ヒップホップ界初の同性愛をテーマにした音楽「SAME LOVE」を知っていますか?

 
差別用語を多く含むヒップホップ音楽の歴史を変えたといっても過言じゃないラッパーのお話をしたいと思います!

まどぅー
「SAME LOVE」というヒップホップ音楽ができるまでのストーリーになります。
 

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ヒップホップ音楽には差別用語が多い

もともとヒップホップは黒人差別から生まれた文化ですが、同性愛者や女性を軽視するような表現を含むラップが多いんですよ。

ラップの歌詞の意味をよく理解しないまま、海外のヒップホップ音楽が日本のダンスシーンなどに使われています。

それって日本人が英語を理解できないことが背景にあるんじゃないかなと思います。

まどぅー
歌詞の意味とか、あまり深く考えていない人が多いんですね。

実際、私もダンスを習っていた時は特に歌詞の意味とか考えて踊っていたわけじゃなかったし、純粋にダンスを楽しんでいただけでした。

ヒップホップ界を変えた「SAME LOVE」という曲

2012年にリリースされた「SAME LOVE」という曲があります。

この音楽はヒップホップ界初の同性愛を肯定するラップを歌ったものだったんですよ。

全米チャートで急上昇、オーストラリアとニュージーランドではシングルチャートで1位

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ヒップホップは黒人差別から生まれた文化なのに、同性愛者を差別する表現を歌詞で長年使われてきた。

まどぅー
だからそんな「ヒップホップ界を変えた音楽」といっても過言じゃない。

だって自分たちが差別されるのは嫌なのに、他の人種やマイノリティーを攻撃したり差別するのっておかしいですよね。

この「SAME LOVE」と出会ってから自分がどんな意味を持つ音楽で踊り表現するのかはとても大事なんだと気づかされました。

ラップの中ではこう歌われています。

自分がゲイだったらヒップホップ業界は俺みたいなやつを嫌うだろう。

Youtubeのコメント欄を最近読んだことがあるか?「マジ、ゲイだな」って毎日のように書き込まれている。

「ゲイ」という表現を「劣っている」という意味で使っているんだ。

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元々は元々は抑えつけられるのが嫌だから生まれた文化なのに、自分は相手を受け入れずに抑えつける側にまわっているじゃないか。参考URL

マックルモア&ライアン・ルイスについて

マックルモアはシアトル出身のラッパーで2000年頃から活動しています。
 
2012年からは音楽プロデューサーであるライアン・ルイスとタッグを組んで活動するようになりました。
 
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2014年には第56回グラミー賞で最優秀新人賞を含む計4部門を受賞しているんですよ。
 
まどぅー
すごいですよね!
 
授賞式ではマドンナと共演し、「SAME LOVE」を披露しています。
 
会場にいたビッグアーティスト、ビヨンセやジェイ・Zがスタンディング・オベーションをしたほど。

多くの観客を感動させました。
 
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どのようにして曲が作られたのか?

マックルモアは当初、「14歳の子どもがイジメられて自殺したと言う物語」を読んで、それについて歌にしようとしていたそうなんです。

だけど、プロデューサーに「それは君の身の周りに起こったことじゃない。自分のうちなる表現を引き出す必要がある」と言われ思いとどまり、自分の周りに起こっていることを書こうと決心した、と。

まどぅー
それが同性愛者の差別に関すること(自身の叔父)だったわけなんですね。

彼は「SAME LOVE」についてインタビューの中でこう語っています。

これ(LGBTへの差別)は問題であると強く感じていて、情熱があるとも感じている。

彼らは他の人と同じように、平等な権利を持つべきだと。

Macklemore Discusses ‘Same Love’より

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ゲイを揶揄する表現はヒップホップコミュニティの中で恐ろしいことだ。

歌詞を書いている時に私はその意義を知っていた。

そこに辿り着くまで(曲を完成させるまで)に何度も修正が必要だった。

Macklemore Talks Kendrick, Race, Homosexuality and more with Rosenbergより

この音楽をリリースした後に、マックルモアの元には「あなたの音楽のおかげで両親や友人にカミングアウトできた、ありがとう」と、たくさんの人がやってきたらしい。

その時に彼は「歌手としてこんなに喜ばしいことはない」と言っています。

そういうことを言えるのって、ほんと、かっこよすぎ。

プロモーションビデオ

この「SAME LOVE」の前半は、彼が実際に自分がゲイかもしれないと思ったこと、当事者である彼の叔父さんのことが歌われていて、

中盤ではヒップホップコミュニティに想うこと、

最後は力強いメッセージで締めくくられています。

ちなみに、このビデオにはマックルモアの実の伯父とそのパートナーが出てくるんですよー。


 
この歌がリリースされたのは2012年で、今はもう2018年。
 
でも、未だに差別用語を連発したヒップホップ音楽を使ってパフォーマンスしているダンサーとか、子どものダンスレッスンで使っているのを動画で見かけます。
 
かつての何も考えていなかった自分のように。
 
「日本人だし英語がわからないからいいでしょ」ってことには済まされないように思います。
 
同性愛者を揶揄するような言葉以外でも、女性を軽視するのとかFワードが入っているのとか、
 
さすがにもうやめてほしい。
 
誰かを傷つける音楽で、カッコつけたり楽しく踊っている姿なんて、誰も見たいなんて思わないですからねー。
 
ダンサーに限らずですけどね!
まどぅー

ということで、「SAME LOVE」の紹介でした♪洋楽聴く人はぜひ歌詞の意味もチェックしてみてください!

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