2019年7月7日に双子が生まれてから早5年。
この5年間、毎日がまるで感動と嵐の連続で、笑顔や涙に彩られた日々を過ごしてきました。
「同性カップルの親に育てられる子どもはかわいそう」という意見が未だにありますが、
今回は、5歳になった子どもたちに幸せかどうか聞いてみたのでシェアします。
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双子が5歳になった!
双子が生まれた瞬間を今でも鮮明に覚えています。
ふたりの小さな命の誕生に、嬉しさでいっぱいでした。
夜泣きが2倍、ミルクの時間も2倍…何もかもが2倍、いや2倍以上だったのかも!
初めて笑ったとき、初めて寝返りしたとき、初めて歩いたとき、初めて「ママ」と呼ばれたとき……
とにかく感動の連続でした。
毎日の小さな進歩が積み重なり、気がつけば、もう5歳。
1日はとてつもなく長く感じ、でも1年はあっという間に過ぎる子育て。
パートナーと、ふたりの成長を見守ることができたことをひしひし噛みしめています。
ふたりが見せてくれる笑顔や、一緒に過ごした何気ない時間こそは、わたしたちにとっての宝物です。
そして、これからも笑ったり悩んだりしながらの子育てになるんだろうなと思っています。
同性カップルの親を持つ子どもは幸せ?ふたりに聞いてみた
「同性カップルの親に育てられる子どもはかわいそう」という意見を今でもよく聞きます。
そこで、ふたりに「ママとマミーがいて、ふたりのお母さんがいて、どう?幸せ?」って聞いてみたんです。
そしたら、ふたりとも即答で「幸せだよ!」って。
もう、なんて可愛いんだろうって思いながら、
じゃあ、どんな時に幸せって感じるの?
ってさらに聞いてみたんです。
すると、ひとりは「ママとマミーと海に行くときが、一番幸せかな」って。
それからもうひとりは「ママとマミーと一緒に遊んでるときが幸せ」って教えてくれたんです。
その言葉を聞いた瞬間、嬉しさで笑みが思わずこぼれました。
ふたりが感じる幸せを、一緒に分かち合えること。それがわたしたちにとって、一番の幸せなんだなって、改めて感じました。
幸せとは?同性カップルの子育てで感じた日々の大切さ
幸せって、実は一様ではないんですよね。
瞬間ごとに感じるものだから。
時にはケンカをしたり、涙を流したりすることもある。
同性カップルであろうと異性カップルであろうと、家族にはそれぞれの感情があります。
「お母さんとお父さんが揃っているから幸せだ」という考え方は、一面的かもしれません。
実際には、家族の形がどうであれ、愛情とサポートがあれば幸せが築けるし、幸せに気づける子に育つんだと。
家族が一緒にいることが必ずしも幸せを保証するわけではないですよね。
お母さんとお父さんが揃っていても、虐待やDVがあって関係が不健康であったり、愛情が不足している場合もありますからね。
そして、「幸せ」は親や他人が決めるものではなく、子どもたち自身が決めるもの。
もし、子どもたちが喧嘩しているときに「幸せ?」と聞いたら、きっと「幸せじゃない!」なんて答えが返ってきていたかもしれない。
子どもたちの幸せをコントロールすることはできないけど、幸せだと思ってもらえるように親として愛情を注ぐことはできる。
それは親の性別に関係なく、大切なこと。
幸せじゃない瞬間も含めて幸せだと思ってもらえるように、日々を大切に過ごしていきたい。
ふたりの母親がいることを理解している子どもたち
5歳になったふたりは、自分たちの家族がふたりの母親から成り立っていることをしっかりと理解しています。
それは、小さいとき(だいたい2〜3歳ごろ)から性教育の知識を教え、早い段階から子どもの出自やルーツを伝え、いろいろな家族がいることを繰り返し伝えてきたから。
性教育や家族の多様性を小さい頃から伝えてきた結果、子どもたちは他の家族の形と比較することもなく、家族の多様性を自然に受け入れているなと思います。
ふたりにとって、親が同性同士であることは、特別でもおかしいことでも何でもなく、ただ「家族」なんですね。
家族の多様性を幼い頃から伝える絵本「かぞくです」を出版しました。ぜひチェックしてみてくださいね。
これからの5年に期待して
これからの5年も、どんな日々が待っているのかワクワクしています。
双子がどんな風に成長し、どんなことに興味を持っていくのか、毎日が楽しみ。
それと同時に、これからも家族としてしっかり支え合いながら、一緒に成長していきたいと思っています。
ふたりママとして、クィアママとして、迷うことなく子育てができているのは、
わたしたちが愛と信念を持って子どもたちを育てているからです。
世間の目や偏見にとらわれることなく、子どもたちの幸せを一番に考え、毎日を精一杯楽しむ!
決して完璧な親ではないです。
だけれど、わたしたちの家族にとっての「完璧」は、笑顔と愛があふれる瞬間をたくさん積み重ねていくことなんだと思っています。
ふたりの笑顔を見ると「これでいいんだな」と感じます。
この5年間、愛に包まれた瞬間や小さな奇跡に感謝しながら、これからも家族としての絆を深めていきたい。
生まれてきてくれてありがとう。親にしてくれてありがとう。
子どもたちが「この家族でよかった」と思えるように、これからも全力で支え続けていきます。
以上、カナダ在住のまどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。
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