この記事はカナダのジャスティン・トルドー首相についてまとめました。
「イケメン」や「靴下がオシャレ」と話題になることもありますね。トルドー首相の政策や経歴、人物像に迫ります!
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トルドー首相とは?どこの国?
トルドー首相とは、2015年よりカナダの第29代首相を勤めている人物です。
トルドー首相の基本情報
基本情報は以下に表でまとめてみました。
名前 | ジャスティン・トルドー(Justin Trudeau) |
---|---|
国・職業 | 第29代カナダ首相 |
生年月日 | 1971年12月25日生 |
政党 | カナダ自由党(Liberal Party) |
家族 | 妻・子ども3人 |
身長 | 188cm |
血液型 | O型 |
言語 | フランス語・英語 |
ツイッター | @JustinTrudeau |
インスタグラム | @justinpjtrudeau |
トルドー首相の経歴・学歴
トルドー首相は1994年にマギル大学(McGill University)を卒業。英文学の学士号を取得しています。
1998年にはブリティッシュコロンビア大学(UBC)で教育学の学位を取得。マギル大学大学院で、地理学も専攻。
1999〜2002年はカナダのバンクーバーの中等学校で演劇、フランス語、英語、社会科、数学を教えていました。
そう、トルドー首相は政治家ではなく教師をめざしていたんですよ!
2002年モントリオールで工学の学位を取得し、2004年に終了しています。
トルドー首相の生い立ち
- カナダのオンタリオ州出身
- 父親の方針により親戚に育てられた
- 1998年に弟のミシェルを事故で亡くす
- 弟の死をキッカケに社会運動を始める
- 2007年に自由党首として政界界進出・圧勝
- 2013年には自由党の党首選に大差で当選
- 2015年より44歳でカナダ首相に
- 約10年ぶりの政権奪回に成功した政治家
選挙で、大麻の合法化やLGBTフレンドリー、女性進出を政策に掲げていたことが支持された理由ですね。
実際、カナダで首相になってから新内閣の閣僚を男性15人、女性15人の男女同数にしました。
記者に「なぜ男女平等にこだわるのですか?」との質問に「だって2015年だから」と清々しく答える姿は印象的でしたね。
トルドー首相の父親は元首相「ピエール・トルドー」
実はトルドー首相の父親は、カナダの第20・22代首相だったピエール・トルドーなんですよ。
2000年、父親であるピエール・トルドーが亡くなった際にジャスティン・トルドーは追悼スピーチを行ないました。
そのスピーチは、誰もが忘れられないスピーチだと話題になり、一気に知名度が広がりました。
<下に続く>
トルドー首相の家族・妻・子ども
トルドー首相はモデルでテレビタレントのソフィー・グレゴワール(Sophie Grégoire)と結婚しています。
妻(パートナー)のソフィー・グレゴワール
彼女はトルドー首相の兄弟ミシェルの同級生。
17歳ごろから神経性過食症に苦しみ、2年間治療を行なっていたことがあります。それをキッカケにセラピーやヨガを始めたそうです。
ちなみにふたりは2003年6月にチャリティーボールのイベント後に付き合い始め、2005年に結婚しています。
トルドー首相とソフィーの子ども
ふたりには3人の子どもがいます。家族でプライドパレードに参加する姿もあり、仲の良さが伺えます。
ザビエル・ジェームス(Xavier James)
2007年生まれのザビエル・ジェームス。
きょうだい想いとして知られています。
エラ・グラース・マーガレット(Ella-Grace Margaret)
2009年生まれのエラ・グラース・マーガレット。
家族の中で一番しっかり者なんだとか!
アドリアン(Hadrien)
2014年生まれのアドリアン。
活発な姿がよくインスタにアップされていますね。
トルドー首相の主な政策
トルドー首相の主な政策を簡単にまとめてみました。
LGBTQ+
カナダは世界の中でもLGBT+フレンドリーとして知られる国です。
それもそのはず、トルドー首相がみずからプライドパレードに参加するんですよ!
わたしも以前にバンクーバーのプライドパレードに参加したことがありますが、ものすごい盛り上がりでした!!
ストレート・アライとして活動するトルドー首相ですが、それだけじゃないんです。
2017年には国を代表してLGBTコミュニティへ正式に謝罪しているんですよ!
