【祝】カナダで行われた「日系スター・タレントサーチ」で特別賞を受賞した話

 
毎年カナダ(BC州バーナービー)で行われている日系スタータレント・サーチ2015最も記憶に残るベストパフォーマンス賞」を受賞しました!

\(^o^)/わーい\(^o^)/

賞を受賞したことはもちろん嬉しいことなのですが、それ以上に日系カナダ人への差別があった歴史があります。

まどぅー
今回はそのことについてもお話しさせてください!
記事書いたのは2017年になっていますが、私が賞を受賞したのは2015年です。
 

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日系スター・タレントサーチとは?

日系祭りとは?

まず、「日系祭り」というのが毎年バーナビー州で行われます。日本とカナダを繋ぐために2013年(第一回)から開催されているお祭りです。

まどぅー
開催2回目にして既に1万人を超える動員数だそう!
カナダは移民国なので、日系カナダ人も多く住んでいるんですよー!
 
伝統的なお祭りを開催することで、日本文化が受け継がれているんです。(日系2世以降にも)
 
日系祭りでは、こんなものがあります。
 
  • 浴衣の着付けサービス
  • 茶道、武道のデモンストレーション
  • ヨーヨーつり
  • 屋台フード
  • 盆踊り
  • 日系スター・タレントサーチ  など

日系スター・タレントサーチとは?

まどぅー
様々な催し物や出し物が用意されているわけですね!

祭りのなかでも、一番のビッグイベントが「日系スタータレントサーチ」なんですよ!

「日系スタータレントサーチ」とは、自分の特技やパフォーマンスを披露し競い合うコンテストです。

しかも嬉しいことに賞金が出るんですよ〜!

優勝者には$500、準優勝者には$200の賞金、そして2つの特別賞があります。(年度によって違うかも)

審査方法ははパフォーマーやアーティストのプロが4〜5人と、観客投票で行われます。

「最も記憶に残るベストパフォーマンス賞」を受賞しました!

さて、この日系スタータレントサーチですが、オーディション、セミファイナル、ファイナルを勝ち抜かないといけないんですよ。
 
毎年、挑戦する人は増えていて、50組〜70組のうち、10組ほどがセミファイナルに出場できます。
 
セミファイナルで勝ち抜くのはたったの4組です。(優勝、準優勝、キッズ賞、特別賞)
まどぅー
このコンテストに挑戦するためだけに日本からわざわざ来る人もいるくらい!
 

↑スター・タレントサーチのポスター(左:私)

私事ですが、オーディション、セミファイナル、ファイナルを勝ち抜き、

「最も記憶に残るベストパフォーマンス賞」を受賞することができました!

↑賞品として自転車をいただきました!

ダンスはその人の在り方で大きく変わってきます。

楽しくさせることも感動を与えることも、もしくは問いかけることもできる。

観ている全ての人が「いったいこれは何を表現しているのだろう」と感じてもらうことは不可能に近いかも知れない。

でも仮に心臓の奥深くまで突き刺さるのが表現なのだとしたら、自分のダンスに真っ直ぐでいたい。

↑賞をとった瞬間

カナダの詩人シェーンコイザンが私に捧げてくれたポエム

受賞した作品の名前はボルテージ(Voltage)と言います。
 
なんとあのTEDトークなどで世界的に有名なシェーンコイザンShane Koyczan)が私のダンス映像を見て捧げてくれたポエムで踊りました。
まどぅー
なので公式には彼の未発表ポエムになっているんですよ!

↑左:わたし 右:シェーン・コイザン(Shane Koyczan)

