気づけばカナダ(ビクトリア)に住んで早3年のまどぅー(@madocanada)です!
住みやすい国ランキングで常に上位をキープするカナダですが、一体どんな国なのでしょう?
ワーホリに来る日本人留学生には是非知っておいてほしいし、移住先として考えている方にも参考になれば幸いです!
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1. 住むのに気温がちょうどいい(西海岸バンクーバー、ビクトリア)
カナダに住んでいるっていうと、「寒いだろうね〜」って言われるんですが、そんなこともないんですw
世界で2番目に大きい国なので、住んでいる地域によって1年の気温は異なります。
私が住んでいる西海岸のバンクーバー、ビクトリアの冬は他の地域より比較的あったかい。
たまに雪が降ったりもするので、東京の冬と同じくらいかと。
夏は、日本のように湿気が高くないのでカラッと爽やかです。もちろん北部は冬場になると、マイナス40度になることもあります。
2. 日本のように四季がある
「四季があるのは日本だけ」というのは大間違いですw
バンクーバーには約4万本以上の桜があるとも言われています。
夏はバーベーキューしたり海に出かけます。秋になると、メープル(楓)が秋色に染めてくれます。
冬はスキーやスノボーして楽しむ人が大勢いますね。
3. 大自然にあふれている
日本の都市部で大自然に触れることは難しいですが、カナダでは都市と自然がいい感じに融合されています。
どんなに大きな街でも車でたったの数十分ほどで、海、湖、山が壮大に広がるんですよ。
カラオケや遊園地などの娯楽施設がほぼないので、こっちで「遊ぼう!」と言ったら大概が自然と触れ合う遊びになるんです!
- ハイキング
- サイクリング
- カヌー、カヤック
- バーベキュー、ピクニック
- ロッククライミング
- スキー、スノボード、スケート
英語でハイキング(hiking)は、ガチめの登山、山頂をめざさないトレッキング、お散歩が含まれます。
ネイティブに「ハイキング行こうよ!」と誘われても、必ずしも登山とは限りません。
森のなかの小道を1〜2時間歩くのもハイキングと言うんですよ!気軽にハイキングできるのが魅力。自然には癒しの効果があるので、都会にいながらも「ストレス感じる人が少ない」のも納得です。
4. ホームスクール制度がある
「ホームスクール」という制度があります。
日本では、不登校というとネガティブなイメージしかないし、就職先に困ったりもしますよね。
でも、カナダではホームスクールが一つの選択肢として存在するんですよ。
どんなメリットがあるのかをまとめてみました!
- 子どもが学びたいことを学べる
- 国や自治体から支援を受けられる
- ホームスクールコミュニティがある
- 他の子より学力が高いや低いなど、自分のペースで勉強できる
- 「家が遠い」「持病がある」などの子どもの選択肢としてある
- 学習カリキュラムが提供される
- 「学校に行かないこと」にネガティブなイメージがない
5. 医療・教育費が無料
カナダ市民、カナダ永住権保持者は医療費が無料です。
「メディケア」と呼ばれる国民健康保険制度が確率されているからです。しかも1972年以降からカナダ全土で適用されているんですよ!
出産にかかる費用なども無料です。(眼科や薬代など一部、保険適用外もある)
ただし、手術など治療を受けるのに半年〜1年待ちだったり、かかりつけ医師が見つかりにくかったりというデメリットも。
そして、高校までは学費が無料なんです。(公立に限る)
私立高校に行く場合でも、年間カナダドルで$3000〜4000(日本円で20〜30万円ほど)です。
6. LGBTフレンドリーである
世界的にみてもLGBTフレンドリーとして知られている国です。
2005年からは同性婚ができるので、異性カップルと同様の権利がもらえます。
法が整備されたことで同姓カップルの子持ち世帯は増加傾向にあり、少子化が加速したという事実はありません。
ジャスティン・トルドー首相がみずから、差別を受けたLGBTコミュニティへ謝罪スピーチを行ったほどです!
私たちは皆、愛される価値があり、尊敬に値するのです。
若い方、お年寄りの方、カナダや世界のLGBTQ2コミュニティーのメンバーの皆さんへ
あなたは、愛されています。
以前に彼のスピーチを翻訳した記事はこちらから↓
日本ではプライドパレードですら、「LGBTを認めることを強制するな」などと冷ややかな反応があります。
「自分自身であることを心からお祝いする日」なんです。
そして、「あなた自身でいることを誰も否定しない日」でもあるんです。
踊ったり、仮装したり、演奏したり。
カナダのプライドパレードはこちらから↓
7. ふうふ別姓が認められている
「ふうふ別姓」も「ふうふ同姓」も認められています。
半数の女性は結婚したからといって、姓を変えません。
ケベックでも許可を得ると配偶者の姓を名乗ることもできます。自分で姓が選べるのは利点。
ブレンデッドファミリーネーム(Blended Family name)とは?
