多様性を伝える絵本「かぞくです」を出版しました!!
絵本「かぞくです」について紹介します。
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絵本「かぞくです」とは?
絵本「かぞくです」は、多様な家族のかたちを伝える絵本です。
にじいろの鳥が、実在する6つの家族を巡る物語。
(詳しいあらすじ・内容は後述しています)
実在する6家族をモデルに描き、様々な家族をより身近に感じていただけるよう表現した絵本になっています。
- 家族の多様性を伝える日本発の絵本
- 実在する6家族がモデルの絵本
- クラファンが大成功し出版された絵本
- 色学びや探し絵も!知育絵本
わたしが絵本「かぞくです」を出版した想いと合わせて紹介していきますね。
①家族の多様性を伝える日本発の絵本
絵本「かぞくです」は、家族の多様性を伝える日本発の絵本です。
海外の絵本では多様な家族、障がいのある子、人種の違う子が登場する作品が多く出版されています。
日本でも海外の絵本を翻訳したものがだんだん増えてきましたが、
どうしても「多様性=海外の話」と遠い話として受け取られているのではないか?と思っていました。
また、わたしはカナダで同性パートナーと「ふたりママ」として子育てしています。
自分自身が「ふたりママ」として子育てしていく過程において、
我が子たちは周りから必ずと言っていいほど、お父さんがいることを想像されます。
ほとんどの絵本でも「お母さんとお父さんが揃っている家族像」のみが描かれているんですよね。
「お母さん・お父さん・子ども」のステレオタイプの家族構成ばかりが表現されることで、無意識に「家族とはこういうもの」と幼少期から刷り込まれてしまっていると気づきました。
確かにほとんどの家庭にはお母さんがいて、お父さんがいます。
でも、わたしたち家族も確かにここに存在する。
わたしたちのようなふたりママ家族の他にも、社会にはいろんな家族の形があります。
例えば、
- ひとり親の家族
- ふたりママ家族
- ふたりパパ家族
- 子どものいない夫婦
- 里子や養子を迎えた家族
- 障がいを持った方がいる家族
- 結婚していないけど子どもがいる家族
- 結婚したくてもできない同性同士のふうふ
- ステップファミリー
- 大家族 など
子どもたちには、幼い頃から「家族の形はいろいろあること」を伝えていきたい。
こうして海外翻訳本でなく日本から出版されたのが、家族の多様性を伝える絵本「かぞくです」になります。
②実在する6家族がモデルになってる絵本
絵本「かぞくです」では、実在する6つの家族がモデルになっています。
空想上の中の話だけでなく、それぞれの家族を身近に感じられるように、実在する家族をモデルにしました。
どんな家族に対しても偏見や差別なく、当たり前に存在していると認識してもらうために。
下記画像は、わたしの家族を描いてもらったものです。
「それぞれの家族に幸せがあるんだな〜」と、絵本に表現されている日常のひとコマから感じていただけたら嬉しいです。
絵本「かぞくです」には、ふたりパパ家族や障がいを持った方がいる家族、アフリカのケニアに住む家族と、本当に様々な家族が登場します。
絵本のモデルになった6家族は、別記事で詳しく紹介していますので、合わせてお読みくださいね。
③クラファンが大成功し出版された絵本
絵本「かぞくです」は、2022年7月1日から8月7日までを期限にクラウドファンディングを行ない、出版されました。
なんと、クラファン開始してたった4日間で100%を達成した絵本なんです!
最初の3日間以内に20%達成すると成功しやすいと言われていますが、クラファン開始2日で60%達成したプロジェクトでした。
それだけでなく、目標金額達成後に掲げたセカンドゴールも達成したんです。
絵本はクラファンが達成したら200冊印刷予定でしたが、多くのご支援によって【1千冊】出版することができました。
また、応援メッセージをくださった方々にも感謝でいっぱいです。
絵本「かぞくです」をクラファン中に支援してくださった方のコメントには以下のような声がありました。
- お友達の出産祝いに渡します!
