【双子妊娠ブログ】38週のできごとを振り返って記録しています!
わたしたちは自然分娩を希望していましたが、母体の安全や赤ちゃんの体力を考えて帝王切開という判断に至りました。
その時のことを時系列に沿って書いています。
双子を妊娠している方にとって少しでも参考になれば幸いです。
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双子妊娠38週
前回の続きから時系列に沿って書いています。
まだの方は本陣痛が始まった前回の記事からどうぞ。
双子妊娠38w3d
01:30〜3:30 いきんで赤ちゃんを押し出すことに!!
ひとりめが頭位であれば十分に自然分娩が可能ということで、いきんで赤ちゃんを押し出すことになりました。
この2時間がもっとも体力的に過酷だったんですよ。
妊娠しているキムは陣痛がくるたびにいきみます。
そして、立ち会っているわたしとドゥラで、同時にキムの足を持ち上げます。
それを休みなくみんなで2時間弱くりかえしたんですが、全くお産が進まず…。
陣痛が始まってからは既に6時間以上経過していました。
出産前から出産後までサポートしてくれる助産師さんのようなお仕事をする人。
3:40 みかんちゃんの頭が出てこない
何回いきんでも出てこないまま2時間が過ぎました。
みかんちゃんの頭のポジションはエコーで確認したとおり、下向きでした。でも、うまく回転できず出てこれなかったんです。
子宮口からお医者さんが確認すると、どうやら頭が大きいそう…。さらにみかんちゃんの頭は子宮口に向かってきているけど、すぐに中に戻ってしまうと。
4:00 りんごちゃんの体力が消耗
2時間いきんでも全く進展なしで、母体の体力も限界になっていました。
みかんちゃんが出てこようと必死で頑張っている間、上にいたりんごちゃんの心拍も速くなってしまいました。
4:05 帝王切開に踏み切る
母体の体力と双子の安全のため、お医者さんと相談して急遽、帝王切開にすることになりました。
それがこの時、わたしたちにとって最適なお産の方法でした。
とにかく赤ちゃんたちが元気に生まれてくるなら。
ただ、医療的な知識が全くないわたしは涙が出てきてしまったんですよね。
キムの血小板が少ないこともあって、もし輸血することになってしまったら、キムの命は大丈夫なんだろうか?と心配になりました。
赤ちゃんの命とキムの命のことを考えると、涙が溢れました。
妊娠・出産というものは本当に奇跡なんだと思います。
<下に続く>
双子帝王切開までの流れ
双子の帝王切開までの流れをざっくり▼
- 手術着に着替えて手術室へ移動
- その間に立会人(わたし)も手術着に着替える
- 部分麻酔
- 切開
- みかんちゃん誕生
- りんごちゃん誕生
- 双子のへその緒をカット
- キム(母体)の胎盤を取り出し縫合
4:20 帝王切開の準備が始まる
お医者さんたちが帝王切開の準備を始めました。キムも手術室に移動。
わたしはドゥラと看護師さんのサポートによって、いったん気を落ち着かせました。
4:45 帝王切開開始
手術着に着替えて手術室に入ると、キムがベッドに横になっていました。
手術室には10人くらいのお医者さんたちがいました。
- 産科医
- 看護師
- 麻酔科医
- 小児科医
- 助産師
大きなシーツでお腹から下は仕切られているので、実際に帝王切開を受ける人は手術の様子は見えません。
部分麻酔なのでキムの意識はあったし、会話もできました!!
真面目な雰囲気かと思いきや、お医者さんたちはリラックスして談笑していました。和やかな雰囲気だったので、わたしたちも安心できました。
4:59 みかんちゃん誕生!
担当医師がメスを入れて切開を始めてたったの5分ほどで、「頭が見えてきましたよ〜」と。
シーツ越しに覗くと、そこにはみかんちゃんの頭が!!
あれよあれよと産まれました。予想以上に早い!
元気に泣いていて一安心。顔を見せてくれたあとは処置台の上で体を拭いてもらったり、検診をしてくれます。
わたしはウルウルしながらビデオまわしたり、写真撮影したり、キムに実況中継したりしていました。
キムもみかんちゃんの顔を見てホロっと涙していました。
5:04 りんごちゃん誕生!
みかんちゃん誕生の5分後にりんごちゃんの誕生です。本当に早い。
シーツ越しに覗くと、りんごちゃんの足とお尻が見えました。
りんごちゃんが泣くまでにちょっと時間がかかったのでキムは心配そうでしたが、すぐに元気な泣き声が聞こえて安心していました。
5:15 へその緒を切ったよ
この後、お医者さんたちがキムの胎盤を取り出して縫合してくれました。
その間に、わたしは処置台に移動して双子のへその緒を切らせてもらいました。
へその緒を見るのも初めてだったし、ドキドキしながら切りました。
へその緒って思った以上にしっかりしていて太いんだな〜という印象。
双子が誕生!!
双子が誕生してすぐブログを更新しているので、その時にも書いていますが、ふたりとも3000gを超えて産まれてきてくれたんですよ。
- みかんちゃん 身長50cm/体重3222g
- りんごちゃん 身長50.1cm/体重3102g
双子にしては大きい方です。おかげでNICUには行かず、産まれてすぐから一緒にいることができました。
こちらもどうぞ▼
双子帝王切開に至る決断
双子は単胎妊娠よりも帝王切開になる確率が高いんです。
理由としては以下が挙げられます。
- 双子のへその緒が絡まる(膜性による)
- 逆子だったり体位異常が起こる
- 胎盤が剥がれてしまう危険性 など
自然分娩だったら大丈夫とか、帝王切開だったら安全とは一概に言えず、その時の母子の状況が大事になってきます。
先ほども述べましたが、わたしたち家族にとっては帝王切開が最適なお産の方法になりました。
双子帝王切開に関する質問
わたしたちの場合の帝王切開に関する質問を簡単にまとめておきます。
帝王切開手術にかかった時間は?
手術室に入って出産し、処置を終えるまでの合計は1時間20分でした。
切開してからはたったの5分でみかんちゃんが誕生、続いてその5分後にりんごちゃんが誕生しました。
帝王切開後に赤ちゃんを抱けた?
処置中でも、看護師さんが顔のそばまで赤ちゃんを近づけてくれました。
わたしはすぐに抱っこできました。キムは処置が終わった時に抱っこできています。
帝王切開は痛くない?
麻酔が効いているので出産中の痛みはなかったそうです。
帝王切開は麻酔をかけると意識がないの?
麻酔の種類にもよりますが、局所麻酔だったので意識があるし会話もできました。
横切り?縦切り?
横切りでした。
術後の回復は?
術後の痛みは正直、陣痛より痛いそう。もちろん人によりますが。
双子妊娠38週の様子まとめ
わたし自身、帝王切開前は動揺してしまったし、泣いてしまいました。
それは帝王切開が嫌だからではなく、とにかく母子ともに無事であってほしいという思いからです。
命の誕生には心が震えるほど感動したし、この日のことは一生忘れません。
みんなで頑張った2時間も、ふたりが誕生したその瞬間も、へその緒を切った時も。
精神的なサポートをしてくれた看護師さんやドゥラ、安全に取り上げてくれたお医者さんたちに心の底から感謝しています。
そして最愛のパートナーのキムに心から感謝です。
長くなりましたが、これでマタニティライフから双子出産までのストーリーはおしまいです。
これから妊娠、出産を控えている人にとってこの体験記が参考になれば嬉しいです。
これから家族でたくさんの思い出を作っていけることが楽しみ!!
以上、双子のふたりママのまどぅー(@madocanada)でした。