わたしがLGBT+当事者であることを最初にカミングアウトしたのは2014年。
いつのまにか6年が経過していました。
本来ならカミングアウトをしなくてもいい社会があるべきなのですが、まだまだ「異性愛前提の会話や制度」が圧倒的に多いのが現実ですよね。
自分らしく生きるためにカミングアウトをするべきか、
拒絶されたり差別されるリスクを考えてカミングアウトをしないべきか。
この記事ではLGBT+をカミングアウトすることのメリット・デメリットをまとめてみました。
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カミングアウトをするメリットは?
カミングアウトをするメリットを思いつく限り挙げてみました。
- 異性愛者のフリをしなくていい
- 本当の自分でいられるのでストレスが減る
- 受け入れてもらえた相手と心から繋がれる
- パートナーや子どもの話ができる
- 自分以外の当事者やLGBTフレンドリーの友人が新しくできる
- LGBTを身近に感じてもらえる
- 悩めるLGBT当事者に勇気を与えられる
- 会社によっては福利厚生や制度が受けられる
わたし自身、カミングアウトをするようになってから上記のメリットをひしひしと感じています!!
まず、異性愛者のフリをする必要がなくなったので自分のパートナーや子どもの話を周囲にできるようになりました。
わたしがカミングアウトする理由のひとつにも「子どもたちに嘘をつかせたくない」「ふたりの母がいることを誇りに思ってほしい」というのがあります。
自分の周囲の人とプライベートな話をできるのは嬉しいし、カミングアウトした相手とも心から繋がれていると実感できるようになりました。
またLGBTフレンドリーな友人と新しく出会えたり、他のLGBT+当事者との繋がりも深まりました。
オンライン上(主にツイッター)でも応援してくれる人が増えましたね。
あと、ブログやツイッターで顔出しで公表していることもあり、悩めるLGBT当事者に勇気を与えられる存在になれていると実感しています。
「自殺しようと思ったけど、まどぅーさんのブログを見つけて思いとどまることができました」というメッセージをもらい、
カミングアウトしていて良かったなと心底思いました。
最近はLGBTフレンドリー企業も増えてきているので、会社によっては同性カップルでも福利厚生や制度が受けられるというメリットもありますね。
カミングアウトをするデメリットは?
続いてカミングアウトをした時に起こり得るデメリットも挙げてみました。
- 親・家族・友人から拒絶される可能性がある
- 親からの経済的援助を失う可能性がある
- 職場で降格させられるなどSOGIハラスメントの対象になり得る
- アウティングされるリスクがある
- 差別や嫌がらせ、誹謗中傷にあうリスクがある
最近はLGBTの正しい知識が広まってきたので、肯定的な考えを持つ人が増えてきたようにも感じますが、
それでもまだまだ偏見はありますよね。
カミングアウトの難しさは「身近な人に受け入れてもらえるかわからない」ことです。
親・家族・友達から拒絶されたり、嫌がらせやいじめ、虐待を受ける可能性もゼロではありません…。
何気ない会話の中でSOGIハラスメントの対象になったり、アウティングされるリスクもありますね。
キラキラした成功談ばかりではないのが現実です。
それでも断言したいのが、離れていく人が一定数いたとしても、必ず味方になってくれる人も出てきます。
<下に続く>
カミングアウトのメリットとデメリットまとめ
カミングアウトにはメリットもあれば、デメリットもあります。
わたしはカミングアウトしたことに後悔はないですが、人それぞれ環境が全く違うので「カミングアウトした方がいい!」とは思いません。
カミングアウトをすると決めた人には全力で応援したいし、
カミングアウトをしないと決めた人生もまた尊重したい。
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。
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