- 地元の保育園に寄付します!
- 子どもの誕生日にあげます!
プレゼントや寄贈のためにご支援してくださった方も多くいました。
「多様性を広める絵本が日本でも出版されて嬉しい」とコメントもいただきました。
こんなにたくさんの人が、「多様な家族の形を広めたい」と思ってくれたこと、涙が出るほど嬉しくて。
ご支援してくださった方のおかげで、無事に絵本「かぞくです」を自費出版することができました。
改めてありがとうございます!!
④色学びや探し絵も!知育絵本
絵本「かぞくです」には、こだわったポイント・読みどころがいっぱいあります。
にじいろの鳥は「おなかのうえ」や「かたのうえ」などの身体の部位に羽を落としていきます。
絵本を通して、頭・お腹・てのひら・ひざ・肩・ほっぺの部位を覚えられるようになっています。
さらに6色の羽から「色」を学ぶこともできますよ。
また、いろいろな家族がにじいろの鳥を探す場面では、さがし絵となっているんですよ。
「にじいろの鳥はどこ?」と探すのが楽しく、子どもたちの観察力と集中力もアップする知育絵本としても優れています。
そのほかにも、こんな魅力がつまった絵本です▼
- ページをめくるごとに太陽の位置が変わる
- 性別による偏見をなくす子どもの服が描かれている
- にじいろの鳥の家族も多様に表現されている
- テンポのいい繰り返し文を使っている
絵本「かぞくです」のこだわりポイントと読みどころは、詳しく別記事に書きました。
合わせてチェックしてみてくださいね。
絵本「かぞくです」の基本情報・内容
絵本タイトル | かぞくです |
---|---|
ページ数 | 24ページ |
作者① | すずきまどか |
作者② | ゆみさきなるみ |
作者③ | ジェニファー・マーティン |
絵 | ほしのあきと |
料金 | 定価1,300円(税込1,430円) |
サイズ | 22×21cm |
発行年 | 2022年8月8日発行 |
出版形態・出版社 | 自費・ガップリ(JETDA) |
絵本「かぞくです」 |
絵本「かぞくです」のあらすじ
実在している家族をモデルにしたので、ファンタジーさがあり、なおかつリアルさが残る絵の描写になっています。
絵の雰囲気からもそれぞれの家族の温もりが伝わってきますよ♪
絵本「かぞくです」の作者・イラストレーター紹介
絵本「かぞくです」の作者は3人います。
なるちゃんとジェニーに出会えたからこそ、絵本「かぞくです」を作ることができて、出版できました。
わたしたち作者3人と、絵を担当してくださったイラストレーターのAKITOさんについては、こちらの記事に詳しく書いています▼
絵本「かぞくです」の対象年齢
絵本「かぞくです」は、対象年齢を定めていませんが、0〜5歳がいちばん読みやすい時期となっています。
絵本内はすべてひらがな表記です。
乳幼児のときから多様性を伝えても理解できるの?疑問に感じるかもしれないのですが、
余計なフィルターがない幼少期にこそ必要な絵本だと思っています!!
