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先日、自分のダンススタジオに国際学校ピアソンカレッジの生徒(高校生)を招待しました。
時々ふと考えるのですが、もしも自分がダンススタジオをオープンしていなかったら、どうなっていたのかな?って。
こんな日が訪れることが幸せです。
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高校生たちをダンススタジオに招待することに
国際学校ピアソンカレッジの生徒(高校生)を自分のダンススタジオに招待しました!
ピアソンカレッジには日本でいう部活動みたいなものがあるんです。その中の一つに「ピアソンダンサーズ」と呼ばれるものがあります。
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ピアソンカレッジの特徴は世界中の高校生が集まっているところ。国籍や宗教、生まれ育った環境など、何もかもが異なる高校生12人がわたしのダンススタジオに訪れてくれました。
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ダンスレッスン当日までに考えていたこと
実は最近、他の高校でダンスを教える仕事をいただいたんです。(今も継続中)
やる気のない子たちが半数いて、レッスン途中で頻繁にトイレ行ったり水飲みに行かれたりと、うまくいきませんでした。
それだけでなく、ダンスステップも見てるだけで「やらない」んです。思うようなダンスレッスンにならなかったんですよね。
やる気のない子は来なくていいのに(笑)
そんなこともあって、高校生にダンスを教えるのを身構えてしまっていました。数日前から「楽しんでくれるかな〜」「どうやったら楽しんでくれるかな〜」とそればかり考えていたくらいです。
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ちなみにこういう話をすると「もっと厳しくすればいい」と言われることがありますが、わたしはダンス講師として、怒ったり厳しくしたりする必要は全くないと考えています。
今回のレッスンは絶対に楽しんでもらいたい!
そんなこともあってか、今回のダンスレッスンは「みんなに絶対に楽しんでほしい」「タメになるようなレッスンにしたい」と考えていました。
わたしが気をつけたのは以下です。
- 初心者でも必ず踊れる振り付けにする
- 経験者にも楽しんでもらえるようにする
- ヒップホップの歴史を伝える
- 自分が何より楽しむ
他の高校では「振り付けが難しすぎたために楽しんでもらえなかった」のも原因だったからです。
それから自分が何より楽しむこと。
これは忘れちゃいけないことだな〜って。
ダンスレッスン当日
迎えたダンスレッスン当日。金曜日の午後ということもあってか、みんなめちゃくちゃ元気そう。
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「ヒップホップは差別や抑圧から生まれた文化だからパワフルなんだよ〜」と伝えたり、いくつか名前のついたステップを教えたりして、ダンスレッスンを進めていきました。
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簡単なフォーメーションも作りました。
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ダンス未経験者と経験者がいましたが、本当に一生懸命取り組んでくれて嬉しかった。
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ダンスレッスンで行なった振り付け
振り付けで使用した音楽はビートボックス。
自分の口や鼻からの発声で、楽器音を再現するテクニックのこと。
ビートボックスは金銭的に恵まれなかった1980年代の人々が作り出しています。貧困から生み出されたということも伝えました。
▼レッスンの映像▼
もしもダンススタジオを開いていなかったら・・。
きっと、みんなにとっては何気ない1日だったかもしれない。でもわたしにとっては希望をもらえた日だったんですよね。
予定通り、自分が一番楽しんでいた自信がある(笑)
ダンスは「上手に踊れることがかっこいい」というよりも、「その人自身がその人らしく表現している」ってことが最大の魅力なんですよね。
みんながみんならしく表現してくれている姿がカッコよかった。
みんなありがとう。
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