先日から遂にブレイクダンスのレッスンが始まりました〜!
スタジオを運営する側として思うんですが、ダンスインストラクターを見つけるのって大変なんですよね。
しかし、ひょんな出会いからスタジオでブレイクダンスのレッスンを定期的に行なえることになったんです。
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ブレイクダンスが好きな男の子
スタジオをオープンしてからずっと通ってきてくれている男の子がいるんですが、彼は大のブレイクダンス好きなんですよ!
1年に1度だけサマーキャンプという形で外部講師を呼んでブレイクダンスレッスンを行なうようになりました。
が!
どうにかして彼のためにブレイクダンスのレッスンを定期的に行えたらいいな〜と思っていました。
わたしはヒップホップ講師なので、ブレイクダンスの講師が必要だったんですよね。
ダンススタジオとインストラクターの現状
沢山のスタジオがダンスインストラクターを探しているはずなのに、「良いインストラクター」に繋がらないっていう現状があります。
当たり前なんです。
スタジオによって求めているダンスインストラクター像が違うから。
「良いインストラクター」の定義がスタジオによって全く異なるんです。
ダンサーのゴルフ(@bboy_golf)さんはこんなことを言っていました。
全員が全員、超絶スキルのトップダンサーを求めてるわけではないんです。
- 近所に住んでるその街を愛している人
- とにかく子供が大好きな人
- 名は知られてないけどドープなダンサー
- 体育会系の熱くて厳しい先生
- 技術も大事だけど、衣装やファッションとしてトータルで考えてるダンサー など
スタジオも各スタジオいろんなスタイルで、いろんな考えで経営されています。
わたしが求めていたダンスインストラクター像
わたしが求めているブレイクダンスのインストラクターはこんな人でした。
- カナダのビクトリアに住んでいる人
- 地域を活性化したい人
- LGBT差別をしない人
- 子どもが好きな人
ブレイクダンスを教えたことがあるかないかの経験は一切問いませんでしたが、上記のことが条件でした。
ビクトリアに住んでいない講師は、フェリーなどの交通費がかかるし車での送り迎えも必要なので現状難しい。特別ワークショップという形なら可能ですが、どう考えても定期的にレッスンを開講するのは不可能でした。
なので第一条件としてはビクトリアに住んでいる人でした。
さらにわたしのダンススタジオは村にあるので、「地域を活性化したい」って思ってくれている人に来てほしいという自分勝手な思いがありました。
わたしが手作りで始めたダンススタジオを大事にしてくれる人、村の子どもを愛してくれる人。
超絶スキルのトップダンサーが必要なわけではなかったんです。
あと、LGBT差別をしない人。
これがかなり重要でした。自分自身がカナダで同性婚をしていることもあるし、通って来てくれている子どもの中にはふたりのママがいる家庭があるからです。
LGBT当事者の親を持つ子どもの家庭。同性婚ができるカナダでは同性同士でも、養子縁組や精子提供、代理出産で子どもを持つ方が多くいます。
過去には「ブレイクダンス講師をしたい」と言ってくれたダンサーとの出会いもありましたが、LGBTに対する理解がなかったので考え直したことがあります。
当事者の子どもや親、家族にマイクロアグレッションをして傷つけてしまう恐れがあったからです。
変なこだわりは捨ててブレイクダンスを教えられるなら誰でもいいか・・と半ば諦めていました。
そんな中でのブレイクダンス講師との出会い
そんなある日、2018年2月に90年代ヒップホップイベントに参加しました。
1990年代に世に輩出されたヒップホップ音楽をDJが爆音で流すクラブイベント。
真ん中で数人のローカルダンサーとブレイクダンスを踊っていたのがガンボア(彼の名前)です。わたしも90年代のヒップホップ音楽の大ファンなのでクラブの真ん中で踊っていました。
そう、わたしたちはナチュラルにもクラブで出会ったんです!
彼がどんな人かもよくわからないまま、自分の直感だけを信じてこう言いました。
この直感が大当たりし、人としても講師としても尊敬でき、子どもたちからも大人気です!
子どもたちが楽しそうに踊っている姿は、こっちまで幸せな気分になりましたよ〜!
これからまたスタジオがどんどん活気づくといいなと思います。
レッスンの様子↓
まどぅー(@madocanada)よりお届けしました。