結婚した際に、自分の姓を名乗るか、相手の姓を名乗るか以外にも選択肢があるんですよ。
申請すれば、自分の姓と相手の姓を混合し自分で名字を作成することができます。
単純にいえば、鈴木と佐藤→新たな名字の「鈴藤」が可能ということ。
8. コモンロー制度がある
コモンローとは日本でいう事実婚、内縁のこと。
1年以上、共に同居しているカップルは結婚しているカップルと同等の法的権利がもらえます。
同棲をしているだけでなく、お互いの財産を共有していたり、家事を分担していることも含みます。
- 共有名義で家を借りることも可能
- 緊急時に家族として同意書にサインできる など
結婚せず、コモンローとして子どもを一緒に育てるカップルもたくさんいますよ!
家族のかたちは様々です。
9. 多様な人種、文化がある
1971年に「多文化主義政策」(multiculturalism)を導入しています。
現在は200を超える民族が生活しているんですよ!移民以外でも多くの難民も受け入れているために多民族社会なんです。
人種、宗教、性別、民族、肌の色、文化的背景、様々なことが異なる人たちがカナダに住んでいます。
見た目は完全に日本人(両親が日本人)で、姓が「Suzuki(鈴木)」や「Sato(佐藤)」でも日本語は話せないという方もいます。日本にもいますよね。見た目はハーフだけど、全く英語が話せないとか。
外見で人を判断することがマイクロアグレッションに繋がっているんです。
肌の色と出自が一致しない人は山ほどいます。
差別が全くないわけではないですが、比較的少ない。お互いの違いを認め合いながら暮らしているんです!
10. 日本人コミュニティがある
バンクーバーやビクトリアなどのBC州をはじめとし、都市部には日本人コミュニティがあるんですよ!
ワーホリなどで英語環境だけに身をおきたい人もいるかもしれませんが、移住した先に日本人がいるのは何かと心強いかなと思います。
11. 銃を持たない
カナダの治安がいいと言われている理由の一つに、厳しい銃規制があることが挙げられます。
許可を取れば一部所持が認められていますが、多くは警察や軍隊、狩猟のため。
一般人が所持していることはほぼないんですよ!
事実、わたしのカナダ人のパートナー、家族、友人は誰ひとり銃を所持していません。
12. レストランやバーでは完全禁煙
法律によってレストラン、カフェ、バーなどでの喫煙が不可となっています。
お店の屋外でも禁煙となっています。
吸っている側の健康だけでなく、吸っていない周りに与える害がタバコは大きい。
子どもや飲食店で働く店員の健康が法律できちんと守られています。
タバコアレルギー、化学物質過敏症の人にも禁煙は嬉しいですよね!
日本も早く全店禁煙になってほしいものです。
13. 環境問題の意識が高い
BC州は特にマイ箸ならぬマイストロー、マイタンブラー(水筒)を持ち歩いている人が多いです。
買い物時はエコバックも必須!!
街中にはドネーションボックスが設置されていて、着なくなった洋服や靴が寄付できるのも魅力。古着屋やリサイクルショップも高頻度で見かけますね!
自分がいらなくなった物を売買できるクラシファイドもありますよー。
14. 新卒一括採用じゃない
経験者採用、中途採用が就職しやすいんです。30歳過ぎてからも職を変えることは珍しくありません。
新卒若者ほど就職が困難なんですよ。逆に新卒者にとってはデメリットかもしれませんが。
理由はいたってシンプル、新卒は経験が浅いとみなされるから。
退職まで同じ企業で働くことが前提とはなっていないんです。
20代前半で就職始めて「自分の一生の仕事を見つける」なんて、不可能すぎる。
カナダでは30代すぎても仕事が合わなかったら辞めたり変えたりする。
1つのことを長く続けられないのは日本ではマイナス点だけど、
色んな仕事を経験している人はカナダでは経験豊富として見られてプラスになる。— まどぅー@旅するダンサー (@madocanada) 2018年3月14日
というか、技術と経験があれば年齢は関係ないんですよね!
15. 産休、育休制度の充実
カナダで育休を取っている割合は平均で女性が90%、男性が30%です。
ケベック州だけの統計を見てみると、80%以上の男性が育休を取得しています。
また、育児休暇も12ヶ月から最長18ヶ月まで取れるように変更されました。
産休・育休中、最長1年間は産休前のお給料の約55%が支給されます。
日本でも育児休暇の給料が支給されますが、現状としては利用しにくい環境ですよね。
カナダでの産休支給資格は以下の3つです。
- 産休前の1年間に600時間以上労働している
- 出産や育児によって1週間あたりの収入が40%以上減る
- 出産を間近、養子を迎えた、出産したばかりのどれか
この記事のまとめ
意外とカナダについて知らないことがあったのではないでしょうか。多様な価値観の人々と大自然に囲まれて生活するのって楽しいですよー。
カナダに来る際はこの本がおすすめです。1冊持っていると便利です。
カナダ留学するなら無料相談できる【カナダジャーナル】がオススメですよ〜!
無料で手続きの相談のってくれるなんてお得すぎます!
以上、まどぅー(@madocanada)でした。