ビートたけしの発言が話題になっていますね。
番組「チマタの噺SP」でスキージャンプの高梨沙羅選手に「整形」、フィギュアスケートの羽生結弦選手に「ホモ」などと発言しました。
日本のバラエティ番組って人をけなして笑うだけです。失礼極まりない人が蔓延しているなと感じます。
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ビートたけしの問題発言
発言した言葉の中で酷いものを取り上げてみます。
①こいつら全員ホモだろ
スポーツ界のパワハラ問題を語る場面で失言が出ました。
アメフト部の元監督、理事長、コーチの3人について「こいつら全員ホモだろ、3人とも」と、ビートたけしが言い放ったのです。
続けて「内田監督も独身らしいよ」と。
まず「ホモ」という言葉自体が、当事者を中傷したり差別するときに使われてきました。なので、侮辱に当たる差別用語になっているんですよ。
「ホモ」が良い意味で使われたことはありません。
これだけLGBT+当事者が声をあげる時代になっても、こういう番組がなくならない限り苦しむ当事者は多い。
人をさげすむネタで笑いにつながるとまだ思っているのかなー。
「独身=ゲイ」という考えも浅はかすぎます。
②これはホモだろ
「男が男に興味を持ったら大変」などゲイの当事者を愚弄する『ホモネタ』で勝手に盛り上がり、当事者を小馬鹿にしながら話を進めていました。
ビートたけしが羽生結弦選手のことを「これはホモだろ」と言い、鶴瓶が「違う」とするくだりもありました。
そんな情報どこにもないのに勝手に人のセクシャリティを決め付けて発言するのが失礼極まりないですよね。
性自認・性的指向は目に見えません。だから「違う」と力強く否定する鶴瓶の対応にも違和感がありました。
なぜなら、羽生選手がゲイ当事者であっても非当事者であっても不快になる発言なんですから。
<下に続く>
ツイッターの声
芸人って「人を笑顔にする素敵な仕事」だと思ってたんですよ、ちょっと前までは。
でも最近思うのは、「人を馬鹿にして笑いをとる仕事」なんだなと。
ツイッターでも話題になっています。
もし自分がカミングアウトしてない時にこんなこと言ってくるおっさんが、「流石!たけしさん!」って賞賛されてたら本当に辛いと思う。非当事者だとしても「ホモだろ」とか、他人にセクシュアリティを決めつけられるって不快だよ。挑戦する人に投げかける言葉ではない。https://t.co/E7e1O7QVOX
— 星 賢人 Kento Hoshi (@kentohoshi) 2018年12月28日
たけしも未だにホモネタ、ハゲネタで笑いにつながると思うなら平成と同時に退場してほしい。
こうした発言が間接的にLGBTの命を奪ってるのに、誰もたけしに足を踏まれて笑いものにされる筋合いはない。
— Egg White (@virgin_abloh) 2018年12月28日
ビートたけし…整形だとかホモとか、果てしない暴言で芸能人でもない若者を貶して笑いをとろうというのが時代錯誤
聞いてて面白くないどころか不快なだけやん
ニュース7daysでもいつも何言ってるか分かんないし(内容も)(そして滑舌悪すぎ)スタジオもお愛想で笑っとるやん
引退しなはれ— ノア❄️✨#GetWellSoonYuzu (@noa996blue) 2018年12月29日
このようにツイッターでも多くの人が言及していました。
人を傷つけている自覚がない
2015年には一橋大学のゲイ当事者がアウティングを受けて自死する事件もありました。
苦しんでいる当事者と、LGBTを笑いにする無知な人の間には明らかにギャップが生じていますよね。
無意識的に人を傷つける言動はマイクロアグレッションと呼ばれています。
マイクロアグレッションは発言する側に悪気がないのが特徴。その上、相手の傷を過小評価する癖があります。
不特定多数が見るテレビという公共の電波を使って、偏見を植え付けてくるのは許しがたい行為です。
マイクロアグレッションを平気でする番組は数え切れないほど多いです。
番組に意見をメールできる
いまだに人をけなすネタで笑いが取れると思っているのには呆れてしまいます…。
製作者側の姿勢にも問題があるし、放送するテレビ局の責任が問われるのではないでしょうか。
番組スポンサーも内容をきちんと把握していないのが残念でなりません。
テレビ東京へのご意見・ご要望は下記からできましたよ〜▼
→番組名「チマタの噺」について意見をメールしてみる
このような番組が少しでも減ることを願います。
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。