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男の子だからって「僕」と決めつけたくない。子どもの一人称を尊重したい。

まどぅー
双子のふたりママのまどぅー(➠プロフィールはこちら)です。

わたしの子どもたちは、周囲から子どもの一人称を「僕」と決められて会話をされることがよくあります。

「男の子なんだから、一人称はを使われるのって当たり前なんじゃないの?」と思われるかもしれないのですが、

男の子だからって「僕」と決めつけたくない。

「子どもの一人称は子ども自身が決めること」だと思っているからです。

子どもの意見を尊重したいな〜と思っているお話。

 

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名前呼びから「わたし」を使うようになった

双子の子どもたちは2歳過ぎまでは自分のことを「名前呼び」していました。

3歳を過ぎた頃になると、名前呼びすることが少しづつ減っていきました。

まどぅー
自分と他者をだんだん区別できるようになったんですね。

名前呼びが減っていくと、ふたりとも自分自身のことを「わたし」と表現して使うようになりました。

男の子で「わたし」を使うようになった理由を考えてみました。

  • 周りで「わたし」と使っている人が多かったこと
  • 好きな絵本の中で「わたし」と表現されていること
  • 英語のIは「わたし」と訳されることが多かったこと

上記の理由が関係したのかな?と思います。

「男の子なのに僕を使わないなんて変!」とは一切思いませんでした。

それに子どもたちの性自認もまだわからないし。

まどぅー
ちなみに、子どもたちのことは必ず名前で呼ぶようにしていました。

男の子だから「僕」と言わなきゃいけないの?

子どもたちが一人称を「わたし」と使っていることは知らずに、何気ない会話の中で周囲から「僕」と言われることが何度もありました。

例えば、イベント会場で「僕にもあげるね」とシールをもらったり、

「僕のお名前は?」と聞かれたり、

「僕はYoutuberになるんだ!って言われたらどうする?」と保護者同士での話題があったり。

そんな出来事が続くと、双子のひとりは今まで「わたし」と言っていたのに、いつのまにか自分のことを「僕」と言うようになりました。

「わたし」を使っていることをハッキリ否定されたわけではないのですが、

度重なって「僕」を使われたことで、一人称を変えたわけなんですよね。

本人からは「嫌だった、悲しかった」という気持ちは聞いておらず、傷ついたり泣いた様子もなかったので、

何度か「僕」と言われたことで自然に受け入れて自ら「わたし」から「僕」に変えたんだと思います。

しかし、元々は自分のことを言うときは「わたし」を使っていました。

3歳ながらに自分で考えて変えたんだなと思うと、複雑な気持ちが押し寄せてきます。

「男の子だから僕を使うだろう」という大人の無意識の固定観念が、子どもの一人称を変えさせているんだなと気づきました。

<下につづく>


子どもの一人称は子ども自身が決めるもの

「男の子だから僕を使うだろう」という大人の固定観念は、子どもたち自身の考えに大きく影響します。

  • 「なんで僕って言うの?女の子なのに変なの!」
  • 「なんでわたしって言うの?男の子なのに変なの!」

など、子どもたち同士の会話が飛び交うようになる可能性もあるのではないでしょうか。

まどぅー
周りの大人や親から「変」って言われることもあるかも。

また、本当は「僕」を使いたいのに周りからの押し付けが原因で「わたし」を使っていたり、

その逆で「わたし」を使いたいのに「僕」を使っている子どももいるかもしれないですよね。

もしくは自分の使いたい一人称がまだ見つかっていない子どももいるかもしれない。

それぞれの一人称が持つ言葉のイメージってあるとは思うけど、やっぱり子どもの一人称は子ども自身が決めるもの。

それが子どものアイデンティティを大事にすることにつながると思う。

なぜ子どもが選んだ一人称を尊重したいのか?

一人称とはそもそも、「自分のことを自分でどう表現したいのか?」ということ。

まどぅー
だから、たとえ子どもであろうと、大人が勝手に決めていいものではないなと。

とはいえ、わたし自身も10代〜20代の頃は「男の子だから僕」などと勝手に決めていたことがありました。

トランスジェンダー(FtM)当事者の遠藤まめたさんの書籍「オレは絶対にワタシじゃない」には、

「小学校の作文では、どうしてもわたし・・・と書きたくなかった」と書かれてありました。

書き直され、否定されたことがどんなにツラかったか、想像するだけで悲しい気持ちに…。

遠藤まめたさんの書籍を読んで、

「一人称は他人が決めるものではない。個人のアイデンティティそのもの」

そう思うようになったんです。

子どもの一人称を尊重するために

現在は、双子のひとりは自分のことを「僕」と言い、もうひとりは継続して「わたし」と言っています。

子どもたちには、

「自分のことをどう呼ぶかは、自分で決めていいからね。あと、自分の呼び方を変えたかったらいつでも変えていいんだよ。」

と伝えました。

まどぅー
まだ3歳。どこまで理解しているかわからないので、これからも伝え続けようと思う。

ふいに周りの大人から「男の子だから」という理由で「僕」に言いなおされてしまった場面に遭遇しても、

子どもたち自身の気持ちを大事にしたい。

わたしも子どもたちの一人称を勝手に押し付けてしまわないように日々気をつけたい。

性差別を含む表現をしてしまわないように、

性に悩む子どもたちの一人称を勝手に押し付けてしまわないように、

子どもたちのアイデンティティを奪ってしまわないように。

「表現が気になる一人称」を子どもが使い始めたら?

子どもたちが、「表現が気になる一人称」を使い始めた場合のことも少し考えてみました。

まどぅー
例えば、アニメでよく使われるような「オレ様」「おいら」「おら」など、かな?

場所や相手によってどの一人称が適切か学んでいく段階を見守りながら、

成長過程で自分にふさわしい一人称をきっと見つけてくれると信じながら、

言葉遣いについて伝えていきたいです。

以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。

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