本記事では絵本「ふたりママの家で」を紹介します。
「ふたりママの家で」は2018年にクラウドファンディングを達成して出版された絵本です。
どんなお話かというと、文字通りふたりの母親がいる子ども(家庭)のお話です。
多くの家庭で読まれることを心から願っているので、早速ご紹介します。
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絵本「ふたりママの家で」とは?
絵本タイトル | ふたりママの家で |
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原題 | In Our Mother’s House |
出版社 | サウザンブックス社 |
著者・絵 | パトリシア・ポラッコ |
翻訳 | 中川 亜紀子 |
ページ数 | 47 | サイズ | 29.7×21 x2 cm |
絵本『ふたりのママの家で』のあらすじ
『ふたりママの家で』は、ふたりの母親と子どもたちの何気ない日常を描いた絵本です。語り手は、母親たちのもとへ一番初めに養子としてやってきた、長女の「わたし」。「わたし」の視点から、同じく養子として迎えられた弟ウィル・妹ミリーとともに、愛情たっぷりに育てられる日々が描かれます。Amazonより引用
そう、この絵本はふたりの母親がいる家族の物語なんです!
女性同士のカップルの元に養子としてやってきた子どもたち。
絵本「ふたりのママの家で」を読んだ感想・読みどころ
<下につづく>
家族の多様性を伝えられる絵本
読み終わる頃にはじわじわと涙が出てきてしまいました。
劇的なストーリーはなく、ひとつの家族の何気ない日常を描いた作品なのですが、多様な家族のあり方を学べる絵本です。
多くの人が想像する家族のあり方は「女性と男性の夫婦の間に子どもが1人か2人」ですよね。
でも、「家族のあり方」はそれだけじゃないと実はもう既に多くの人が気づいているはず。
シングルマザーやファザー、祖父母に育てられている子ども、里親や養子、LGBTQ+の親を持つ子ども。
人と違うことは美しいと教えてくれる絵本
ふたりの母親であるマーミーとミーマが子どもたちにこう教えるシーンがあります。
人と違うのは、いけないことではないのよ。むしろ、違いがあるのは、良いことなの。
自分自身も10代の頃は特に「人と違うこと」が恥ずかしくて、「みんなと同じ」になれないもどかしさが常にありました。
でも今思うのは、人と違うことは美しいことなんだと。
絵もあたたかみがあるので柔らかい雰囲気ですよ〜。
絵本『ふたりのママの家で』は多くの家庭で読まれてほしい!
今までの既存の絵本では、母親が2人いる家族モデルは描かれてこなかったですよね。
この絵本の中のマーミーとミーマーが、愛情を持って子どもたちと接し当たり前のように暮らしているんだってことを感じられる絵本でした。
ぜひ一度読んでみてください。これからを生きる全ての人におすすめする一冊です!
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。
多様な家族がいることを伝える乳幼児から読める絵本「かぞくです」を出版しました。
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