モンテッソーリ教育の5分野のひとつ「感覚教育」に使える教具をまとめました!!
参考になれば嬉しいです。
- モンテッソーリ教育とは?
- モンテッソーリの「日常生活の練習」とは?
- モンテッソーリの「感覚教育」とは?←イマココ
- モンテッソーリの「言語教育」とは?
- モンテッソーリの「算数教育とは」?
- モンテッソーリの「文化教育」とは?
スポンサーリンク
モンテッソーリ「感覚教育」とは?
子どもは0〜6歳の間に五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)が著しく発達します。
要するに『触ってみたい、口に入れてみたい、匂いを嗅いでみたい』などの欲求が強くなるんです。
この時期に五感を刺激すると、知的発達の基礎もつくられると言われているんですよ。
教具を使うと、「物を観察する力」や「自分自身で考える力」もつくのでオススメです!!
感覚器官を刺激できるモンテッソーリ教具を五感ごとに紹介します。
<下に続く>
視覚を発達させるモンテッソーリの教具
視覚を発達させる教具を5つ紹介します。
- 円柱さし
- ピンクタワー
- 赤い棒
- 茶色の階段
- 色版
円柱さし
円柱さしとは、同じ大きさの穴に円柱をはめ込む感覚教具。それぞれ高さや直径が異なります。
視覚が大きく発達する乳幼児期に、色々なサイズのものを見て触って感覚を養うことができます。
ピンクタワー
ピンクタワーもモンテッソーリの代表的な教具ですね。
ピンク色に塗られた10個の立方体。積み重ねたり並べるとことで高さ、横幅、奥行きを学びます。
「大きい・小さい」という概念を理解するのにも役立ちます。
赤い棒
赤い色に塗られた10本の木製の棒。
長さが10cmから100cmまであり、10cmずつ変化しているものですね。
「長い・短い」という概念を理解する教具です。
茶色の階段
茶色に塗られた一見すると、シンプルな階段です。
長さはすべて20cmなんですが、太さがで1cmずつ変化しています。
子どもが自分で実際に見て、持って、並べて使うので、「太い・細い」という概念を身体で理解できる教具です。
色板
暗い色から明るい色へと並べたり、色の名前を覚えたり、色の違いを視覚的に学んでいける教具です。
並べるとキレイです。色彩感覚もつきますね。
聴覚を発達させるモンテッソーリの教具
続いて聴覚を発達させる教具を2つ紹介します。
- 雑音筒
- 音感ベル
雑音筒
赤と緑の筒の中に砂、砂利、小石、小鳥のえさ、お米、ひまわりのタネの6種類が入っています。
筒を振ってみると異なる音がするので、同じ音がする筒は対に並べます。
こうした教具は丁寧に静かに使うことも同時に教えます。
音感ベル
こちらは音感ベルと呼ばれるもの。
ベルを鳴らして、同じ音を探して並べます。
高い音から低い音、低い音から高い音など音階に並べて使うこともできますね。
味覚を発達させるモンテッソーリの教具
味覚を発達させる教具の紹介です。
味覚瓶
小瓶の中に4種類の味がする液体が入っています。
中身は甘い、酸っぱい、しょっぱい、苦いの基本的な味ですね。
どんな味がするのか実際に感じながら、同じ味のする瓶を対に並べて使います。
完食指導なんてしなくても、こうしたアクティビティを通して色々な味を楽しみ、子どもたちの食に対する興味を引き出していけます。
砂糖水、お酢、だし汁など家にあるもので味覚瓶を手作りするのもイイですね♪
嗅覚を発達させるモンテッソーリの教具
嗅覚を発達させる教具の紹介です。
嗅覚筒
筒の中にいろいろな香りのするものが入っています。
雑音筒や味覚筒と同じように、同じ香りのものを見つけて並べて使います。
家にあるもので代用して作れそうですね!!
- カレー粉などの香辛料
- バニラエッセンス
- バラ・キンモクセイなどの花や植物
触覚を発達させるモンテッソーリの教具
触覚を発達させる教具の紹介です。
温覚板
こちらは温覚版と呼ばれます。
材質によって温かさが異なる板が準備されています。目をつぶって実際に触って、同じ材質を見つけて使います。
まとめ
この記事は、モンテッソーリ教育の5分野のひとつ「感覚教育」で使われる「感覚教具」を紹介しました。
全てを買い揃えなくても、手作りしてみてもイイですよね。
子どもたちの『触ってみたい、口に入れてみたい、匂いを嗅いでみたい』などの欲求を見逃さずに、たくさん経験させてあげたいです。
以上、まどぅー(@madocanada)でした。