また、支援者の方からは保育の学校などで絵本を教材として使いたいという声もありました。
大人や保護者、保育者の方にもたくさんの気づきがある絵本です。
絵本「かぞくです」のご購入・お支払いについて
絵本「かぞくです」は、下記リンクから購入可能になっています。
今後はイベントでの販売や書店販売もしていきますので、情報が更新され次第、またお知らせします。
絵本「かぞくです」の寄贈先
こちらは絵本「かぞくです」を寄贈させていただいた場所になります。
- ここはぐつぼみ保育園
- ここはぐふたば保育園
- Co-working & Community Space K.I.T(福井県子育てコワーキングスペース)
- 大阪プライドセンター
- 民間学童 MOCOPLA荻窪
- 特定非営利活動法人たんぽぽ保育園
- LGBT系ユースの居場所「にじーず」全国8ヶ所
- プライドハウス東京
- ぽかぽか保育園 (Poka Poka Daycare)
- 日本語幼稚園 JLC Victoria
個人で保育園や幼稚園、図書館などに寄贈してくださった方は上記リストに追加しますので、
絵本「かぞくです」の感想・レビュー
絵本「かぞくです」の感想を紹介します。
たくさんの愛あふれるメッセージやSNSでの投稿、本当にありがとうございます。
この絵本は、登場する家族、内容、絵と総合的に申し分ない絵本に仕上がっていました。出会った子どもやおとなの感性に響くと思います。
そして、この絵本が種まきをして世界中の偏見や差別がなくなることを願っています。
とてもあたたかい絵で、文字も大きくて読みやすく
それぞれの家族の形を自然に見ることのできる絵本だと思いました。今、職場の保育士さんに順番に回っています。
その後、子どもたちにも見せようと思っています。
読みました。色々な家族がいるんだよってことが伝わって、温かい気持ちになれる絵本だなと思いました。子どもも気に入って「ぱたぱた」言ってて、子どもにも読みやすくなってるなと思いました。
子ども達が自然と受け入れて、少しでも多様性が認められる社会が広がればなと思います。
絵がとても素敵で、子どもでも読みやすいと思いました。こんな家族になりたいなと思う絵でした。家族は色々。日本も一刻も早く同性婚が認められ周りで当たり前に見かける日がほしいですね。
とっても温かみのあるイラスト、文もリズム感があって、繰り返し繰り返し読むことで様々な家族の形が当たり前のものとして受け止められるようになりそう。たくさんの子に読んでもらいたい!私も一冊は友達の出産祝いにプレゼントするつもりです。
海外の多様な家族の絵本はたくさん出てきたけれど、日本(人)のモデルが描かれているので多様性な家族がより近くに感じられます!
「にじいろー!」と鳥探しながら読みました!クラファン成功おめでとうございました。絵本の紙質が好きでした(手触りが佳き)
文字も大きくて読みやすい。じぃじばぁばでも読み聞かせしやすそうで良かったです。
子どもって絵本から色んなこと自然に学んでいくだろうから、固定概念のない家族が表現されてて、本来あるべき姿だなあって改めて思いました。
絵本を通して、いろいろな家族の形がみんなに伝わっていきますように。
先日、私の自宅にも届きました。早速中を読んでみたら、とても優しい挿絵と分かりやすい言葉で「かぞく」が描かれていて、嬉しくなりました。こんな素敵な絵本を作ってくださり、ありがとうございます。
絵本を声に出して読んでみました。
色彩豊かで、にじいろの羽を見つけるのが楽しいな~と思いながら読ませていただきました。
地域の親子にも、この絵本を紹介していきたいと思います。
絵本「かぞくです」の感想はハッシュタグ #絵本かぞくです をつけてSNS投稿してくださると嬉しいです。
またお問い合わせからのご連絡もお待ちしております。
絵本「かぞくです」が朝日新聞で掲載されました!
『絵本「かぞくです」に込めた思いは』という見出しで、朝日新聞で取材されました。
2022年11月4日に紙面とオンラインの両方で配信されました。
絵本「かぞくです」をご利用する際へのお願い
絵本「かぞくです」をご利用する際へのお願いをまとめました。
複製、転写、転売は禁止致します。
絵本を活用しての講演や開き読み会にはご自由にご利用ください。
絵本が届いた際にはぜひSNSでハッシュタグ「#絵本かぞくです」をつけて発信してくださったら嬉しいです。
また、ご自宅や保育園で絵本を開き読みをしている風景なども、SNSでハッシュタグ「#絵本かぞくです」をつけて発信していただけたらと思います。
※有料のイベントの開催をお考えの際にはお問い合わせ先よりご相談ください。
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記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
以上、絵本「かぞくです」の作者のまどぅー(➠プロフィールはこちら)でした。