モンテッソーリ教育の5分野のひとつ「日常生活の練習」に使える教具や道具をまとめました!!
参考になれば嬉しいです。
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モンテッソーリ「日常生活の練習」とは?
子どもは1〜3歳になる頃には大人のすることを真似したがるようになります。
大人が何気なく目的のためにしている行動が、子どもには新鮮に映るんですね!
ドアを開ける、物を落とす、瓶のフタを開ける、シールを剥がす。
とにかく何でもやってみたがる時期。
もう少し大きくなってくると、大人がアイロンがけをしていれば「わたしもやってみたい!」と、キッチンで包丁を使って料理をしていれば「切ってみたい!」と。
「危ないからだめ!」と子どもの意欲を失わせてしまうことは避けたいところ。
日常生活の練習は子どもが自立するための第一歩だからです!!
自分への配慮
自分自身のために行なう日常生活は「自分への配慮」と呼ばれます。
- 自分で衣服を脱着する
- 髪の毛をとかす
- 手を洗う
- 歯を磨く
モンテッソーリ教育では、日常生活で行なう動作をなんども練習できるように、教具や道具があります。
<下に続く>
着衣枠
こちらはリボン結びやボタン、ジッパーなどの6種類の練習ができるセットです。
自分で洋服を着られるようになったり、器用にて先を動かせるようになるのでオススメ教具。
ひもとおし
ひもとおしは、文字通りブロック穴に紐を通す遊びですね。
ゆび先を使うだけでなく、集中力を高めたり、視覚の発達を促します。
小さいピッチャー
モンテッソーリには「あけうつし」と呼ばれるお仕事があります。
まずは2つのピッチャーを準備。片方に豆や水を入れ、もう片方に移す作業のことです。
プラスチックではなく本物の陶器やガラス製のものを準備するのが基本です。本物に触れさせてあげるのが大事なので。
「大きいビーズ→あずき豆→お米→水」の順番に難易度をあげていくのがいいですね。
台拭きをそばに置いておきます。水をこぼしたら自分で拭けるように。
環境への配慮
環境を美しく整える日常生活は「環境への配慮」と呼ばれます。
例えば以下のようなもの。
- 動植物のお世話
- 洗濯、掃除
- アイロンをかける
- 室内を掃く
- 野菜を切る など
小さいホウキ
こちらは教具ではないですが、子どもでも使える小さなホウキです。
子どもが届く高さや、取りに行ける場所にお掃除セットを設置しておきます。
「掃除しなさい!」なんて怒らなくても、「机に消しゴムのカスがあるね。どうしたらキレイになるかな?」と問いかるだけで、子どもは何をすればいいかわかるんですよね。
台拭きやバケツも一緒にあるとグッド。
洗濯版
モンテッソーリ教育では洗濯には洗濯板を使います。
ゴシゴシ洗ったり、絞ったりする動作が子どもにとっては楽しいんですよ♪
- 動きの獲得
- 子どもが夢中になる
あくまで上記2つが目的です。
運動の敏感期だからこそ、ゆび先の細かい運動やてくびを使う運動を増やしてあげましょう。
包丁
「子どもに包丁なんて持たせて大丈夫?」と思う方もいますが、モンテッソーリ教育では子どもが本物を使って自分で体験することが大事です。
さらに「子どもに包丁を持たせるのは危ないからプラスチックのものでいい」なんて考えは逆に危険です。
切れ味が悪い包丁は、かえってケガのもとになることがあるんですよ。
「やってみたい!!」と子どもが言った時に環境を整えておく。
「危ないからダメ、邪魔だからあっち行って」と除け者にされたら、そのうちに興味がなくなってしまいます。
- 使い方を丁寧に教える
- 最初はてを添えてサポートする
- そばで見守る
- バナナやきゅうりなど簡単なものから
「本物かつ子どもサイズ」で環境を整える!
モンテッソーリ教育では全て子どもサイズの生活道具を揃えてあげます。
そうすることで、大人のてを毎回借りなくても自立に向かっていけるし、精神的安定にも繋がると言われています。
日常生活で子どもにできないことがあるのなら、環境を見直すタイミング♪
子ども用の踏み台
トイレや洗面台が使えるように台を設置したり。
洋服棚
子どもが届く位置に洋服があれば、自分で洋服が選べる!
まとめ
この記事は、モンテッソーリ教育の5分野のひとつ「日常生活の練習」についてまとめました。
そんなに難しい準備はないので、家庭でもすぐに環境を整えることができます。
✔おままごとではなく、本物を。
✔子どもサイズを準備
「運動の敏感期」と呼ばれる時期にたくさん本物の体験をさせてあげたい!
以上、まどぅー(@madocanada)でした。