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【けじすべ訴訟】日本で同性婚が必要な理由。認めるべき理由と認められない理由とは?(同性婚裁判)

まどぅー
カナダで同性婚をした、まどぅー(@madocanada)です。

2019年2月14日、同性婚を求める13組の同性カップルが、国を一斉提訴しました。

いわゆる同性婚裁判とか同性婚訴訟です。

今は名称が変わって、「結婚の自由をすべての人に訴訟」、略して「けじすべ訴訟」と呼ばれています。

求めているのは「婚姻の平等」です。

わたし自身も2016年にカナダで国際同性婚をしました。

なぜわたしたちが日本で同性婚を必要としているのか。

この記事ではそのことについてお話しさせてください。

 

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10組以上の同性カップルが国を提訴

婚姻の平等を求めて同性カップル13組が国を提訴しました。

提訴日は2019年2月14日のバレンタインデー。

全国4カ所の地裁となります。

まどぅー
全力で応援しています!

なぜ同性間の結婚を認める必要があるのか?

わたし自身、LGBT当事者として「結婚しなくても好きな人と一緒にいるだけじゃダメなの?」と言われたことがあります。同棲できればいいじゃんと。

2016年に結婚式を挙げましたが、式前には「結婚式は大きくしなくてもいいんじゃない?」と言われたこともあります。

異性カップルだったら絶対に言われないことですよね。

同性婚が認められると、既に制度がなくて困っている人が平等な権利を得ることができるようになるんです。

理不尽なことや不平等なことがあるので、具体的に例を挙げていきますね!

①病院で面会を拒否される

パートナーが病気や事故で意識不明になった場合、書類にサインをすることができません。

法的に家族として認められていないので面会拒否をされることもあります。

たとえ10年以上寄り添ったパートナーだとしても、法的に証明するものもありません。

一部の地域ではパートナーシップ法が発行されていますが、法的拘束力は全くないんです。

例えば、パートナーが病気で意識不明になった時、結婚していれば家族としてようすを見守り、医者から話が聞けます。しかし、同性カップルは「法律上の家族ではないから」と拒否されることがあります。
日本でも同性婚を!だれもが「愛する人との結婚」を選べる社会にするために、私たちの訴訟を応援してください!より引用

②マンションの入居を拒否される

物件のオーナーを対象にした調査では、同性同士の入居に否定的な回答が半数ほど。

特に男性カップルの場合は47%が入居拒否の要因になることがわかりました。どうするLGBTの住まい確保より)

実際に練馬区在住の当事者の男性2人が「家族ではない」として、なんども断られたんですよ。

住まいの確保ができないのは死活問題ですよね…。

<下に続く>


③外国人パートナーの配偶者ビザがおりない

日本人と外国人の同性カップルの場合、配偶者ビザがおりないので、一緒に暮らすことができないんです。

異性同士の国際結婚だったら配偶者ビザはおりるのに…。

わたしのパートナーは外国人(カナダ出身)です。

パートナーのキムは配偶者ビザを取得することができないので、わたしたちが日本で一緒に暮らすことは不可能なんですよ…。

そもそも選択肢がないので「平等」とは言えないと思っています。

まどぅー
制度を整える必要があります。

パートナーが外国人だった場合、男女であれば結婚することで、日本にいる資格をもらえます。しかし、同性カップルは結婚ができないので、仕事を失った場合に一緒に日本で暮らすことができません。
日本でも同性婚を!だれもが「愛する人との結婚」を選べる社会にするために、私たちの訴訟を応援してください!より引用

④財産や遺産相続ができない

パートナーの急逝後、遺産が相続されなかった事例が2018年にありました。

同性同士での生活を40年以上続けてきたのに、以下のことが起こったのです。

  • 共に築いた財産が相続されなかった
  • 火葬に立ち会う機会を拒否された

ちょっとヒドすぎませんか…。

どれだけ長く連れ添っても「相続する権利が与えられない」なんて。

財産や遺産だけでなく、社会保障、税制などの法的保護もありません。

お金のために結婚するわけじゃないですが、共に生活をしていくうえで大事なこと。

パートナーが亡くなった後に遺産が相続されなかったので、住む家を失ってしまった人もいます。

どれも異性カップルだったら当たり前に法で守られていることですよね。

ちなみに日本のパートナーシップ法は相続権などは付与されていないんですよ。

もう議論を重ねる必要はなく、平等な権利を与える段階なのは明白です。

⑤子どもの親権や養育権が認められない

日本でも既に同性の親を持つ子どもたちがいます。

しかし、同性婚ができないので、血の繋がりがない方は法的に親になることができません。

法律では血縁を重視されることが多いためです。

例えば、「子どもと血の繋がりがあるパートナー」が亡くなった場合。

血の繋がりがない方は戸籍上の親子関係が認められていないので、子どもと離れ離れになる可能性があるのです。

それまで一緒に子育てをしていても…。

また、子どもが病気の場合には付き添いや面会を拒否されることもあります。

同性パートナーとして一緒に子どもを育てているなら、どちらの大人にも子どもの親権や養育権を認める必要があります。

まどぅー
異性カップルの場合だったら共同で親権を持てるわけですからね!

