わたしは2012年に出航した78回のピースボートに乗船しました。
本記事では実体験をもとにピースボートのメリットをまとめています。
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①貯金ゼロからでも世界一周に行ける
世界一周ってお金かかるイメージありますよね・・。
わたしは当時、全く貯金がなかったのですがピースボートで世界一周することができました。
ピースボートにはボランティア割引があるからなんですよ!
ボランティア割引とは、ピースボートセンターでボランティアをすることで乗船費用が割引されることです。
乗船費用というのは船内でかかる食費、宿泊費などの生活にかかる費用。それが実質無料になるのです。
早い人だと3ヶ月で100万円ほどを貯める人もいますよ。「世界一周したいけどお金ないしな〜」と諦めている人には是非とも利用してほしい制度ですね。
ボランティアの内容は別記事にてまとめているので気になる方はチェック▼
②20ヶ国以上訪れることができる
100万円前後で20ヶ国以上を訪れることができるのは船旅ならではの魅力です。
飛行機や長距離バスなど細々した手続きいらずで、日本の裏側も行けちゃいます。
クルーズによって馴染みのない国や島にも訪れるので、世界をより知ることができるんですよ。
わたしが訪れてよかったのは島国モーリシャス。ダンスを通しての出会いは一生の思い出になりました。
③初めての海外でも安心
世界一周してみたいけど、こんな心配ありませんか?
- 治安の悪い場所に一人で行くのは怖い
- 英語が通じるか心配
まず治安の問題。
観光者を狙ったスリや置き引きが多い国もあります。
ピースボートでは現地での服装や注意点が書かれた資料を事前にもらえました。時にはピースボートスタッフが現地の注意点を寸劇で披露してくれることも!
一人で行くのに自信がない人はオプショナルツアーに参加することもできますよ。
ツアーに申し込まなくても、船内で出会った友人たちと現地をまわることもできるので安心です。
続いて英語の問題。
「英語が喋れなくて不安・・。」という方もいるのではないでしょうか。
オプショナルツアーに参加するとボランティア通訳の方がいるんですよ!現地の人に聞いてみたいことは、通訳さんを通して質問することができます。
わたしは当時、英語ができなかったので通訳さんに何度も助けられました。
あと、船内では英会話プログラムがあるんですよ!
このプログラムに申し込むと、ネイティブの先生から英語の授業を受けることができるんですね。(船内生活の3ヶ月半)
船内で英語を学び、寄港地に到着したら実際に英語を使えるので、英語も上達します。(もちろん、やる気次第ですが)
ということで、治安面も英語面もそれほど心配する必要はありません。
「海外が初めてで不安」という方にはピースボートは特におすすめです。
④日本・世界中に友達ができる
ピースボートの船は1000人のキャパがあります。
日本各地から乗船してきているので、普段なら絶対に出会うことがなかった人と友達になれるチャンスがあるんです。
わたしは2016年にカナダで結婚式を挙げましたが、ピースボートで出会った友人たちが駆けつけてくれました。(京都、東京、イギリス、オーストラリアから!)
現地の人との思わぬ出会いもモチロンあります。
人は育った環境や習慣などでつくられた価値観が少なからず存在しますよね。
自分が今まで「正しい」と思ってきたことが、「そうじゃないんだ」ってことに気づくと、いつもより人に優しくなれる。
環境、文化、宗教など異なる人と出会うことは自分に多くの「気づき」を与えてくれました。
⑤運命の出会いがある!(かも)
相手はカナダ人であり女性なので、国際同性婚ですね。
ピースボートで出会って結婚する方はけっこう多いんですよね。巷ではピンクボートと呼ばれているとかいないとかw
世界各地を共にめぐる非日常な空間が恋愛に発展しやすいのかもしれません。
あとは3ヶ月半もの間ずっと一緒に旅をしているので、お互いを知る機会も多いし、価値観が似ている人と出会いやすいってのもある。
わたしのように国際同性婚をしたって人は他に聞いたことがないですけどねw
中卒ブロガーのあらいちゃん(@araichanh)もピースボートで出会い、結婚しています。
ちなみにわたしが乗船していた78回クルーズは、わたしたち以外にも結婚したカップルが数組いますよ〜!
⑥水先案内人といわれるゲストが豪華
ピースボートには「水先案内人」と呼ばれるゲストスピーカーが乗船されます。
そうそうたるゲストスピーカーが名を連(つら)ねるんですよ〜!
・池上彰さん
・EXILEのUSA(@USA_fromEXILE)さん
・旅人のたかのてるこ(@takanoteruko)さん
・自由人の高橋歩(@ayumu_takahashi)さん
・水曜日のカンパネラのコムアイ(@KOM_I)さん など
2017年にはホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領が乗船されたことでも話題になりましたね。
「世界一貧しい大統領」の愛称で世界的に知られることになった「あの」大統領です。
こういう方たちの貴重なお話を聞く機会があるのはメリットでしかないですよ!
