先日、子どもたちの学校でタレントショーが行われました。
去年も私のダンススタジオの生徒が出演したのですが、今年も出演したんですよ!
ダンスを通して子どもの可能性はもっと広がると確信したお話です。
スポンサーリンク
学校でタレントショーが行われることに
わたしはカナダのビクトリア、マチョーズン村という場所でダンススタジオを経営しています。
オープンして1年半が経ち、最初は10人ほどの生徒だったけど、今では30人に増えました。
1年に1回、子どもたちの小学校でタレントショーが行われるんです。(毎年5月)
この時期になると、気づけばタレントショーの振り付けを依頼されるようになっていました。
今回の参加者は9人。同じ小学校に通う子どもたちが出演することになりました!
迎えたタレントショー当日
会場は学校の近くの教会で行われました。
実はわたしのレッスンは6歳からしか受け付けていないのですが、
ノア君は、2歳上のお兄ちゃんと練習して急遽ステージに出ることになったんですよ!
彼が練習できたのはたったの2回だけだったので心配もありつつ、みんなで最年少のノア君を見守りました。
年齢や経験こそバラバラだけど、ダンスが好きで私のもとに集まってくれたメンバーです。
この経験をきっかけに「ダンサーになりたいって子が現れるかも!」と思うとちょっぴりワクワクします。
いや別に将来はダンサーにならなくても、「子どもの時に習っていたダンス楽しかったな」って思い出になってくれるだけでも嬉しい。
踊ること・表現することの楽しさ、奥深さ、ダンスを通して人と出会えること。
子どもたちには自分が経験してきたことを伝えたい。そして自分ができなかったことに挑戦してほしいなぁって思っています。
むしろ、こんな感動的な日をわたしの人生に作ってくれてありがとう!!
感謝しかないです。
当日の映像はこちらから↓
わたしが子どもたちに全力を注ぐ2つの理由
わたしが「ダンスを通して子どもたちに何かしたい!」って思うようになったキッカケは2つあります。
1つめは学校教育に恵まれなかったことが影響しています。みんなと同じでなければいけない教育にとても窮屈を感じていました。
今思い出してもゾッとする教育を受けてしまったなと思っています。
だからこそ、子どもをとことん信じること、理解してあげることが必要だと思っているんです。
あのとき出会っていたかった大人になるために。
2つめはブラジルの音楽団体アフロヘイギに訪れた時に、リーダーから聞いた言葉が印象に残っているんです。
子どもたちは、何か打ち込めることがあれば絶対に非行に走らない。
この言葉を聞いた瞬間に、「自分のダンスを今後どうやって使っていくのか」というのが明確化されたんですよ。
訪れた南アフリカやブラジルではまだまだ経済格差があり、貧困からドラッグに手を出してしまう子どもたちが多くいました。
だから、「ダンスを学ぶ環境」をこの村に作ることで、子どもに無限の可能性が広がると確信していました。
子どもたちの成長を感じた
事実、子どもたちはこの1年間で驚くべき成長を見せてくれたんですよ!
お母さんが側で見学していないと踊れなかった子どもは、今では一人で踊れるようになったり、
超がつくほどの人見知りで全く喋れなかった子どもは、声を発するようになったり、
レッスン中に全く笑ってなくて心配だった子どもは、よく笑うようになったり。
そして堂々とタレントショーで踊りきったのです( ´∀`)
この村では、東京みたいにダンサーたちを常に間近で見ることができる環境なんて皆無。
ダンサーはYouTube上での存在でしかないんです。
でもチャンスが少ないからって、子どもの可能性を埋もれさせたくはない。
好きなことをもっと好きになってもらいたい
今の時代、「良い学校に入れば幸せ」なんてことはなく、好きなことを仕事にしたいという傾向にシフトしていっていますよね。
「好きだ」と思えることをもっと好きになってもらうことで、ひらける未来がある。
ダンスは誰かを勇気付けたり感動させたり、自分のうちなる想いを訴えたりすることもできます。
言葉が必要ないから、世界中に友達ができるキッカケにもなる。
この中からダンスを通して世界に羽ばたく子どもが出てくるかもしれない、なんて思った日。
以上、まどぅー(@madocanada)でした。
前回のタレントショーの記事はこちらから↓