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コミュニティフリッジに食べ物を寄付したよ! いつでも誰でも使える公共冷蔵庫

まどぅー
こんにちは、まどぅー(➠プロフィールはこちら)です。

コミュニティフリッジとは、街の中に設置された公共冷蔵庫のことです。

誰でもいつでも食べ物を寄付でき、自由に取り出せる冷蔵庫なんです。

実際に余った食材を寄付してきたので、コミュニティフリッジの特徴や使い方を紹介したいと思います!!

 

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コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)とは?

コミュニティとは地域社会、フリッジとは冷蔵庫という意味になりますが、

文字通り公共の場に設置された冷蔵庫を「コミュニティフリッジ」と呼んでいます。

英語表記はCommunity Fridgeです。

下記写真は、わたしが住んでいるカナダの街中にあるコミュニティフリッジです▼

まどぅー
外観に絵が描かれていて、とても可愛いんですよ!

左の白い扉を開けると缶詰や常温で保管できるものを入れるパントリーになっていて、

右の黒い扉を開けると冷蔵庫になっています。

左がパントリー、右が冷蔵庫

コミュニティフリッジの概念

コミュニティフリッジは基本的には「Take what you need, Leave what you can」という概念に基づいて設置されています。

「Take what you need, Leave what you can」とは、「必要なものを受け取ってね、もしできたら寄付してね」という意味です。

また、何をどのくらいの量を冷蔵庫から受け取っていいのか、個人の自由になっています。

コミュニティフリッジの特徴は後述しています。

フードバンクやフードパントリーとも言うよ

コミュニティフリッジは公共冷蔵庫という意味ですが、冷蔵庫がついていないものはフードバンクやフードパントリーと言います。

コミュニティフリッジと概念は同じで、余っている食材を入れる場所になっています。

<下につづく>


コミュニティフリッジはどのように運営されている?

カナダのビクトリアにあるコミュニティフリッジ(Victoria Community Fridge)は、パンデミック中にクラウドファンディングを通して作られました。

地域の人たちの寄付で運営されています。

まどぅー
冷蔵庫の維持費として現在も継続して寄付金を集めているのでチェック!

また、冷蔵庫の中の掃除も地域の人たちがボランティアで行なっています。

具体的いうと、シフト表があり、自分が掃除できる日程を選べるようになっているんですね。

さらにコミュニティフリッジの隣にはフードトラックがあり、Food for All(全ての人に食べ物を)という概念に基づき、無料で食べ物を提供しています。

コミュニティフリッジに実際に寄付してきました

先日、全寮制の学校のピアソンカレッジの生徒40人とキャンプをした際に、食材がたくさん余ったので

寄付してきました。

子どもたちにも手伝ってもらい、

じゃがいも、玉ねぎ、パン、パスタ、缶ソースなどを、

↑ジャガイモや玉ねぎ

冷蔵庫とパントリーに入れておきました。

このコミュニティフリッジをどのくらいの人が使っているか、具体的な数字は分からないのですが、

冷蔵庫に入れたら1日も経たずになくなってしまいます。

左がパントリー、右が冷蔵庫

近年のカナダの地価の高騰やパンデミックによる失業など様々な原因があると思いますが、

家賃が払えなくなり路上で生活する人はここ数年で本当に増えました…。

必要な人が必要な時に安心して使える冷蔵庫。

寄付金を集めたり、余った食材を寄付したり、冷蔵庫の掃除をしたりして関わりゆく中で、

今の社会の現状、地域に欠かせないものなんだと感じました。

コミュニティフリッジの特徴

まどぅー
もう少し詳しく、コミュニティフリッジの特徴をまとめてみました。
  1. 管理人がいない無人冷蔵庫である
  2. いつでも誰でも自由に使える
  3. 食品廃棄物を減らせる

①管理人がいない無人冷蔵庫である

冷蔵庫の中はボランティアによって掃除をしますが、街中に冷蔵庫がポンと設置してあるだけ。

まどぅー
そう、このコミュニティフリッジは無人冷蔵庫。

管理人さんがいるわけではないんです。

フードバンクのように食べ物を手渡しすることも、されることもありません。

人目を気にせず利用できる。

お互いに監視員になる必要はないので、ジャッジし合うことないのが魅力だと思いました。

②いつでも誰でも自由に使える

日本で運営されているコミュニティフリッジは一部で登録制になっていますが、

このコミュニティフリッジは登録する必要がありませんでした。

まどぅー
いつでも誰でも24時間自由に使うことができます。

受け取る側は困窮者であってもなくてもよく、

寄付する側も24時間好きな時に食料品や日用品を置いておけます。

お互いの顔が見えない支援であることを大事にしています。

それが、食べ物を必要な人が気軽に、誰にも監視されずに、安心して利用してもらう場所になっているんですね。

また、公式サイトには「取りすぎだよ」など市民同士で監視しないよう注意喚起が書かれていました。

③食品廃棄物を減らせる

スーパーなどで廃棄される予定の食料品、個人で余った食材や日用品などの寄付で運営されています。

まだまだ課題はあれど、結果的に食品廃棄物を減らすことにつながり、環境のためにもなっているなと感じました。

コミュニティフリッジのルール

コミュニティフリッジには寄付する際のルールがあります。

寄付を受け付けているもの

まどぅー
寄付を受け付けているものは以下です。
  • 新鮮な果物と野菜
  • 未開封の乾物(パスタ、米、豆類、製パン用品)
  • 密封された衛生用品(おむつ、歯磨き粉、生理用品、石鹸)
  • 未開封のスナック
  • 密封されたペットフード
  • 未使用の手指消毒剤、マスク、手袋
  • パンとペストリー
  • 新鮮な卵
  • 乳製品または代替品
  • 大豆製品と代替肉

必ず未使用・未開封のものを寄付します。

また、賞味期限のラベルが付いているものを寄付します。

寄付してはいけないもの

まどぅー
寄付してはいけないものもあります。
  • 未開封または中古品
  • 生の肉やシーフード
  • 開封または半分食べた食品
  • アルコール
  • カビの生えたものや腐敗したもの
  • 深刻な損傷を受けたパン屋農産物
  • 冷凍食品
  • 残り物や手作りの食事

誰かがチェックするわけではないので、寄付する際には必ず自分で事前に確認します。

コミュニティフリッジまとめ

この記事ではわたしが住むカナダにあるコミュニティフリッジについて書きました。

地域によって運営方法や使い方も違ってくると思いますが、

日本にもコミュニティフリッジがあるので、興味がある方は是非チェックしてみてくださいね。

岡山県北長瀬コミュニティフリッジ

このコミュニティフリッジ以外にも、

コミュニティキッチン、フードバンク、コミュニティフードデリバリーなど多様にあるので、

またブログに書こうと思います!

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以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。

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