
報道8社9名の有志の記者の方たちによって「LGBT報道ガイドライン」が策定されました!
LGBTに関する報道が増えてきましたが、一方で当事者とメディアのすれ違いも大きくなっています。
LGBTガイドラインは誰でも無料でダウンロードできるので、ぜひ一読してほしいです!!
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LGBT報道ガイドラインとは?
「LGBT報道ガイドライン」とは、LGBT当事者とメディアの不幸なすれ違いをなくすために作られました。
LGBTに関する取材を受けたことがある人を対象に、2018年に毎日新聞が実施した調査によると、「記者が勉強不足だと感じた」人は、回答者70人中46人に上ったそうです。
fairより引用
双方のギャップを埋めるためにも、メディア・ブログ・情報発信に関わる人は必読といえます。
LGBT報道ガイドラインの内容は?
「LGBT報道ガイドライン」の内容を箇条書きにしてみました。
- 取材・報道とは?
- LGBT基礎知識
- 注意が必要な言葉や概念
- カミングアウト・アウティングについて
- 取材を「する」際のチェックリスト
- 取材を「される」際のチェックリスト
- 実際に取材を受けた当事者の「コラム」
例えば、「ホモ」という言葉は侮蔑的な意味合いで使われてきたんですよね。
気をつけたい言葉の概念や理由が丁寧にまとめられていました。
わたし自身は、「性転換手術」が不適切で、「性別適合手術」の方が望ましいのは知りませんでした。
記者向け・当事者向けにチェックリストが確認できるので、とても実践的な内容になっています。
誰でもダウンロードできるよ!
ガイドラインはPDF形式で誰でもダウンロード可能なんですよ!
簡易版(全2ページ)と本編(12ページ)の2種類があります。
ダウンロードは以下のリンク先です。

冊子として郵送を希望することも可能です。
冊子の取り寄せはLGBT法連合会の問い合わせページからできますよ。

<下に続く>
こんな人に読んでほしい
こんな人にも読んでほしいですね▼
- メディア・ブログ・情報発信に関わる人
- 教育に携わる仕事をしている人
- 子どもがいる保護者の方
- LGBTに関する取材を行う記者やブロガー
- LGBT支援者団体
苦しんでいる当事者と、LGBTを笑いにする無知な人の間には明らかにギャップが生じていますよね。
無意識的に人を傷つける言動はマイクロアグレッションと呼ばれています。
2015年に一橋大学のゲイ当事者がアウティングを受けて自死する事件がありました。
正しい知識を持っていれば、守ることができた命があります。
ぜひ、LGBT報道ガイドラインを一読していただきたいです。
メディアによって傷つく人が減りますように。
以上、まどぅー(@madocanada)でした。