子どもの成長が早く、去年まで着ていた服が今年はもう着れないことが何度もありました。
そこで近所の子育てコミュニティで、販売目的以外で洋服をシェアできる方法はないか、
アイディアを投げかけたところ、コミュニティクローゼットの存在を教えてもらいました。
この記事では近所の人たちと洋服をシェアするコミュニティクローゼットについてお話しします。
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コミュニティクローゼットとは?
コミュニティクローゼットとは、近所の人たちと共同で管理する洋服のクローゼットのことです。
コミュニティセンター内にハンガーラックがあり、洋服をかけておけるスペースがあるんです。
そこにある洋服は誰でも自由に借りていけるシステムになっています。
この場所で洋服を借りるのにお金はかかりません。
地域の人たちがサイズが合わなくなった洋服や着なくなった洋服を寄付する場所です。
着なくなった服をオンラインで地域の人たちに売るサイトもいくつかあるんですが、
価格を自分で設定して自宅に取りに来てもらったり、発送したりするのが意外とめんどくさいなと思っていました。
セカンドハンド店で安く購入するのもいいのですが、そうすると、どうしても貨幣経済の仕組みから抜け出せないな〜というようなことも考えていました。
コミュニティクローゼットの概念
わたしの地域のコミュニティクローゼットは、
「Take one Leave one」という概念に基づき、洋服を1着借りたら、お家にある洋服を1着寄付するというもので成り立っています。
先日、別記事で書いた「マイクロライブラリー」と同じ概念になりますが、
実は管理自体はとてもゆるりと行なわれています。
1週間分の洋服を借りてまた1週間後に寄付する人もいれば、
洋服を持っていてそのまま返さない人も中にはいます。
「15着寄付して、15着借りていく」など季節ごとにこの場所を使っている人も。
<下につづく>
コミュニティクローゼットのメリット
近所のコミュニティで運営しているため、お金がかからないのが何よりメリット。
それから、その時に必要な人に必要なものを届ける場所になっているのはいいなと思います。
リサイクルショップやセカンドハンド店とは違い、コミュニティで運営しているので、近所の人たちと交流する場所にもなっています。
また、近所の人からドサーっとランダムにお下がりをいただくより、自分たちが使いたいもの、着たいものをこの場所から選べるのがいいなと。
幼稚園の中にもコミュニティクローゼットがあった
地域内にある幼稚園でも「コミュニティクローゼット」が設置されています。(カナダの話です)
こちらのコミュニティクローゼットも、地域のコミュニティクローゼット同様に「洋服を1着借りたら1着寄付する」という概念で運営されていました。
1年に1回、園内バザーが開かれて、クローゼットの中にある洋服はすべて売りに出されます。(それまでは無料)
売り上げは園内に寄付され、子どもたちの遊具の管理費用になったり、低所得の子どもが幼稚園に通えるようになったり、
園内でお金がまわっていく仕組みになっていました。
あ、あとすごくイイな〜と思ったのは、「女の子向け・男の子向け」に洋服を分けていないところ。
サイズごとに分けているだけで、どんな性自認や性表現の子どもたちにも選んでもらいやすい並べ方をしてありました。
コミュニティクローゼットまとめ
似たような取り組みを行なっている企業は日本でもありますが、
企業にお金が入るようになっていたり、サービスを使う人たちがお金を支払う仕組みになっていることが多いですね。
(それが良いとか悪いでは勿論ないのですが!)
所有するのではなく、共有する。
わたしが住んでいる場所は村だからなのか、こうした地域コミュニティの取り組みはいろいろ行なわれています。
自分の地域にあった方法で取り組んでいけたらいいな〜と考えていました。
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。
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