その時のスピーチを翻訳した記事はこちらから▼
そのほかに行なったLGBTに関する政策は以下です。
- LGBT差別禁止法をつくった
- パスポートに男でも女でもない性別Xの記載を可能にした
- ゲイ当事者を大臣に任命した
カナダのLGBT+事情は別記事にまとめました▼
それに比べて日本は、LGBT+当事者に対して差別発言する議員が多くて呆れてしまいます…。
マリファナ(大麻)合法化
2018年、カナダでは嗜好用のマリファナが、法案で可決されて合法になりました。
ただし、使用できる年齢や自宅栽培の有無、生産や販売に関することは州によってルールが異なります。
カナダでは、マリファナはいわゆる麻薬とは異なり、たしなむものという認識です。
カナダ政府によると、マリファナはタバコや飲酒よりも身体に与える害が少ないと発表しています。
もちろん、全く害がないわけではありません。中毒になったり、記憶障害になったり、正しい判断ができなくなったり。
では、なんでトルドー首相はマリファナを合法化にしたのでしょうか。
It’s been too easy for our kids to get marijuana – and for criminals to reap the profits. Today, we change that. Our plan to legalize & regulate marijuana just passed the Senate. #PromiseKept
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) June 20, 2018
闇取引や犯罪者が裏ルートを使ってマリファナを生産したり販売するのを防ぐことが目的です。
また、販売には国や州の許可が必要になります。
そうすることで、年齢確認をせずにマリファナを手に入れることが不可能になりますよね。
よって子どもたちがマリファナを簡単に手に入れられる状況を変えようということなのです!!
さらに莫大な税収が見込めることも合法化した理由の1つです。
移民・難民の受け入れ
カナダは移民、難民にとても寛容な国です。
トルドー首相の政策により、内戦で家を失ったシリア難民4万人以上をカナダに受け入れています。
トルドー首相がみずから空港へ行き、シリア難民の家族を出迎えたこともありますね。
「#WelcomeToCanada」のハッシュタグで投稿されたツイートは22万人以上にリツイートされて話題になりました。
#WelcomeToCanada pic.twitter.com/47edRsHLJ5
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) January 28, 2017
こちらはシリアの内戦からカナダに逃れてきたハーバーさん▼
彼女の両親、7人の兄弟もカナダに移住することができたんですよ♪
パイプライン
2018年に米国から「トランス・マウンテン・パイプライン(TMPL)」拡張計画に合意したと発表しました。
これには多くの環境活動団体や周辺の市民が反対。
それもそのはず、海に原油が漏れたりなど事故への懸念があるからです。
トランス・マウンテン・パイプラインとは、わかりやすく説明すると、
アルバータ州から採掘された石油を、ブリティッシュコロンビア州まで運ぶパイプラインを作るという巨大プロジェクトです。
予算はなんと68億ドル。
ただ2019年には経済的利益だけでは計り知れないリスクがあることを理由に、「パイプライン拡張計画は承認できない」として実行にうつしていません。
環境問題
2019年に行なわれたG7の会議後に、トルドー首相は2021年までに使い捨てプラスチックを禁止すると発表しました。
詳しくは別記事に▼
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トルドー首相はイケメン?かっこいい?
トルドー首相は若くてイケメンだとメディアに取り上げられることがよくあります。
トルドー首相のタトゥー
トルドー首相の趣味はボクシングです。左肩にガッツリとタトゥーが入っています。
トルドー首相の靴下はどこのブランド?
トルドー首相は仕事柄、スーツ姿で登場することがほとんどですが、スーツの下から見えるカラフルな靴下が注目されています。
首相が履いていた、スター・ウォーズのチューバッカや、SF映画「C-3PO」の靴下は大人気になりました。日本での販売はしてないのが残念。
halalsocks(ハラソックス)というブランドの靴下を履いていることが多いですね。
トランプ大統領との仲は?
アメリカとカナダの間には深い溝ができてしまっています。
2018年にトランプ大統領とトルドー首相は経済問題について電話会談を行ないましたが、その時に対立してしまった模様。
また、Wikipediaにはこのような記載があります。
2019年12月3日、NATO首脳会議に出席。ジョンソン英首相やマクロン仏大統領らと会談する中で、トランプ米大統領への皮肉を言う光景をテレビカメラで撮影されてしまい、後にトランプ大統領の怒りを買う局面があった。Wikipediaより引用
ギクシャクした空気でスタートしたそう。
メラニア・トランプ(Melania Trump)
検索ワードで「トルドー首相 メラニア」と検索されているので何でだろうと調べてみました。
メラニア・トランプとは、トランプ大統領のパートナーです。ふたりは2005年に結婚しています。
どうやらG7サミット終了後の記念撮影の時に、メラニアがトルドー首相に「キスを求めているように見える写真」がとらえられたのが理由でした。
ただ単純にそう見えるだけでしたね。
カナダのジャスティン・トルドー首相まとめ
この記事ではカナダのトルドー首相についてまとめました。
日本も閣僚を男女同数にしたり、同性婚ができるようになったり、若い首相が活躍する時代になってほしいです。
トルドー首相のスピーチはこちらから▼
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。