家庭でもできる「おうちモンテ」をゆるーく始めました。
新生児期のモンテッソーリ部屋、また模様替えした1歳ごろのモンテッソーリ部屋を写真付きで紹介します!!
モンテッソーリ部屋づくりの参考にどうぞ〜。
参考にした本▼
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新生児・0歳児のモンテッソーリの部屋づくり
新生児期・0歳で大事なのは、生活の場所に以下4つのコーナーを明確に作ることです。
- 寝るコーナー
- おむつ交換コーナー
- 授乳コーナー
- 運動するコーナー
それぞれのコーナーを決めておくだけで、赤ちゃんは「自分が何をされているのか」だんだんと理解できるようになってくるんです。
授乳をする場所が毎回違うと、「どこに連れて行かれるのだろう?」と泣きわめいたり、不安な気持ちになってしまいます。
「赤ちゃんだから何もわからないだろう」なんてことはないんですよね。
我が家でもこの4つのコーナーを意識して部屋づくりを完成させました。
写真だとわかりにくいので、我が家のモンテ部屋の動画を貼り付けておきますね。(45秒)
①寝るコーナー
部屋を入って左側に双子用の「ネットベッド」を置いています。
新生児期〜生後3ヶ月はネットベッドで寝かせていました。
ベビーベッドか布団で迷ったのですが、生後0〜3ヶ月まではこの組み立て式のネットベッドを使用することに決めました。
犬を飼っていることもあり、最初から布団は危ないかなと思い、出会ったのがネットベッドです。
カナダのアマゾンで購入して200ドル。日本円にしても2万円ちょっとでお手頃価格でした。
ネットベッドのメリットは?
ネットベッドとは折り畳むことができる簡易ベッドです。
簡易といっても頑丈にできているんですよ。何よりレビューが高評価だったので購入したんですが、本当に使いやすいです。
大きさもちょうどよく、双子用でも部屋の場所を取りません。
我が家は出しっ放しで使っていますが、日中は折りたたんでスペースを作ってもいいし、転がして寝室からリビングに持ち運んでも使えますね。
バスネットを取り外すこともできます。
メインベッドでなくてもお昼寝用としてリビングで使うのもあり。
輸入品なのでアマゾンだとちょっと値段がはるのが残念な点。
お子さんが一人だったらこちらがおすすめ。おむつ交換台とセットなので安いです▼
②おむつ交換コーナー
続いて、こちらがおむつを交換するコーナーです。
おむつ交換台を縦向きに置いて使っています。
子どもが泣いたらすぐにおむつ交換できるように、ネットベッドの隣に設置しました。
おむつ交換台の下の棚には布おむつやガーゼ、おしり拭きなどを入れています。
何度もこの場所でおむつを交換しているので、生後2〜3週間ほどで「ここに来るとおむつを変えて綺麗にしてくれるんだ!!」と理解できるまでになりました。
もちろんまだ喋ることはできないんですが、おむつ交換台の上に乗せると泣きやんだり、腰を浮かせて協力してくれるようになったんです。
白黒モビールをぶら下げています
おむつ台の上にはモンテッソーリでおなじみの白黒のムナリモビールを吊るしています。
お着替えもこの場所でします
この場所ではおむつ交換だけでなく、お着替えもします。
なので、使いやすいようにおむつ交換台の左側に以下の3つを設置。
- ゴミ箱
- 洗濯バスケット
- 使用した布おむつ入れ
おむつ交換台は必要?
おむつ交換台は購入するか迷ったのですが、我が家は購入して正解。
立ったままおむつ替えを行うことができるから、膝や腰に負担がかからないんですよ。
欠点としてはやっぱり場所をとることかな。
今は折りたたみ式のおむつ交換台もあるし、レンタルすることもできますね。
おむつ交換台を購入しない場合はマットで代用可能!!
おむつ交換台を購入しない場合は、おむつ交換マットでコーナーを作るのをおすすめ。
家の外でおむつ替えをするときにも使えます。
③授乳のコーナー
こちらが授乳のコーナーです▼
双子なので長めのベッドソファを使っています。
自分自身も落ち着いてリラックスできる椅子を準備するのが基本です。
授乳クッションはやっぱり便利!!
