【30日間無料】Amazon Music Unlimitedで音楽聴き放題!

え、完食指導に賛成?給食を残さず食べることが偉いなんて本気で思ってるの?

まどぅー
小学校の時に不登校だった、まどぅー(@madocanada)です。

岐阜市の教師の「完食指導」によって5人の児童が嘔吐したニュースを見ました。

吐くまで食べさせる教育をいまだにやっているのかと本当に驚愕です。
 

 

スポンサーリンク

完食指導によって児童が嘔吐した

ニュースによると、子どもたちの偏食をなくすために、給食を残さず食べるよう厳しく指導していたということです。

岐阜市立小学校の女性教師(50代)が、児童らに給食を完食するよう指導した結果、2017年7月までに少なくとも5人が嘔吐していたことがわかりました。岐阜市教育委員会は女性教師に対して口頭での厳重注意処分を出したと発表。ニュース速報Japanより

完食指導とは文字通り、完食させること。給食ハラスメントとも呼ばれています。

食べる量やスピードは個人差がある。

それぞれ体格や運動量、消化にかかる時間は全く違うのに、みんなと同じ量を食べさせるのは元から無理があります。子どもたちは一人ひとり違うのに、おんなじ指導をすることにも違和感ですね。

大人でも、一度にたくさんの量を食べれる人もいれば、小まめに食べる人もいますよね。

わたしが小・中学生の時にも「完食指導」を掲げられ、お腹がいっぱいであるのにも関わらず無理に食べさせられました。

小学生の時は少食だったので、給食の時間が精神的に苦痛でした。

まどぅー
はっきり言って、楽しくも美味しくもない「完食指導」なんて無意味です。

無理やり食べさせたところで好き嫌いがなくなるわけじゃない。

完食指導を賛成している人に考えてほしいのですが、

先生
残さず食べなさい!!!!

無理やりスプーンで口元に運ばれて、嫌いなものを好きになると思いますか?

そんな行為をさせられたら、嫌いな食べ物が余計に嫌いになりますよね。

そもそも「嫌いな食べ物があること」ってそんなに悪いことなんですかね?大人にだって嫌いな食べ物はあります。

味覚は成長と共に変化していきます。無理やり食べさせなくとも、「残すな」とプレッシャーをかけなくとも、子どもに食べてもらう方法は工夫次第でいくらでもあるはずです。

大人自身が「好き嫌いはよくない」と教わってきただけに、それを子どもにも押し付けているだけになっていることがあります。

子どもたちが給食を食べられない理由を知る

先生や大人は「子どもたち給食が食べられない理由」を知ることも大事。

食べられない理由として以下が挙げられます。

  • 量が多すぎるから
  • 食べるのに時間がかかるから
  • 給食時間が短いから
  • 美味しくないから
  • 嫌いなものがあるから
  • 体調不良だから
  • アレルギーがあるから
  • 太りたくないから

「好き嫌い」だけが理由ではないことがわかります。

様々な理由があるのに、ただ単純に「食べろ」と命令し、吐くまで食べさせる教育には無理がありますよね。

理由も聞かずに給食の食べ残し対策として完食指導を用いるのは安易すぎなんです。

昼休みまで残って食べさせる理由はなに?

調べてみると「昼休みまで残って食べさせられた」と言う人が日本全国にいます。しかもその全てが悪い思い出と化しています。

残念ながら「良い思い出になった」や「嫌いな食べ物を克服できた」という結果には至っていません。トラウマを作っているだけなんですよ。

なかには嘔吐恐怖からの摂食障害に陥ってしまった方もいるそうです。

完食指導を受けて育った人の中には、大人になっても苦しんでいる人がたくさんいます。

まどぅー
未だにそんな教育がされていることに残念でならない。

完食指導の相談が相次ぐ

「日本会食恐怖症克服支援協会」によると、延べ1000人以上から完食指導についての相談がよせられました▼

  • 野球部での食事指導で1年間吐き続けた
  • いきすぎた完食指導で対人恐怖症になった
  • 牛乳を無理やり飲まされ心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症
  • 人前で全く食事ができなくなった (参考:ミノソクより) 

完食指導が原因で訴訟に発展したケースもあるんですよ。

美味しく楽しく食べるのが一番健康的

「残すのは作ってくれた人に失礼だ」と言う人がたまにいますが、嘔吐までして食べさせられるのに、作ってくれた人に対して感謝が生まれるはずもないんです。

楽しくも美味しくもない無理強い「完食指導」をめざすのはもうやめてほしいです。

家族や友人と関わりながら楽しくて美味しいと感じられる「食育」をめざしてほしいですね!

書籍のオススメ▼

以上、まどぅー(@madocanada)でした。

スポンサーリンク