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性教育の絵本「ようこそ! あかちゃん せかいじゅうの家族のはじまりのおはなし」を読んだ感想

まどぅー
双子のふたりママのまどぅー(➠プロフィールはこちら)です。

オススメの性教育の絵本を見つけました!

絵本のタイトルは『ようこそ!あかちゃん-せかいじゅうの家族のはじまりのおはなし-』です。

イラストの描かれ方が多様で、言葉の選択もいいなと思いました。

どの家族の始まり方も排除しない性教育絵本です。

どんな絵本だったのか紹介させてください!!

 

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絵本『ようこそ!あかちゃん』とは?

絵本「ようこそ!あかちゃん-せかいじゅうの家族のはじまりのおはなし-」の基本情報をまとめました。

ようこそ!あかちゃん情報
絵本のタイトルようこそ!あかちゃん-せかいじゅうの家族のはじまりのおはなし-
原題Making a Baby
出版社大月書店
ページ数32ページ
作家レイチェル・グリーナー
イラストクレア・オーウェン
翻訳家浦野匡子・艮香織
サイズ23.6×0.9×27.6cm
評価★4.5

絵本『ようこそ!あかちゃん』の内容・あらすじ

あらすじ・内容の引用はこちらです▼

子どもに尋ねられても、もうはぐらかさない、ぼやかさない!
受精から妊娠の経過、出産まで、科学的な説明と人権・多様性をふまえた描写で、
低学年から手渡せる。性教育の国際スタンダードを反映した、英国発の最新絵本。Amazonより引用

この絵本は、イギリスで5〜7歳を対象に作られた性教育の絵本です。

長年、日本では性教育の話をするのはタブーと考えられてきたように思いますが、性教育をきちんと教えることで自分の体を大事にしたり、性的虐待から守れることもあります。

まどぅー
教えるのに早すぎることはないんですね。

とはいえ、親として何をどこから話せばいいのかわからなかったのですが、この絵本には妊娠出産に関わることや体の部位のことがわかりやすく描かれていました。

絵本『ようこそ!あかちゃん』の感想・見どころ

「ようこそ!あかちゃん」の感想・見どころをまとめてみました。

  1. 言葉の表現がGOOD!
  2. 科学的に正確な事実が書かれている
  3. 性的同意について記載されている
  4. 授かるまでの多様な方法が記載されている
  5. 多様な家族がいることについて記載がある
  6. 性別についての記載がある
  7. イラストが多様に描かれている
まどぅー
ひとつずつ紹介していきますね。

<下につづく>


①言葉の表現がGOOD!

多くの性教育本では「お母さんとお父さん」や「ママとパパ」という言葉が使われていると思いますが、この絵本では一度も出てこないんです。

まどぅー
お父さんやお母さんの代わりに「大人」という言葉が使われています!

他にも「お腹に赤ちゃんがいる人」と書かれていたり、

「精子や卵子が親になる人のものの場合もあれば、そうでない場合もあるよ」といった表現もありました。

言葉の選び方ひとつで、どの家族も排除しない書き方になっていたのが印象的でした。

②科学的に正確な事実が書かれている

子どもから「どうやって赤ちゃんが生まれてくるの?」と聞かれると、「コウノトリが運んできたんだよ」と、ごまかされる時代で、わたしは育ってきました。

親になった今は、性教育をタブー視したくないし、恥ずかしいことだという認識を子どもたちに与えたくないです。

まどぅー
自分の体のことを知ることは子どもの権利だと思うから。

この絵本は妊娠出産の科学的に正確な事実を丁寧に伝えています。

無痛分娩・帝王切開についても記載もありました。

あとがきにも記載されていましたが、性教育絵本によっては「精子が王子さま、卵子がお姫さま」として描かれているものもあるそう。

子どもにわかりやすく伝えたいためとはいえ、残念ながら偏見を刷り込んでいる性教育絵本も存在しているんですね。

この絵本はごまかしやウソが描かれていないのも魅力です。

③性的同意について記載されている

性的同意が必要なこともハッキリと書かれています。

「同意」という言葉を子どもにも理解できるように噛み砕いて説明されています。

合わせて、こちらの絵本もオススメです▼

④授かるまでの多様な方法が記載されている

わたしは同性同士で子育てをしていますが、子どもが生まれた時に「同性同士でどうやって?笑」と言われたことがあります。

知識がないことを責めるつもりは全くないけれど、「(笑)」をつける意味はあったのだろうかと今でも疑問で。そこに笑いは必要だったのかな?って。

子どもを授かる方法を、興味本位またはバカにした笑いをまじえて聞かれるのが嫌でした。

同性同士に限らず、性交だけで子どもを授かった人ばかりではないですよね。

不妊治療や代理母出産、精子ドナーのことも、子どもがわかるような言葉とイラストで描かれている絵本です。

 

⑤多様な家族がいることについて記載がある

わたしが絵本の中で好きな一文はこちらです▼

家族はね、みんなそれぞれ ちがうかたちで はじまる P25&26より引用

イラストでも同時に表現されているように、家族の形はいろいろあり、始まり方もたくさんあることを伝えてくれる絵本です。

日常会話の中でふいに「やっぱり血が繋がっているんだね」「スポーツが得意なのは遺伝だね」と聞くことがありますが、

養子についての説明も描かれています。

血の繋がりだけが家族ではないことを知るって大事ですよね。

また、双子出産についても描かれています。

まどぅー
双子親としても嬉しい!

⑥イラストが多様に描かれている

イラストはリアルすぎず、かつファンタジーすぎず。絶妙なバランスで表現されています。

人種や肌の色もさまざま、髪の毛の色や質、宗教を持つ人、障害のある人などが描かれているので、見ているだけでも多様性を感じることができます。

⑦性別についての記載がある

トランスジェンダーという言葉の記載はないですが、「生物学的性別がある」ことの説明書きがあります。

絵本『ようこそ!あかちゃん』の対象年齢

5〜7歳の小学校低学年を対象にしています。

まどぅー
二次性徴を迎える前に知っておきたい絵本です。

絵本『ようこそ!あかちゃん-せかいじゅうの家族のはじまりのおはなし-』

今まで出会った性教育の絵本の中でナンバーワンでした。

そのほかの性教育絵本の中には、「パパとママが愛し合ってあなたが生まれてきたんだよ」とハッキリ書かれているものもあります。

上記の一文はいっけんすると聞こえはいいですが、すべての子どもの家庭環境に当てはまるとは限りませんよね。

「ようこそ! あかちゃん せかいじゅうの家族のはじまりのおはなし」はどんな家族の始まり方も否定しないし、

赤ちゃんが生まれるまでの正確な情報をわかりやすく伝えてくれる絵本です。

まどぅー
とてもオススメです!

以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。

いろいろな家族がいること伝える絵本「かぞくです」を作っています▼

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