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まどぅーの2023年を振り返ってみる

2023年もついに終わりに近づいてきましたね。

今年は、子ども白書2023に「ふたりママ」としてのコラムが掲載されたり、日本帰国したり、タトゥーを入れたり、色々なことがありました。

さて、2023年のまどぅーの活動を以下の項目に分けて振り返ってみます。

  1. 仕事のこと
  2. パートナー・家族のこと
  3. 私生活のこと
 

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①2023年のまどぅーの仕事

2023年のわたしの仕事について振り返りたいと思います。

ダンスのお仕事

自宅のガラージに作ったダンススタジオで、ヒップホップを相変わらず教えています。

コロナ以降は以前からの生徒のオンラインレッスンメインになりましたが、

2023年は国際学校ピアソンカレッジの学校祭で、先生たち10人に振り付けをし、パフォーマンスしました。

ピアソンカレッジの生徒も、先生が踊っている姿を見て大盛りあがり!!

わたしも久しぶりに踊れて本当に楽しかった〜!その時のダンス映像はこちら▼

学園祭や結婚式での振り付け兼パフォーマンスの仕事や、

子どもの誕生日ダンスパーティーのお仕事もちょくちょくいただきます。

あと、仕事ではないんですが、自分の子たちに週一でヒップホップを教え始めました。

日本語でダンスを教えるヒップホップダンス教室を開こうかな〜と、色々考え中。

なかなかダンススタジオに力を入れられていないですが、2024年は夏にダンスサマーキャンプを開催したいなーと思っています。

ブロガーのお仕事

2023年は留学会社カナダコンパスさんでライターのお仕事をさせていただくようになりました。

主にカナダのLGBTQ+事情について書くのを担当していますが、他にもブログ全般の作業をしています。

例えば、こんな記事を書きました▼

合わせて読みたい

保育園のお仕事

働いている保育園では、カナダの祝日「ファミリーデー」に合わせて、家族の多様性を伝えるイベントを行ないました。

多くの絵本ではお母さん・お父さん・子どもがいる典型的な家族像のみが描かれていますが、

ふたりママとして子育てしていく中で、わたしたち家族がいない存在として社会から扱われている現状をどうにかしたい。

いろんな家族がいることを、幼い頃から子どもたちに伝えたい。

そんな思いから、わたしは2022年に絵本「かぞくです」を出版しました。

保育園で開催したイベントでは、

絵本「かぞくです」の物語に関連して「にじ色のたまご探し」のコーナーを作ったり、

感触センサリーコーナーを作ったりしました。

かぞくの多様性を描いた乳幼児向けの絵本なので、ファミリーデーに最適のイベントになりました!

ファミリーイベントの様子は別記事に書いていますので、ぜひ合わせてお読みくださいね。

②2023年のパートナー・家族のこと

続いて、2023年のパートナー・家族のことについて振り返りたいと思います。

家庭菜園を始めました

自宅の庭で家庭菜園を始めました。

右も左もわからない超初心者でしたが、思った以上に収穫できて嬉しかったです。

栽培したのは、ケール、トマト、パセリ、いちご、ジャガイモ、ビーツ、ビーンズ、にんじんなど。

梨の木から大量にとれた梨で缶詰も作りました。こんなふうに煮沸したら、

1年間は保存できます。

夢は1年間分の野菜を庭で育てること!半自給自足に憧れています。

自宅の小屋に絵を描きました

自宅の小屋に絵を描きました。

夏は毎日少しづつ描いていたのですが、本当に楽しかった。

タイムラプスにも残しました。

最後は家族の手形もペタっと。

2022年にカナダで家を購入したんですが、

家庭菜園をしたり、小屋に絵を描いたり、ガラージにダンススタジオを作ったりして、愛着あふれるお家になっていっているな〜と実感します。

故郷を思うと寂しい気持ちがないとは言い切れない。日本で暮らすことはもうないんだろうと思うと、心が少しざわつくけど、

でも、大好きな家族、緑に囲まれた家、ダンスと芸術があれば無敵なのでは。

丁寧な暮らしとは程遠いほどバタバタしている我が家ですが、

ささやかな幸せを感じ忘れずに暮らしていきたいなと思う2023年だったように思います。

日本に帰国しました

4年ぶりに日本に帰国しました。子たちは初の日本。コロナ以降、なかなか帰れなかったので…。

帰国したのは約2週間。あっという間だった〜。

行きの飛行機で出た機内食のパン。

子が「このパン、日本のおばあちゃんにあげようね」と食べかけのパンのかけらをポケットに入れたのには、びっくりしました(笑)

日本で過ごす時間は、ひと言で表すなら、「夢の時間」だった。

自分の育った場所に、子どもたちがいることが嬉しくて不思議で。

ディズニーランドも行って、

ミッキーにもハグしてもらって、

手持ち花火もして。

わたしが出版した絵本「かぞくです」を販売しているTUTAYAにも行きました。

美味しい食べ物に、日本に住む家族や友人との時間。最高な日々でした。

日本に滞在した2週間が「夢の時間」であったことには変わりないんだけど、日本に住んでいた頃を思い出すと、胸がギュゥっとなる。

もう戻れない日々を懐かしみ、でも、子たちのおかげで、もう一度幼少期を体験させてもらっているかのような気持ちになりました。

久々の再会も嬉しく。

まだまだ会いたい人も、行ってみたい人もいる。

子たちも楽しかったようで、カナダに帰ってからは「日本にまた行こうね」とよく話してくれています。

Photo by Muro

家族写真も撮ってもらい、大満足。

わたしの家族(Photo by Muro)