近所のフリマで購入した双子用の授乳クッションは本当に便利。
液体ミルクと母乳の混合で育てていますが、こんな感じでダブル授乳しています▼
双子じゃなくても授乳クッションはひとつあるといいですよ。
授乳コーナーに設置しておくもの
授乳が途中で中断されることがないように、手の届く場所に以下を準備しておきましょう。
- げっぷ布
- 自分の飲み物
- 赤ちゃんのビタミン剤 など
げっぷ布は肩にのせて使うので細長いのがベストです。赤ちゃんはよくミルクを吐くので。
キャスター付きのラックは本当に使いやすいです。
IKEAでも売ってます▼
④運動するコーナー
運動するコーナーにはトッポンチーノや鏡、プレイジムを置いています。
トッポンチーノとは?
トッポンチーノとはモンテッソーリ教育で推奨されている赤ちゃんの小さなお布団のことです。
トッポンチーノごと抱っこや授乳ができる優れもの。首が据わっていない時期に大活躍します。
赤ちゃん自身も自分の匂いが染み付いているので、抱きかかえた時に泣きわめくことが少なくなりました。
手作りする家庭が多いですが、我が家は普通に購入しました。
双子なのでふたつ購入しましたが、別にひとつでも良かったかな〜とは思います。
本体は洗えないので、防水カバーを敷いて使うのが正解。
トッポンチーノのサイズは65cm。なので使えるのは生後3ヵ月くらいまでですね。
その後はベビーチェアの背もたれとして代用可能。
鏡は必須アイテム!!
生まれたての赤ちゃんは、まだ「自分が誰なのか」「この世界は何なのか」認識していないんですよ。
胎内に10ヶ月もいたので当たり前といえば当たり前ですが。
鏡を通して自分の姿や動きを見ることで、徐々に自分の身体感覚を掴んでいきます。
鏡の設置には他にもこんなメリットがあります。
- 表情が豊かになる
- 体の動かし方を学ぶようになる
- 自分と他人がわかるようになる
全身鏡は赤ちゃんの目線に合わせて下の方に設置しました。
プレイジムに模様替え
少し起きている時間が長くなったら、プレイジムを置くのがいいですね。
白黒のカードやモビールを置くのも忘れずに♪
我が家で使っているLovevery(ラブベリー)のプレイジムは日本での販売はないですが、
アマゾンで似ているのを見つけました▼
<下に続く>
1歳児のモンテッソーリの部屋づくり
0歳の時はひとつの部屋に4つのコーナーを設置していたのですが、
1歳になった頃に大幅にレイアウトを変更しました。
というか、急な引っ越しでレイアウトを変えざるを得なかったからなのですが(笑)
1歳はどこまでもハイハイしたり、つかまり立ちをしたり、歩き始めたり、活動範囲が急激に広がっていく時期ですよね。
子どもの成長に合わせてモンテッソーリ部屋もちょこちょこ模様替えをするのがおすすめです。
寝る場所はベビーベッドになったよ
冒頭ではネットベッドを紹介しましたが、生後5ヶ月以降からはベビーベッドに変更しました。
モンテッソーリ教育ではベビーベッドよりも布団を使うように推奨されているのですが、
わたしが住むカナダでは布団が手に入りづらく、ベビーベッドにしました。
しかし、ただのベビーベッドではなく、高さ調整が可能なベビーベッドを選んだので子どもは自分でベッドから登り下りができます。
ベビーベッドについては別記事にて▼
ちなみにお昼寝もベビーベッドを使っています。
おむつ交換する場所はトイレ!
