夢を叶えるなら今しかない。あのとき夢を諦めていたら出会うことはなかった兄弟ダンサーの話

ダンススタジオをオープンして10ヶ月ほどが経ちました。オープン初日からずっと兄弟でレッスンに来てくれていた二人がいます。

まどぅー

もし、あの時、スタジオを持つことを決断できずにいたら二人には出会えていなかったんです。夢を叶えるなら今しかない。今日はそんなお話。

 

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ダンススタジオのオープン初日からいた二人

カナダにダンススタジオをオープンした初日からずっとレッスンに来てくれていた兄弟がいました。
 
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彼たちがスタジオに来た日のことは、今でも鮮明に覚えています。二人はお揃いのTシャツにお揃いのスウェットパンツでお母さんと来てくれたんですね。

最初は緊張していた彼らだけど、オープンレッスンが終わると、「来週も来るからねー!」と元気で帰っていった二人だったんですよ!

毎週会うたびに少しづつ性格がわかってきました。

弟のリーバイは好奇心旺盛で人懐っこく、兄のトゥリスティンは面倒見がいい穏やかな性格だということ。

彼たちのお母さんのアンバーは超フレンドリー!明るくて、仲良くなるのに時間はかかりませんでした。

左:弟のリーバイ 真ん中:妹のハレナ 右:兄のトゥリスティン (Photo by Tanabe+Photography)

兄とタレントショーに出演することに

スタジオをオープンしてからしばらくして、ある日のレッスン終わりにトゥリスティン(兄)が勢いよく私に駆け寄ってきてこう言いました。
トゥリスティン

今度、学校でタレントショーがあるんだ。僕はまどぅー(私)と踊りたい!一緒に踊ってほしいんだけど! 

まどぅー

学校の先生に聞いてみて、もし大丈夫だったらいいよ! 

後日、学校の先生から許可をもらってきた彼は嬉しさを隠せない様子で「一緒に踊ろうね!」と言いました。

弟のリーバイは親友のエヴリーと踊ることを決め、他にスタジオに通ってきてくれている子どもたちも各自でチームを組んで出演することが決定!

彼らの好きな動きを盛り込んだかたちで、チームごとに振り付けを考え、それぞれ練習を重ねていくことに。

左:兄のトゥリスティン 右:弟のリーバイ (Photo by Tanabe+Photography)

迎えたタレントショー当日

会場は学校の先生、みんなの家族や友達で賑わっていましたねー。
 
会場が暗くなり、タレントショーが始まると、家族が自分の子ども以上にそわそわしているのがわかりました。

という私も、みんなの親以上にドキドキしましたよ!

振り付け覚えているかな、緊張しているかな、がんばれ〜って。終始そんなことを思いながら、それぞれのチームが舞台で踊る姿を見守りました。

なんかもう一気にたくさんの子持ちママになった気分で。

私が担当したチームは全部で5チームでした。(そのうちの一つは私とトゥリスティンのチーム)

⬆︎The Boysという生徒が作ったダンスチーム

踊る出番が近づいたので、私とトゥリスティンは舞台袖に移動。

彼は緊張した様子を見せつつも、どこか嬉しそう。本当に踊ることが好きなんだって感じたんですよね。

出番を待っていると彼は私にこう言いました。

トゥリスティン

まどぅー!踊る前にマイクで「まどぅー」のことを学校のみんなに僕から紹介するから。

オッケーと私は軽く頷き、ステージへ向かう彼の後を追いました。

彼が全校生徒と家族、先生たちの前でこう紹介してくれたんです。

僕のダンスの先生を紹介します。

まどぅーは僕の大好きな先生です。

彼女は僕のことを助けてくれました。

《タレントショー映像》


 
踊る前から胸がいっぱいになりました。「好きな先生」って紹介されることがどれだけ嬉しいか。
 
私たち大人や先生は「教える側」だと思い込んでいるけど、そうじゃない。子どもたちから学ぶことの方が圧倒的に多いんですよね。
 
こんな経験をさせてくれてありがとう。
 

⬆︎タレントショーにて

突然の別れ

タレントショーが無事に終わり、通常レッスンへと戻ったある日、アンバー(兄弟のお母さん)からこう告げられました。

2ヵ月後に転勤でニューヨークに引っ越すことになったの。

本当にショックだった。

せっかく出会えたのに。お別れしなきゃいけないなんて。

でも、残りの2ヶ月間で、夏のサマーキャンプとミニ発表会を一緒に過ごすことができたんです。

スタジオのミニ発表会では、兄弟で息の合ったルーティーンを披露してくれました。

⬆︎左トゥリスティン、右リーバイ(Photo by Tanabe+Photography

フリースタイルでは観客を沸かせ、

⬆︎弟リーバイ(Photo by Tanabe+Photography

最後までダンスを好きな気持ちを持っていてくれたんですよね。

⬆︎サマーキャンプにて(Photo by Teddy Photography 20)

家族そろって時計をプレゼントしてくれた

彼らのレッスン最後の日に、彼たちのお母さん(アンバー)とお父さん(レイ)がスタジオに挨拶に来てくれました。
 
ありがとうのお手紙と、プレゼントを持って。
 
スタジオのみんなも何が袋に入っているのか気になっている様子。
 

⬆︎みんなに囲まれてプレゼントを開ける

なんと、プレゼントしてくれたのは、スタジオのロゴ入りの時計だったんです!

⬆︎ずっと支えてくれた家族が時計をプレゼントしてくれた

わざわざ特別オーダーして作ってくれたそう。本当に嬉しかった。

ダンスを彼たちが続けてこれたのも間違いなくこの両親のおかげ。支えてくれる家族がいるから習い事ができる。

それは私もずっとバレエやダンスを習ってきたからよくわかるんです。

毎週会うと明るくポジティブに私のことも支えてくれた。

さよならは辛いけど、スタジオのスタート時期に出会えてよかったって改めて思う。

本当にありがとう。またいつか一緒に踊ろう。

⬆︎最後にみんなで一枚

夢を叶えるなら今しかない

ダンススタジオを持つのがあと1年遅かったら私はこの兄弟には出会えてなかったんですよ。
 
1年遅かったらニューヨークに引っ越した後だったから。
 
もしあの時、自分の可能性に賭けることができずにスタジオを持つという夢を諦めていたら。
 
もしあの時、「リスクが高いから無理だ」と思っていたら。
 
もしあの時、「生徒が何人来るかわからないから」と辞めていたら。
 
もしあの時、「来年でもいいや」と思っていたら。
 
あのタレントショーでの出来事は私の人生に起こらなかったかもしれない。彼らの人生に私は存在しなかったかもしれない。
 
カナダに来たこと、このスタジオにひとめ惚れしたこと、こんな未来が待っているなんて思ってもみなかった。
 
たくさんの「もし」が頭の中を駆け巡ったとしても、やりたい理由が1つあるなら十分なんだって思うんです。
 
夢を叶えるなら今しかない。
 
出会ってくれてありがとう。
 

左:トゥリスティン 真ん中:わたし 右:リーバイ(Photo by Tanabe+Photography

まどぅー
これからもこのスタジオは様々なストーリーが刻まれていくと思います。スタジオのFacebookページができました。応援よろしくお願いします♪
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