作品の音は様々な音源を組み合わせて作成しました。

まどぅー
一つひとつの音を重ねたりと、複雑になっています。

↑音の編集の様子

自分のダンスでどのくらいの人が「本当の私」を理解しようとしてくれるだろうか。それとも“理解した”という錯覚の世界に引き込むことが出来るだろうか。

そんなことを思いながら、彼が書いてくれたポエムの意味と重なるように振り付けを完成させました。

中でも印象に残っているフレーズが「心臓を骨にぶつけてリズムを刻め」でした。

まどぅー
なぜなら心臓が骨にぶつかることはありえないことであるのにも関わらず、それを表現しないといけなかったから。

彼の発する声、想いがグッとくるので彼を知らない人はこちらの映像を是非見てほしい↓

「大きくなったら何になりたい?」いつも思っていたずるい質問だと。今のままではいけないことを前提としているから。-日本語訳より抜粋-

日系カナダ人が差別されていた歴史

競争することが苦手な私が、この大会にチャレンジしたいと思ったのには理由があります。
 
様々な人種の人が共存して成り立っているカナダですが、第二次世界大戦中には日系カナダ人が人種差別によって強制収容されていました。
 
まどぅー
約2万人の人が人種差別にあったと言われているんですね。
当時の彼らはただ生き抜くために、理不尽なことに従い続けたんです。
 
いつか差別が終わることを信じて。
 
実際にかつての日系収容所だった場所がニューデンバー(New Denver)という場所にあります。
 
今は美術館(Nikkei Internment Memorial Centre)として解放されています。環境活動家で有名なデイビッド・スズキ(David Suzuki)も幼き日に強制収容されていたそうです。
 

↑日系収容センター(美術館)の外観

当時の日系カナダ人が使っていた物や住んでいた家がそのまま残されていました。
 

↑カレンダーなどが日本製の物がありました。

2015年の夏に訪れた時は、私たち以外は誰も観光客がいませんでした。

スタッフの方が「運営の資金不足でいつかこの美術館はなくなってしまうかもしれない」と言っていました。

↑日本庭園のようになっています。

約1800人の日系カナダ人が5年間収容されていたレモンクリーク(Lemon Creek)という場所もあります。
 
ニューデンバー(New Denver)から車で20分。

まどぅー
今はもう家が取り壊されていて荒れ地化していました。

↑もう何も残っていません。

日系カナダ人が受けた理不尽なこと差別は以下です。

  • 選挙権の略奪
  • 財産の没収
  • 追放
  • 強制送還
  • 無休労働

カナダから追放されたところで居場所があるわけじゃなかったんです。

まどぅー
というのも、日本語が喋れない日系カナダ人も多く存在したんですよ。

両親が日本人でも、カナダで生まれ育った日系2世、3世は日本には居場所がありません。

ある言葉が壁に書かれていました。

私はカナダではカナダ人として認められず、日本でも日本人として認められなかった。私は一体どの国に属するのかとても混乱した。-メアリーオハラ-

カナダに訪れる際は観光スポットでも都会でもないけど、是非訪れてほしい。

まどぅー
二度と同じことが繰り返されないためにも、美術館を残すためにも。

だって「教科書で暗記した歴史」と「自分の目で見る歴史」では感じ方が全く違うんですから。

賞を受賞して改めて思うこと

カナダに住むことを決めた日本人として、歴史を知ることは大事だと思いました。
 
何を表現し何を踊るべきなのかを考え続け、結果として受賞につながったことを嬉しく思っています。
 
まどぅー
誰がどんな想いを胸に生きているかなんて、繰り返しの日常からは滅多に想像しませんよね。
 
だからこそ「私たちはここにいる」という叫びにも似た感情を、一人でも多くの人と共有できる瞬間に感動というものが生まれるのだなと思いました。
 
新たに自分自身が踊る意味をもう一度問いかけながら、時に楽しく時に深く、踊り続けていきたいと思います。
 
人々の内面に訴える表現と共に。
 
まどぅー
応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!
 

受賞作品 「Voltage」はこちらから↓

ぜひ、「日系スター・タレントサーチに」挑戦してほしい!

毎年、日系スター・タレントサーチは9月ごろ行われるんですよ!
 
オーディションは5月ごろから始ま理、会場は例年、日系センターで行われます!(ホームページ確認必須!)
 

 
最初にアプリケーションフォームを送信する必要があります。
 
出場するのに日本人でなければいけないというルールは特にないので、誰でも挑戦できますよー!
まどぅー
日本人ボランティアが多いので、返信が日本語でしたね。

↑日本語でメールの返事がきたw

オーディションの結果はメールで来ます!

↑日本人スタッフからの合格通知

7月19日(2015年)にオーディションを受けて、合格通知が来たのは3日後でした。

全てのチームのオーディションが終わった後に通知が来るので時間がかかる場合がありますが。

まどぅー
自分の特技がある方はチャレンジしてほしい!

ホームページ:日系祭り

2つのメディアに掲載されました!

受賞コメント、受賞作品が見れますので、是非チェックしてみてください↓
 
ダンスメッセンジャー“MADOKA SUZUKI”が最も記憶に残るベストパフォーマンス賞を受賞
 
舞ガール 鈴木まど佳インタビュー
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