
2018年7月8日(日)にカナダで行われた、ビクトリア・プライドパレードに行ってきましたよー!
パレードには1万人、フェスティバルには2万5千人が来場し、毎年盛り上がりを見せています。
実際に参加してきたので、写真と共に様子を紹介します!
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ビクトリア・プライドパレードとは?
ビクトリア・プライドパレードとは、ビクトリア・プライド・ソサエティー(The Victoria Pride Society)が毎年主催しているイベントです。

彼らのミッションを翻訳しました↓
わたしたちは教育、平等、安全を通して、すべての人々が自分の本当の人生を送ることができるように、差別、暴力、無知のない未来を創ることをミッションとしています。
LGBT+当事者であってもそうでなくても、みんなが自分自身であることに誇りを持ち、お互いをお祝いする日なんですよ。
ビクトリア・プライドパレードは25年前にビーコン・ヒル・パークという場所からピクニックの延長で始まりました。
カジュアルな雰囲気でスタートしているんです。
なんと、今年で25周年を迎えました!

今では100を超える地元の企業、非営利団体、LBGTQコミュニティが参加するほど大きなイベントになりました。
日本でも東京レインボープライドの参加者が年々増加していますね。2018年は浜崎あゆみが出演し話題になりました。
どんな人が参加しているの?
パレードはLGBTをサポートしている企業、団体、協賛企業ごとにまとまって歩きます。
一般参加者の登録の必要は特にありませんが、基本的に一番うしろが参加列です。(一緒に歩いてみたい場合)

もちろん、パレードを見るだけでもオッケー。
その場合は早めに行って場所をとっておくといいですね。思ったよりも人が多いので。

出発地点はパンドラストリートとガーバメントストリートの角から始まります。
今年もたくさんの企業や団体が参加していましたよー!

救急隊や警察の人もLGBTをサポートしています。


こちら(↓)はTD BANK(ティーディーバンク)という銀行で働く人たち。銀行もサポートしているんですね。

学生サークルも盛り上がっていました。トラックの荷台にはDJブースが設置され、音楽をかけてみんなが踊っていました。

こんな人も(↓)

パレード最中は「Happy Pride!(ハッピープライド!)」とたくさんの声援が飛び交うんですよ。
「ハッピープライド」はお互いをお祝いする気持ちが含まれています。

年齢も幅広く、子どもから家族連れ、お年寄りも参加していました。

想い想いの服を着ているので、かなり派手めでも大丈夫。

大きめのレインボーフラッグをマントのようにするだけでも雰囲気でます。

笑顔で声を掛け合ったり、ハイタッチしたり、目があうと微笑んでくれたり、なんとも幸せな気分になります。

プラカードを掲げて歩く人もいましたね。
「ゲイであってもストレートであっても、わたしたちの子どもは素晴らしい」(訳↓)

参加者1万人のパレードで歩いたよ!
わたしたちは「LOVE IS LOVE (愛は愛)」のサインを持ってパレードを楽しみました!
何かしらアイテムやサインを持っていると、「ハッピープライド」と声をかけてくれることが多いですよー!

終盤に近づいたときに、最後列に並んでパレードを実際に歩きました。
改めて・・・す、すごい人!!

毎年参加している友人が言っていたのですが、年々参加者は増加しているそう。

マクドナルド公園がパレード最終地点!
オスウィーゴ・ストリートに面するマクドナルド公園が最終地点でした。
歩き終えると、この公園がフェスティバル会場になっています。
なのでパレードには参加せず、フェスティバルから参加する方もいますね。
パレードの方が盛り上がっていて、フェスティバルはゆったりしている雰囲気でした。

フェスティバルの様子を紹介
ここからはパレード後のフェスティバルの様子を写真と共にお届けします。
大きく5つに分かれていました。
- 飲食ブース
- ビアガーデン
- 物販ブース
- 子どもの遊び場
- ステージ
飲食ブース
約10つくらいのキッチンカーがあり、食べ物や飲み物を買うことができます。
わたしたちはギリシャ料理を注文することに。

チキン・ソブラキと呼ばれるもの。8ドルでした。

椅子と机が多数あるので野外で食べれるようになっていました。
ビアガーデン
お酒を飲めるビアガーデンは別エリアにありました。入場は無料ですが、身分証明書が必須です!(子ども入場不可)

ステージ付近
こちらはステージ付近。

ピクニックシートや椅子を持参している人が結構いましたねー!
ステージ前では一般の人が踊っていました。
音楽を聴きながら、家族や恋人、友人とまったり過ごしている人が多かったです。犬連れもいました!
子どもの遊び場
ダンボールで作られた迷路が設置されていました。

このダンボールはペイントできるようになっているんです。
安心して子連れ参加できるのはポイント高いですよね。
物販ブース
テントがばぁーっと並んでいるのは物販や体験ブースとなっていました。
やはりレインボーフラッグが購入できるお店は人気が高かったですね!

フラッグの種類も数え切れないくらいありました。

ヘナ体験ができるコーナーには行列が。
大人にはタトゥーが人気。

カラフルな洋服やアクセサリーの販売もしていました。

賑やかな場所、ゆったりくつろげるスペース、子どもが遊べるエリア、とそれぞれあるので過ごしやすくなっていました。

改めて思うこと
今日は、2018年7月8日(日)にカナダで行われたビクトリア・プライドパレードとフェスティバルの様子をお伝えしました。
バンクーバーのプライドパレードにも参加したことがあるのですが、今回参加したビクトリア・プライドパレードはまた違った雰囲気で楽しむことができました。
わたしは2016年に国際同性婚をカナダでしたんですが、本当に恵まれていると感じます。
愛する人と安心して共に暮らすことができること、法的に守られていること。
カナダで同性婚が認められたのは2005年。もう10年以上も前のことなんです。
しかし、一方では今でも世界中で当事者がイジメられたり、差別を受けたり、殺されたりしている現状もあります。死刑になる国もあります。
「大きな差別」とまではいかなくても日常的に受ける「マイクロアグレッション」も存在します。
日本では政治家の理解ない発言が当事者を苦しめています。(政治家の差別発言まとめ)

パレードの参加者を見て感じたことは、そんな悲しみや理不尽さを一切感じさせないエネルギーをそれぞれが解き放っていたように思います。
本当に心からお祝いをし、思いきり楽しむ姿だったんですよね。本当に「ハッピープライド」でした。
カナダに住む日本人当事者のひとりとして、パートナーと理解ある友人たちとパレードを歩くことができたことは忘れない思い出です。

愛する人を愛せる世の中になってほしいと、強く願います。

参加できてよかった。

▼レインボーグッズフラッグ▼
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。