
カナダの祝日ファミリーデーは毎年2月の第3月曜日にあります。
ファミリーデーの週末には「多様な家族がいることを伝えるイベント」を開催しました。
家族とまったり過ごす日であるのと同時に、家族の多様性を伝える日でもあるんです。
とても充実したファミリーデーの日となったので、わたしが出版した絵本「かぞくです」と共に紹介させてください。
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カナダのファミリーデーとは?
カナダの祝日ファミリーデーは毎年2月の第3月曜日にあります。
2023年 | 2月20日 |
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2024年 | 2月19日 |
2025年 | 2月17日 |
2026年 | 2月16日 |
2027年 | 2月15日 |
ファミリーデーは文字どおり「家族の日」なので、家族と過ごすことを目的に法定休日として定められました。

カナダのファミリーデーが祝日になる州
ファミリーデーが祝日になる州は以下の5つだけです。
- アルバータ州 (1990年 制定)
- サスカチュワン州 (2007年 制定)
- オンタリオ州 (2008年 制定)
- ブリティッシュ・コロンビア州 (2013年 制定)
- ニューブランズウィック (2018年 制定)

カナダのファミリーデーの過ごし方
ファミリーデーは比較的に新しい祝日なので、どんなふうに家族と時間を過ごすかは各家庭によって異なります。
わたしの周りの友人は、家族とアイススケートに行ったり、ボードゲームをしたり、映画を見たりしたよ〜と教えてくれました。
また、「クリスマスといえば七面鳥」みたいな伝統もまだないので、何を食べるかも各家庭によってそれぞれですね。

わたしが開催したファミリーデーのイベント
わたしは今年 (現在 2023年)、働いている日本語保育園でファミリーデーのイベントを行ないました。
実は昨年、かぞくの多様性を伝える絵本「かぞくです」を出版したんです!!

かぞくの多様性を描いた乳幼児向けの絵本なので、ファミリーデーに最適のイベントになりました。
イベント当日は絵本「かぞくです」に関連した子ども向けアクティビティやアートをたくさん準備しました。

<下につづく>
7つの遊び場を設置したよ!
ファミリデーのイベントは保育園の裏庭で開催しました。

- にじ色のたまご探し
- 感触センサリー
- 多様な家族フェルト
- 家族が作れる粘土
- 段ボールハウス
- 段ボールアート
- 積み木ひろば
- 開き読みスペース
①にじ色のたまご探し
こちらは「にじ色のたまご探し」のコーナーです。

絵本「かぞくです」には、にじ色の鳥が登場するので、関連した遊びを取り入れてみました。

にじ色のたまごをバスケットに入れるシンプルな遊びで、

にじ色のたまごを見つけると嬉しそうに見せてくれました。

たまごは石をペイントして作ったもの。

「色がちがっても家族だよ」というメッセージを伝えながら、遊びを通して多様性の種まきをしています。

②感触センサリー
こちらはセンサリーコーナーです▼

ひとつめのセンサリービンの中には、色とりどりの羽と、樹皮で作ったお家を入れました。

羽を触ったり、

羽を集めたり。

絵本「かぞくです」の物語の中にも6色の羽がひらりひらりと舞うので、絵本とリンクさせました。

ふたつめのセンサリービンの中には、鳥のエサを入れました。


思う存分にすくったり、あけうつしたり。
子どもたちの集中している姿が微笑ましかったです。

③多様な家族フェルト
こちらはフェルトで遊べる場所です▼


多くの絵本ではお母さん・お父さん・子どもがいる典型的な家族像のみが描かれていますが、
家族の形は数え切れないほどあるんですよね。
我が家のようなふたりママ、そして ふたりパパ、ステップファミリー、フォスターファミリー、シングル親、車いすや白杖を使っている家族など、
フェルトを通して家族の形を学べるようになっています。
「いろんな家族がいるんだね」と声掛けをしながらフェルトを使ったりもしますが、
子どもたち自身が遊びながら、考えたり表現したりする姿をみれて嬉しかったです♪

④家族が作れる粘土
こちらは虹色の粘土で遊べる場所です▼

お家・人型・鳥型のクッキーカッターを準備し、家族を作れるようにしてみました。


ファミリーデーにぴったりの粘土遊びになりました。

⑤段ボールハウス
こちらは段ボールハウスです▼

段ボールハウスに自由にお絵かきできます。

窓や屋根も開くので中に入って遊んだり、本当に楽しそうでした。秘密基地みたいでワクワクしますね。


⑥段ボールアート
こちらは段ボールを「いろいろな家族の形」に切ったものです▼

子どもたちにはこの段ボールに絵を描けるようにして、お絵かきコーナーを作りました。

羽の形の段ボールがあるのは、絵本「かぞくです」の中に鳥が出てくるためですね。
⑦積み木ひろば
こちらは積み木ひろばです▼

ペグドールやお家も準備して、家族を連想して遊べるようにしてみました。

絵本「かぞくです」には車椅子に乗った家族が出てくるので、
木製の車いすも積み木の中に混ぜました。


⑧絵本の開き読み&販売スペース
切り株を並べて絵本の開き読みスペースや、絵本の販売スペースも設けさせていただきました。

絵本を購入してくださったり、その場でお子さんに読んでくださったり、本当に感謝です!!


子どもたちの幸せそうな笑顔と、ご家族同士の繋がりもたくさんみれて心が温まるファミリデーになりました。


カナダのファミリーデーまとめ
カナダはLGBTQ+の人権が守られている先進国として知られていますが、
我が家のようなLGBTQ+ファミリーが安心して暮らせる国でもあります。
ファミリーデーの週に本屋さんに行くと、家族に関連した絵本が並んでいました。
物語の中に当たり前に「ふたりのママがいる子ども」や「ふたりのパパがいる子ども」が登場するんですよね。
さらに人種や宗教、障がいの多様性も描かれていました。

カナダで過ごすファミリーデーは、家族でゆっくり過ごす日ですが、家族の多様性を伝える日でもあるんですね。

絵本「かぞくです」についてはこちらからチェックしてみてくださいね▼

また、子どもたち(0〜5歳対象)が多様性を感じるワークショップはいつでも開催しますので、カナダにお住いの方はぜひお声がけくださいね。
当日の様子は動画でもぜひ▼
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。