水先案内人は船内で数日間〜数週間滞在しているので、船内の食堂で会って一緒に食事をする機会もあります。
また、「水先案内人パートナー(通称水パ)」というボランティアスタッフになると、ゲストと一緒にイベント企画の内容を考えたりできます。
気になる水先案内人がいたら、ぜひ水パに立候補して企画に関わってみると面白いですよ。
⑦船内で自主企画できるor参加できる
ピースボートでは自主企画というものがあります。
自主企画とは、自分自身が「主催者」や「講師」となって企画をし、そこに興味のある人たちが自由に参加できるというもの。
企画の種類も幅広くいろいろあります。
例えば以下のようなもの。
自分が講師になって教える
何か特技がある人は、人に教える企画が向いています。ギターの弾き方を教えたり、イラストの描き方講座だったり。
わたしは洋上でヒップホップダンスレッスンを行いました。
こういう企画をすることで、船の乗船者の人と仲が深まります。船内も退屈せずに過ごせますね。
自分の体験を人に伝える
何か変わった体験をしてきた人は、自分の体験談を話す企画ができます。
以下は実際に船内であった企画です。
- 青年海外協力隊でボランティアをしていた話
- フィジーで高校教師をしていた話
- LGBT当事者をつのり、マイノリティの体験を話す など
わたしは自分の不登校だった話をしたことがあります。
他にも「沖縄県出身集まれ〜!」とか「シンガポールで踊りたい人集合!」とか。本当に企画は色々。
何を企画すればいいか分からない方は最初は参加者になってみるといいですよ〜!
参加メリット
- 実際にプロにスキルを教えてもらう機会に恵まれる
- 自分が体験したことのない話を聞くことができる
- 知らないことを知ることができる など
企画メリット
- 人に教えることで自分の成長になる
- 新たな出会いがある
- 自分の経験を話すことで誰かのキッカケになれる など
こういう体験ができるのはピースボートだからこそですね。
⑧新しい趣味ができる
また自主企画に参加することで自分の新たな趣味を見つけることもできます。
わたしが参加したのは「ビジュアルジャーナル」という自主企画でした。
旅先でもらったパンフレットや地図を貼り付けたりして、思い出をアートで表現するクラフトのことです。
中を開くとこんな感じ。
美大生による自主企画でした。
この自主企画のおかげで自分で何かを作ったりすることが好きになったんですよ!
ビジュアルジャーナルはピースボートの自主企画に最適ですよ〜!
乗船する方は参考にしてくださいね▼
⑨船から離脱できる
「この国にもっと滞在したいな〜」という場合はオーバーランドツアーに申し込むか、船から離脱するという方法があります。
自分で離脱の手配をするのがメンドくさい人はツアーを申し込む方がいいでしょう。(オーバーランドツアーは高いですけどね)
わたしの場合は旅慣れしている友人が手続きを手伝ってくれたのでスムーズに離脱できました。(現地での夜行バスの予約など)
友人たちと離脱しマチュピチュ&ウユニ塩湖へ行けたのは最高でした!
離脱をすると、現地での滞在時間が長くなるのでワクワクします。
日本にいる間に早めに予約をしておくと、安く上がりますよ。
とはいえ、船から離脱するのは自己責任です。安全面の保証もモチロンありません。離脱する場合は、計画を綿密に立てた方がいいですね。
離脱に関してはピースボート過去乗船者のゆかりさんの記事がわかりやすかったです▼
⑩人生が変わる
「人生が変わる」なんてめちゃくちゃ大きいことを最後に書いてしまいました。
世界一周して果たしてそう簡単に人生なんて変わるのでしょうか?
限られた3ヶ月半という時間の中で、普段なら出会えなかった人と一緒に過ごして、普段の自分ならチャレンジしないこともやってみたりして。
時には誰かと喧嘩したり、自分の人生に悩んだりなんかして。はたまた涙が出るほど「あなたに出会えてよかった」という経験を重ねて。
わたしにとってピースボートの船旅は
人間味あふれる世界一周だったんです。
「毎日ハッピーで楽しい世界一周だったよ〜」なんていう気はさらさらありませんw
乗船して数年が経過しました。自分の道に悩みながらも、世界に寄り添う覚悟を作っていたんだなぁと思います。
20代前半でそういう経験ができてよかったなと心から思います。
疎遠になってしまった人も少なからずいるけど、いろんな人に感謝しています。あの時に、世界一周を応援してくれたみんなにありがとうを伝えたい。この場をお借りして。
ピースボートでは随時説明会もやっているし、見学会もやっていますよ〜。
興味ある方はぜひ♪
以上、旅するダンサーのまどぅー(@madocanada)よりお届けしました。
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