残念だったのは、時折くらうルッキズム。

「ちょっと太った?」と家族に笑われ苦痛。痩せていることが良いみたいな風潮。電車でも、脱毛・整形・ダイエットの広告。

こちらの絵本おすすめ。みんな色んな身体があって、どれも素敵なんだよと伝えてくれる絵本です。

お姫さまが好きな子の話

2023年で印象に残っている子どもの話をしたいと思います。

うちの子は、本当に本当に「お姫さま」大好きで、ハロウィンではドレスを着ました。

幼稚園では自分でお姫さまの絵本を作り、いろんな種類のお姫さまが描かれていました。

白雪姫、アリエル、ティアナ、シンデレラ、ラプンツェル、美女と野獣のベルなど。

↑子が描いた白雪姫

会う人会う人に「お姫さまが好きなんだ〜」となんの脈絡もなしに伝えるくらいお姫さまが好きなのです。

クリスマスプレゼントにはサンタさんに「お姫さまの人形がほしい」とリクエスト。

親戚中からもお姫さまのフィギュアをたくさんもらいました。

プレゼントをもらった時の満面の笑み、お姫さまを並べて毎日嬉しそうに遊ぶ姿。

本当にお姫さまが好きなんだなと。

今のところ、「男の子なのに変なの」と言われたことはないけれど、日常会話の中にはたくさんの「男の子だから」という言葉が飛び交っている。

そんな社会にもかかわらず、子は堂々と自分の好きなものを貫いていて、本当に眩しいくらいに輝いています。

双子のもうひとりは、おんなじように子育てしていても全くお姫さまには興味ないので、

子どもがどんなおもちゃで遊ぶか、どんな洋服を着たいか、どんな色が好きか、性別で決まるわけじゃないんだな、と改めて思う2023年でした。

「男の子だから・女の子だから」と何気なく言ってしまいそうになる時、少しだけ立ち止まってみてほしい。

③2023年のまどぅーの私生活

最後に2023年の私生活について振り返りたいと思います。

友人の死を5年越しに知らされる

私生活で印象に残っていることをひとつ書き残しておこうと思います。

わたしが17〜21歳ごろまで仲良くしていた友人が亡くなっていたことを知りました。

もう10年以上も前だけど、当時は、ほぼ毎日のように一緒に踊ったり出かけたりしていた。

大きな喧嘩もし、仲直りもしたけれど、わたしがカミングアウトできなかったことや世界一周の旅に出かけ、カナダに移住してしまってからは、疎遠になってしまっていた。

いつのまにか非日常になってしまった昔の生活に想いを馳せ、久しぶりに嗚咽をあげ泣いた日々を過ごしました。

ずっと会っていなかったとはいえ、どこかで幸せにしてくれていたらいいなと思っていたのは事実。

大きな喧嘩をしたあの日を境に、長い間、連絡しなかったことを後悔しています。

亡くなったからそんな綺麗事言えるのだと、都合がいいと、思われても、わたしの人生最大の後悔

若かったと言ってしまえばそれまでだけれど、許しあうことって大切なんだと、人生の教訓にして、また日々を生きていくしかないのだろう。

もし、自分の周りで、しばらく連絡取ってないな、元気かなと思う人がいたら躊躇せずに連絡を取ってみてほしいです。

タトゥーを入れました

2023年の誕生日にタトゥーを入れました。

わたしたちの婚約指輪のデザインと、子たちの名前の意味が入ったデザインに。

このタトゥーを見ると、家族がいつも自分を支えてくれていると思える。

「親からもらった身体」とか「恋人の許可が必要」という所有物概念はカナダにはない。

「自分の身体は自分のもの」という考えがカナダの好きなところのひとつです。

子ども白書にコラムが掲載されました

2023年7月に刊行された「子ども白書2023」に、わたしのコラムが掲載されました。

ふたりママとして日々感じていることや、絵本「かぞくです」出版への想いを寄稿させていただいたので紹介します。

寄稿したコラムは以下3つの構成で書いています。

  1. LGBTQ+の親のもとで暮らす子どもたち
  2. ふたりのママがいる子どもたちの親として
  3. 絵本「かぞくです」に込めた思い

「子ども白書」は当事者・市民・行政・専門家・教育者などさまざまな方が執筆しています。

すべての子どもたちが安心して幸せに生きるために今の日本社会に何が足りないのか?何が必要なのか?

そんなことを学べる良書です。

まどぅー

著者割もできますので、お気軽にお声かけください。

トランスジェンダー人権を守るデモに行きました

カナダで行われた「Trans rights Human rights」に行きました。

トランスジェンダーの人権を守るためのデモです。

LGBTQ+フレンドリーとして知られるカナダですが、日本と同様にトランスジェンダーに対するバッシングも激化した1年となり、関連したイベントが多く行われました。

「2023年になってもデモをしているのが信じられない」と書かれたプラカードを持つ人もいて、本当にその通りだな…と思いました。

カナダでもまだ活動は続いていきそうです。

多様性ビジーブックの販売を始めました

「多様性ビジーブック」のPDF販売を開始しました。

「多様性ビジーブック」とは、LGBTQ+、人種、障がいの3つの構成から作られている多様性を学べる知育教材です。

↑多様性ビジーブック中身

ようやく形になって嬉しい限り。

ご興味ある方は、別記事に詳しく内容や料金を書いていますので、合わせてお読みくださいね。

絵本制作秘話がインタビュー掲載されました

絵本制作会社がっぷりさんから、絵本「かぞくです」の制作秘話をインタビューしていただきました。

こちらのリンクからお読みいただけます。

絵本「かぞくです」についてはこちらの記事にまとめています▼

\購入はこちらをクリック/

2023年のまどぅーの活動まとめ

2023年は4年ぶりに日本に帰国できて本当に良かったです。

感情面ではツライこともたくさんありましたが、また前を向いていきたいと思います。

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