幼児さんが多様性を学べる素敵な絵本に出会いました。タイトルは「むれ」です。
子どもたちが絵探しに夢中になるのはもちろん、大人もクスッと笑える要素が満載。
さらに「みんな違うよね」と多様性を伝えてくれるメッセージが絵本にあると思いました。
どんな絵本だったのか紹介させてください!!
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絵本『むれ』とは?
絵本「むれ」の基本情報をまとめました。
絵本のタイトル | むれ |
---|---|
出版社 | KADOKAWA |
ページ数 | 32ページ |
著者・イラスト | ひろたあきら | サイズ | 19.7 x 0.8 x 19.7 cm |
評価 | ★4.5 |
絵本『むれ』の内容・あらすじ
【笑って、泣いて、勇気をもらえる】子どもがむらがる探し絵本
シンプルなテキストに、びっしり描き込まれた”むれ”。
ひつじのむれ、さかなのむれ……、とうめいにんげんのむれ?
だんだんかわった“むれ”が登場します。ひと味違った探し絵遊びができるこの1冊。
最後まで読み進めると、大切なメッセージに気づかされます。
大人も子どもも、多様性ある社会を生きるすべての人たちへ。アマゾンより引用
むれの中から1匹だけ、1人だけ、1つだけ違いを探して楽しめる探し絵本です。
しかし、ただの探し絵本ではないんです!とても素敵な見どころたっぷりでした♪
絵本『むれ』の感想・見どころ
- 違いを探すのが楽しい
- ユーモア溢れる
- ハッとする深さがある
- イラストが可愛い
- 多様性について学べる
<下につづく>
①違いを探すが楽しい
むれの中から、1匹だけ、1人だけ、1つだけ違うものを見つけるのが楽しい絵本です。
子どもたちも夢中になって違うものを探し、見つけた時は得意げな表情を見せてくれて、楽しく読んでいました。
②ユーモア溢れる
ページを読み進めていくと、「宇宙人のむれ」や「透明人間のむれ」など、ひと味違った探し絵があるのも面白いです。
③ハッとする深さがある
わたしが感動したのは、雨粒のむれの中に、誰かの涙が1粒混ざっているページです。
「なんで泣いているんだろう?」「みんなと違うことで、悲しい思いをしている人もいるかもしれないよね。」と、
ひと粒の涙の気持ちを考える想像力が膨らみます。
④イラストが可愛い
絵本「むれ」の著者はひろたあきらさんという芸人さんだそうです。
イラストはほのぼのした感じで可愛いです。読めば読むほど愛着がわく絵本。
⑤言葉の表現がGOOD!
文中に使われている言葉の選択も素敵だなと思いました。
「間違いを探してください」や「仲間はずれがいます」といったネガティブな表現がないんです。
違いを探し、違いを楽しみ、違いを受け入れ、違いを愛す。
子どもたちも自然とできている気がしました。
多様性について学べる
最後のページには「いろんな姿をしたアリ」がたくさん登場します。
オチどころとして「みんな違いを大事にしながら生きている」という核心的なメッセージが詰まっていると感じました。
絵本『むれ』の対象年齢
対象年齢は3〜5歳かなと思いますが、大人のわたしも楽しむことができました。
絵本『むれ』まとめ
この絵本には、違いを発見する楽しさ、想像を超える発想、ハッとさせられる描写がつまっています。
そして、根底には「人と違っていいんだよ」と多様性を伝えるメッセージがあると思いました。
何より、子どもたちが目を輝かせて心から楽しそうに絵探しをしている姿を見て、選んで大正解の絵本でした。
とてもオススメです!
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。
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