先日、ハフポスト(改名前:ハフィントンポスト)に取材された記事、
『同性婚が16年前に認められたカナダで暮らす“ふたりママ”。「日本で暮らすビジョンは描けなかった」』が公開されました。
ニュースエディターの生田綾(@ayikuta)さんがインタビュー記事を綺麗にまとめてくださったのでお知らせです。
掲載されたハフポストの記事はこちらから▼
スポンサーリンク
ハフポスト(改名前:ハフィントンポスト)とは?
ハフポストとは、米国で2005年に開始されたウェブサイトです。
ニューヨークタイムズ紙のウェブサイトのユーザー数を超え、現在は月間約6300万人が愛読する大きなメディアとなっています。
そして2013年には、ハフポストの日本語版が開設されました。
取材のテーマは「多様な家族のかたち」
テーマは多様な家族のかたちで、「同性婚が法制化されているカナダで実際に子育てをしているお話を伺えないか」というものでした。
また、記事を通して、性的マイノリティや同性カップルへの差別がない社会を実現するために何が必要なのか伝えたいというものでした。
同性同士で子育てをしていると、よく「子どもがかわいそう」「子どもがいじめられる」と言われます。
幼い時から「ちがい」にたくさん触れる機会があったら、人と違うことに悩むことはないんじゃないかなと思っているんですが、
まずは、わたしたちのような家族が「ここにいる」と知ってもらうことが大事だと思い、ご依頼を快諾させていただきました。
取材の内容は大きく分けると以下でした。
- わたしと同性パートナーのキムとの出会い・結婚
- 国際同性カップルとして抱える問題
- 同性婚が法制化されているカナダでの子育て
- 社会的な理解や日本との違いで感じること
わたしが暮らしているカナダでは2005年に同性婚が法制化され、(カナダのLGBTQ2歴史はこちらから)
2017年にはカナダの首相トルドー氏がLGBTQ2コミュニティへの不当な差別に対して謝罪スピーチを行ないました。
カナダでは1996年に人権法が改正され、性的指向が差別禁止の対象になりました。
そして、2017年にはトルドー首相によって性自認と性表現をあらたに差別禁止の対象に含まれました。
カナダは差別が法律で禁止され、好きな人と当たり前に結婚できる国。
「カナダと日本を比べるな」と怒号が飛び交うこともあるけど、
より暮らしやすい人が増える選択肢が他国にあるからこそ発信したいとも思っています。
ニュースエディターの生田綾(@ayikuta)さんが丁寧に取材してくださり、時間をかけて調べたり構成を考えたりして、プライド月間に記事を公開することができました。
<下に続く>
記事になるのはスゴイことではない
正直、こういう形で注目されるのは全く「スゴイことではない」んですよね。
異性愛者で子どもがいる家族は同じ理由で取材はされないし、記事にもならないからです。
記事になるのは、日本では同性カップルに権利がないからで、制度が受けられないから。
わたしたちが「日本では家族になれないから」です。
カナダで愛する人と結婚してからもう5年。家族が増えて4人になった。日本では私たちは未だに家族として扱ってもらえない。心ない人からは「戻ってくるな」「カナダで骨を埋めろ」と言われ国からは日本国籍を捨てたら日本に住めると言われた。好きな人と結婚したいだけなのに
— まどぅー🏳️🌈旅するダンサー👶👶 (@madocanada) June 28, 2021
カナダで結婚して5年が経ちました。いつになったら日本でも家族になれるのだろう。
結婚5周年🏳️🌈記念日!
ということは、写真も5年前になるんですね。。😂#loveislove #HappyPrideMonth2021 pic.twitter.com/K7on8DErY6— まどぅー🏳️🌈旅するダンサー👶👶 (@madocanada) June 11, 2021
とてもとても丁寧に取材していただきました。
「ここにいるよ」と発信すると、定番ヘイトコメントが湧いて出てきますが、
わたしたちが日本でも家族になれる日までは声をあげ続けます。
いつの日か、わたしたち家族のことを記事にする価値がなくなるその日までは声をあげ続けたいと思う。
ご一読いただけたら幸いです。
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。
おすすめ書籍▼
おすすめ絵本▼