おむつ交換台は1歳ごろには全く使わなくなりました。
その代わりに使っているのが、子ども用のトイレシートと踏み台です。
我が家ではおすわりができるようになった生後6ヶ月ごろから、トイレに座らせて用を足してもらっているんです。
おむつを交換するときもわざわざトイレに連れて行って交換しています。(できる範囲ですが)
何度もトイレでおむつを交換したり、トイレに座らせることで、おしっこもうんちも「トイレでするもの」と覚えてもらえるので。
新生児の時に「おむつ交換コーナー」をつくった目的と同じですね。
自分で椅子に座って食べるよ
1歳ごろに購入したのがコロコロチェアーです。
ローチェアーなので、大人の力を借りずに自分で座ることができています。
さすがモンテッソーリです。環境さえ整えてあげれば子どもは自分でできる。
こんな感じで食べています▼
ただ、大人は隣のテーブルで食べていて、一緒に食べている感じではないんですよね。ハイチェアーを購入したほうがいいのか未だに迷っています。。
食べる時はハイチェアー、おしごとする時はコロコロチェアーでもいいかな〜と思っています。
活動場所はリビング!おすすめのモンテ棚は?
日中に活動する場所は主にリビングになりました。
ダイニングテーブルを窓際に寄せて、真ん中にプレイルームを作りました。
床はジョイントマットを敷き詰めました
床はジョイントマットを敷き詰めました。
1歳ごろはまだ歩くのが上手じゃないのでジョイントマットやプレイマットがあると安心です。
子どもが取りやすい絵本棚を設置!
子どもが取りやすい高さの絵本棚も設置しました。
おすすめのモンテッソーリ絵本棚については別記事に詳しく書きました▼
モンテッソーリの教具棚は2段8キューブのもの
モンテッソーリ棚も新調し、窓際に設置しました。
おすすめのモンテッソーリ棚についても別記事に詳しく書いています▼
そのほかに揃えておきたいもの
そのほか成長に合わせて揃えておきたいものを紹介しておきます。
子どもの自立への手助けができるものたちです!
スタンディングタワー
スタンディングタワーはモンテッソーリ教育に欠かせないアイテムです。
日本ではあまり馴染みがないものですが、台所のお手伝いをしてもらうときに役立ちます。
大人の力を借りなくても自分で登り下りができるようになっているのが特徴。
子どもサイズの洋服棚
1歳半ごろには子どもサイズの洋服棚を設置しておきたいところ。
環境さえ整えてあげれば、子どもは洋服を自分で選ぶことができます。
- 子どもの手の届く棚を用意する
- 最初は洋服棚に2~3枚の服をかけておく
- 子どもに選んでもらう
- 洗濯カゴも手の届くところへ設置しておく
上記のような環境がいつもあると、子どもは必然的に「自分で考えて選んで決める」ことになりますよね。
自分で選ぶ力が養われ、自分を信じることに繋がっていきます。
かくいう我が家もまだ子ども用の洋服棚を設置していないので、早く準備しなきゃ〜!と思っています。
子どもサイズの掃除用具
子どもサイズの掃除用具もあるといいですね。
お水をこぼしたり、床を汚してしまったときに怒るのではなく、掃除の仕方を教えてあげる。
そうすることが子どもの自立につながっていきます。
小さいコップとピッチャー
子どもの手が届く場所に、小さなコップと少しだけ水の入ったピッチャーを設置するのもおすすめです。
まだまだ上手にお水を注ぐことはできないですが、「こぼしてしまうから大人が全部やってあげる」のは間違いです。
それは大人の都合ですよね。
何度も繰り返し同じ動きをするから、だんだん上達するもの。
植物にお水をやるおしごとや、あけうつしのおしごとも「お水を飲む」日常生活の練習になります♪
ピッチャーやコップを取り入れたおしごとはどんどん取り入れましょう〜!
モンテッソーリ部屋づくりまとめ
さて、この記事では「モンテッソーリ部屋づくり」の新生児・0歳・1歳を紹介しました。
新生児期は以下4つのコーナーを明確に作ることがポイントです。
- 寝るコーナー
- おむつ交換コーナー
- 授乳のコーナー
- 運動するコーナー
部屋が狭く、4つの場所を作ることが難しい場合でも、「いつもと同じ場所で同じことをする」だけでも効果がありますよ。
活動範囲が広くなる1歳前後は子どもをよく観察して何が必要か考えてみるといいですね。
参考になれば幸いです。
以上、双子のふたりママのまどぅー(@madocanada)でした。