同性の親を持つ子どもたちは制度がなくて困っています。

同性婚が認められたら、異性カップルと同じように生活できるのです。

わたし自身、2019年に双子の親になりました。子どもを持つ親として一刻も早く解決してほしい課題です。

わたしが住んでいるカナダでは同性同士の親は両方に親権があります。

LGBT当事者が親になる方法については別記事にまとめています▼

LGBTが子どもを授かる方法 | 同性同士でも親になることが可能だよ〜。

⑥その他にも

色々と例を挙げましたが、他にもこんなものがあります▼

  • 職場での結婚一時金が支給されない
  • 携帯電話契約の際に家族割引が適用されない
  • 民間サービスを受けられない
  • 同性パートナーを生命保険金の受取人にできない
  • クレジットカードの家族カードを作ることができない など

同性カップルの直面する法的問題より引用

日本で同性婚が認められない理由は?

上記の理由は同性婚が実現すれば一瞬で解決できる課題です。

「結婚制度」は共に生きたいと思ったふたりが、安心して生きていくためにあります。そのための権利や保証ですよね。

メリット・デメリット以前に当たり前の権利としか言いようがありません。

幸せな人が増えるのはもちろん、LGBTの自殺率も減ることに繋がっていくはず。

それでも日本が同性婚を認めない理由ってなんなんでしょうね?

けじすべ訴訟は継続中ですが、すでに2つの解答を国から出されました。しかし、いずれも納得いかないものばかり。

①伝統的な結婚制度が破壊されるから

まどぅー
伝統的な家族ってそもそも何ですか?と問いたいですね。

お父さんがひとり、お母さんがひとり、男の子がひとり、女の子がひとりいる家庭?

シングルマザーやファザー、祖父母に育てられている子ども、里親や養子、LGBTの親を持つ子ども。

どれも家族のあり方ですよね。それに、こうした家族はもうすでに存在しているわけで、制度が整ったら守られる家族がいる。

「こういう家族が幸せ」なんて他人から決められることではないし。

選択的夫婦別姓でも同じような解答をしていましたね。苗字が違うと家族が崩壊するから別姓は認めないと。

差別をなくすことや平等な人権を与えることが、どうして「家族制度を崩壊させる」という考えになるのか全く理解不能です。

日本の総理大臣が「多様性を認める日本社会を!」なんてスピーチで発言していましたが、実際にやっていることが真逆の政治なのはなぜ…。

憲法って国民の人権を保証するものであるはずなのに。

②結婚制度は「子孫繁栄」のためだから

結婚・婚姻制度は「子孫繁栄」のためという解答に思わず絶句しました。

同性婚反対の理由として、「同性カップルは子どもを作れないから結婚してはいけません」というのが理由なわけです。

結婚したからって子どもがいない夫婦なんて大勢いますよね。高齢で再婚する人もいますし。

まどぅー
「子どもを産み育てること」けが結婚じゃないんですよォォォ。

人間の価値を生産性ではかられる筋合いもないわけで。

というか、同性カップルだけど、我が家は子どもいるし!!って思わずツッコミたくなります。

同性婚を認めたら少子化に繋がるのでは?という意見もありますが、そんなデータはどこにもありません。

カナダでは2005年から同性婚ができますが、少子化には繋がっていないんです。

同性同士で子どもを持つ家族がすでにいることからも、結婚制度と少子化は全くの別問題ということも理解しておかなくてはいけません。

同性婚が認められている国・認められていない国

先進国で同性婚ができないのはイタリアと日本だけなんです…。

イタリアでは同性婚できませんが、結婚同等の権利を認める「シビル・ユニオン」が2016年にできています。

「シビル・ユニオン」では、パートナー死去時の年金受給や遺産相続などの権利が認められています。

いっぽうで、日本の「パートナーシップ法」は、パートナー死去時の年金受給や遺産相続の権利が認められていません。

関連記事▼

先進国でありながら同性婚ができないのは日本とイタリアだけ。

同性婚ができる国とできない国は別記事にまとめました▼

同性婚ができる国は世界で何カ国?死刑になる国も存在します。

同性婚の実現を賛同&応援する方法

愛する人同士が同じ国で暮らせるように、

パートナーや子どもの命に関わる時にそばにいられるように、

同性同士でも安心して暮らせるように、

ぜひ、応援してほしいんです!!

今はコロナウイルスで裁判が止まってしまっていますが、再開した際には裁判の傍聴に行ってほしいです。

「自分には関係のないこと」って思わずに…。

とはいえ、同性婚訴訟とか裁判とか、はたまた国を提訴!なんて日常では滅多に使わないパワーワードを聞くと、

ちょっと身構えちゃいますよね?

でも、この訴訟の原告のひとりである「おのはる」さんの意見陳述を聞くと、なぜ日本で婚姻の平等が必要なのか理解できます。

「おのはる」さんが執筆した書籍「母ふたりで“かぞく”はじめました」は超オススメなので、ちょっとでも気になるな〜という方はぜひ読んでいただけたら嬉しいです!!

おのはるさんの「母ふたりで“かぞく”はじめました」を読んだ感想!

愛する人を愛せますように。

以上、まどぅー(@madocanada)でした。

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