モンテッソーリの代表的なおしごとであるあけ移しをお家でやり始めました。
あけ移しのやり方や種類、おすすめのピッチャー、実際にやってみた効果を紹介します。
スポンサーリンク
あけ移しとは?
モンテッソーリ教育の中に「あけ移し」と呼ばれるおしごとがあります。
子どもサイズのピッチャーにお水や豆を入れて、もうひとつのピッチャーに移す幼児アクティビティです。
「あけ移す」「注ぐ」という動作は、子どもの手指・手首の発達に欠かせない運動です。
あけ移しのねらい・目的
あけ移しには段階があります。
最初はピッチャー同士のお水のあけ移しから始まり、スプーンやトングを使ったあけ移しへと変化し、
最終的に鉛筆やハサミ、お箸を持って日常生活をこなせる方向に進んでいく感じです。
大人の力を借りずに日常生活ができるようになると、子どもの自信になります。
それだけでなく自立へと向かっていけるんですね。
また、モンテッソーリ教育では親指、人差し指、中指の3本指を幼少期のうちによく使うといいとされています。
この3本指のことを「突出した脳」と呼んでいて、脳の発達を促すと言われています。
<下に続く>
あけ移しはいつから?何歳から?
我が家であけ移しを最初に始めたのは1歳5ヶ月ごろでした。
1歳過ぎたあたりから2歳ごろに始める家庭が多いですね!!
あけ移しに必要なもの・準備
あけ移す道具
我が家であけ移す道具でよく使うものは以下です。
- ピッチャー
- 計量カップ
- お椀
- スプーン
- 計量スプーン
- アイスクリームディッシャー
- しゃもじ
- おたま
- トング
- ピンセット
- お箸 など
最初はピッチャーから始めましたが、
最終的にいろんな種類のあけ移しをやっています。
あけ移しにおすすめのピッチャー
我が家で使っているピッチャーは2種類あります。
初めてのあけ移しに使ったのはステンレス製400mlのピッチャー。
こちらです▼
あけ移しのおしごとに少し慣れてきた頃にガラス陶器に変更しました。
こちらです▼
あけ移しにおすすめのお椀
スプーンやトングを使ったあけ移しでは、持ち手付きのお椀が役に立ちました。
こちらです▼
あけ移しにおすすめのトング
あけ移し用のトングは100均一で買ったものとアマゾンで購入したものを使用しています。
トングによって掴みやすかったり掴みにくかったり。
あけ移すもの
あけ移すものは以下のようなものが使えます。
- 水
- 豆
- お米
- ビーズ
- ドングリ
- ポンポン など
あけ移しのやり方
あけ移し・ピッチャーを使う
まずはお水とピッチャーを使ったあけ移しから始めました。
同じサイズのピッチャーを2つ準備します。
お水に慣れてきたら、豆やお米、ドングリにしてみたり。
お水と違って、移す時にカラカラと音がなるので、子どもたちが楽しんでいました。
あけ移し・スプーンを使う
ピッチャーと並行してスプーンを使ったあけ移しも取り入れてみました。
ポンポンをペットボトルに入れたり。
計量スプーンにしたり。
あけ移し・おたまを使う
お水の中にカラーボールを入れておたまですくいあげる「あけ移し」もやってみました。
そーっと扱わなければいけない卵のあけ移しもおすすめです。
あけ移し・トングを使う
2歳になってからトングを使ったあけ移しもやってみています。
あけ移すものを変えてみると、難易度が変わりますね。
子どもの成長に合わせて中身を変えたり、道具を変えていきました。
あけ移しをする時のコツやポイント
あけ移しをする時のコツやポイントをまとめてみました。
①子どもサイズを用意する
子どもに負担がないように、子どもが持てる小さめサイズを用意するのが基本ですね。
モンテッソーリ教育では本物を使うといいとされているので、おすすめは小さな陶器を使うこと。
冒頭で紹介した通り、こちらのピッチャーがダントツで良いです▼
慣れるまでは割れにくく軽いステンレス製でもいいですね。
②まずは動作をゆっくり見せてあげる
モンテッソーリ教育では「見ててね・待っててね」という合言葉があります。
あけ移しの準備が整ったら、まずは大人がゆっくりとやり方を見せて進めていきました。
子どもの「早くやってみたい!」と焦る気持ちを抑えながら、まずは何度もゆっくりお手本を見せました。
③少なめのお水やお豆からスタートする
ピッチャーに入れるお水や豆の量は「少ないかな?」と思うくらいでグッド♪
子どもも満足感が得られて「またやってみたい!」と思える効果がありましたよ〜!
④最初は床にこぼれるのも覚悟で
あけ移しを始めたばかりの頃は、机だけじゃなく床にもお水をこぼしていました。
豆もあちこちに散乱するほど。
最初は掃除が大変でしたが、この機会に掃除も教えようと思い、子どもサイズのホウキを購入しました。
レジャーシートなどを床に敷いてもいいかもしれません。
⑤年齢や能力に応じて難易度を変える
ピッチャー→スプーン→おたま→トング→ピンセット→お箸と、
年齢や能力に応じてだんだん難易度あげていくのがコツです。
あけ移しの効果
毎日あけ移しのおしごとをしていたわけじゃないんですが、
あけ移しを始めて約1ヶ月弱ほどでお水をこぼさずに自分のコップに移せるようになりました。
できることが増えて、自立に向かっているのを実感します。
また、食事の際には取り分けを自分でやってもらっています。
ご飯をよそってもらったり、卵やフルーツを自分のお皿に盛ってもらったり。
あけ移しのおしごとまとめ
この記事ではモンテッソーリのあけ移しのおしごとについて書きました。
以上、まどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。