人と違うことに胸を張って、自分を愛すことの大切さが描かれていると思いました。

心に響いたフレーズは

みんなのことは大好きだけど、私らしさをわかってくれないのは悲しい

です。

生まれ育った家族のもとを離れる場面は寂しく悲しいですが、自分らしさを受け止めてくれるあおねこくんとの出会いによって自分の家族を作ったあかねこ。

あかねこが幸せになれてよかったなと思いました。

ピンクはおとこのこのいろ

あらすじ・内容

シンプルでやさしい多様性の絵本。
ピンクは女の子の色?男の子の色?いいえ、すべての色はすべての人のもの。
SDGsの目標のひとつに掲げられた「ジェンダー平等を実現しよう」
色をテーマに、やさしい絵と文章でえがかれています。

Amazonより引用

感想・見どころ

「ピンクは女の子の色、青は男の子の色」という先入観を持ってしまった子どもにおすすめの絵本です。

好きな色を好きって言えるように、「女の子だから、男の子だから」を言わずに子育てしていきたいものです。

せかいでさいしょにズボンをはいた女の子

あらすじ・内容

今から約150年前、女性はズボンをはいてはいけないという常識に疑問を投げかけ、非難されても抵抗した少女がいました。後に女性初の軍医として活躍し、フェミニストとして知られたメアリー・E・ウォーカーの幼い日を描く。

Amazonより引用

感想・見どころ

150年前に初めてズボンを履いた女の子の実話をもとに描かれた絵本です。

主人公メアリーが生まれた1832年当時は女性がスカートを履くことが当たり前の時代だったそう。

「わたしは男の子の服を着ているんじゃないわ。わたしはわたしの服を着ているのよ。」と、メアリーが言うシーンは最高にスカッとしたし、印象的でした。

自分らしさをひたすらに追求し、自分の生き方を貫いたメアリーの姿には勇気をもらえました。

詳しいレビューはこちらの記事に書いたので、参考にしてくださいね▼

ホオナニ、フラおどります

あらすじ・内容

「自分は男と女のまんなかにいる」ホオナニはいつもそう思っていました。
そんなある日、ホオナニの学校で、男子フラのチームがつくられることに。地区のイベントでステージに立つのです。メンバーになりたくてたまらないホオナニは、オーディションをうけ、男子フラチームに参加することになりました。めきめきと実力をあらわし、ついにホオナニはリーダーに! そして、いよいよイベント当日、ステージの幕が上がります……

両性を自認する12歳の少女ホオナニが、トランスジェンダーの先生クム・ヒナのもとで、ハワイの伝統文化である男性の古典フラをとおして「ありのままの自分」を表現しようとします。自分の居場所を求めて、みずからの手でつかみとるまでの姿を描いた、実話に基づく物語です。

Amazonより引用

感想・見どころ

男性でも女性でもない性別を持つホオナニが主人公です。

まどぅー
ハワイでは両性の人をマフーと呼ぶそうです。

ノンバイナリー、Xジェンダーが出てくる絵本って本当にないので、やっと出会えた絵本でした。

男の子の中にひとり混ざってダンスチームに入り、ダンスリーダーにまでなったホオナニ。

自分を信じて突き進んでいく姿が描かれています。

女とか男ではなく、「そのままのホオナニでいい」「ホオナニの好きなようにしたらいい」という両親と、

「どうして女の子らしくないの?」というお姉さんが出てきます。

ダンスの発表会では堂々と踊り、歓声が湧きあがったんです。そして、ふと見ると立ち上がって拍手をしているのはお姉さんでした。

ホオナニの自分らしくいることを貫いた姿勢が、お姉さんの心にも響いたんだな〜思いました。

まどぅー
わたしもホオナニのように自分を信じて突き進んでいきたい。

LGBTQ+や多様性を描いた絵本まとめ

この記事では、LGBTQ+や多様性について描かれた絵本を紹介しました。

絵本から学べることって無限に広がります。

物語、イラスト、文章から、たくさんのことを吸収できる子どもたち。

でも実はわたしたち大人も絵本から学べることってあるんだなと気付かされます。

「ちがい」を理解し尊重しあえるように、子どもたちに伝えていきたい。

幼い時から多様性に触れさせてあげたい。

まどぅー
ぜひ読んでみてくださいね。

多様な家族がいることを伝える絵本「かぞくです」はこちらから▼

\購入はこちらをクリック/
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。

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