「春休みダンスキャンプ」を私のダンススタジオで開催しました。
ダンスレッスンの中にアクティビティを取り入れたので、子どもたちには楽しんでもらえました!

「春休みダンスキャンプ」は朝9時からお昼の12時まで行いました。(5日間)
「キャンプ」と言うと、テントに泊まってバーベキューするイメージがあるかもしれませんが、全く違いますw
子どもたちの学校がお休みの時期(主に春/夏休み)に、学校や施設、スポーツセンターなどで子どもたちを預かるプログラムのことです。

「ダンスキャンプ」では文字通り、ダンスを学ぶワークショップが提供されます。

タップダンスの先生とコラボして、タップダンスとヒップホップダンスを学ぶ5日間のダンスキャンプを主催しました!
それでは、私たち講師が実際に行ったダンスキャンプの内容を紹介していきます!
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アイスブレイク
シンプルなものから盛り上がるものまで様々な種類があります。
初日は、自分の名前と好きなダンスムーブを一人ずつシェアしました。
全員で円をつくり、自分の番になったら円の中心に行きます。
一人が発表し終わるごとに、他のみんなはその子の好きなダンスムーブを真似します。

タップダンスレッスンの内容
普段のレッスンではヒップホップレッスンのみですが、春/夏休みは特別ダンス講師を呼ぶようにしています。

日によって内容やゲームは異なりますが、タップダンスの先生の大まかなレッスン内容はこんな感じでした。
- 基本ステップの練習
- バーレッスン
- 自分たちでリズム作り
- 振り付けの練習(毎日少しづつ増える)
- サイコロゲーム
- 手拍子リズムゲーム

自分たちでリズム作り
短い歌に合わせて、自分たちでタップリズムを考える時間がありました。
大概は「先生の動きを真似するレッスン」で1時間終わることが多いですよね。ダンスの技術を学ぶ上ではとても重要なことです。
でも、子どもの自主性を尊重したアクティビティを準備すると、クリエイティブな部分が養われるんですよ!
- 自分たちで考える
- 自分たちで創る
この二つの時間を作ることで、子どもの可能性を広げることができる。


サイコロを使ったリズムゲーム
サイコロを使ったアクティビティを紹介します。
①まずみんなで円になります。
②一人ずつサイコロを振ってもらいます。
③出た数字の数だけ、タップでリズムを作ってもらうという簡単なアクティビティ。
3が出たら3回、5が出たら5回、6が出たら6回タップが踏めるということです。
5や6が出た時はみんなテンション上がっていましたよー!(多くのタップが踏めるので)


手拍子リズムゲーム
これもタップダンスの先生が準備した簡単なアクティビティです。
①先生が即興で不規則な手拍子を鳴らします。
②生徒は耳をすまして手拍子の音を聴きます。
③先生が手拍子をしたテンポを、一人ずつタップで再現!


バーレッスン
ヒップホップレッスンでは「バー」を使わないので、スタジオに完備していないのですが、
椅子の背を使って即席バーに代替えできるんですよ!


ヒップホップレッスンの内容
ヒップホップレッスンの内容をまとめました。
- アイソレーション(体の各部位を動かす基礎)
- リズムトレーニング
- ストレッチ
- AからGまでのダンスステップの練習
- アルファベットダンスゲーム
- フリースタイル
- 自分たちで振り付けを考える
- グラフティワークショップ
- 振り付けの練習(毎日少しづつ増える)


AからHまでのダンスステップを教えた
毎日2つずつ新しいステップを教えました。
私が4日間で教えたステップはこちら!
- ATL stomp (エーティーエルストンプ)
- Biz Markie (ビズマーキー)
- Coffee Grinder (コーヒーグラインダー)
- Down (ダウン)
- Elbow-Up (エルボアップ)
- Floss (フロス)
- Get-Down (ゲットダウン)
- Happy-Feet (ハッピーフィート)
ステップのレパートリーがどんどん増えれば、もっとバラエティ豊かに踊れるようになりますよね!
【アルファベット】クジ引きゲーム
まずはゲームの準備を。
ストローでクジ引きを作りました。


ストローの片先端にはアルファベットが書かれています。

アルファベットを下にして瓶に入れます。こんな感じに。

さて、この棒状のクジ引きを使ったアクティビティです!
①円になって一人ずつクジをひいていきます!
②ひいたアルファベットのステップをみんなの前で見せる
BをひいたらBiz Markie(ビズマーキー)、FをひいたらFloss(フロス)と、アルファベットに合わせたステップをする、ということです。
たったのこれだけなんですが、めっちゃ楽しんでくれるんですよ!
「練習しなさい!」「ダンスステップの名前覚えなさい!」と強制されるより、全然いいと思いませんか?

こんな感じで、クジを引く前に結構盛り上がってくれますw
このアクティビティをしたかったので、アルファベット順にステップを教えたんです!
自分たちで振り付け
AからHまでのステップを必ず使って、振り付けを「自分たちで」考えてもらいました!

別記事にも詳しくアップしています!
「身体マップ」作り

等身大の子どもたちを形どって作るんです。
創造性を高めることができ、自己理解にもつながると言われているんですよー。
詳しい作り方は別記事にアップしているので読んでみてください♪
「なんでダンス好きなの?」子どもにインタビュー

私自身、自分が踊っている意味がわからなくなってしまった時期があったんです。
そんな時に踊りながら世界一周をし、自分なりの答えを見つけることができました。
世界一周中に掲げていた「人はなぜ踊るのか」というテーマ。
子どもたちにも聞いてみました!


うぉー。すげー。
10歳にしてこんな答えが返ってくるとは驚きです!
誰かがインタビューアになりきって、インタビューごっこをしても面白そう。
野外ステージへお出かけ


子どもはこの日が一番楽しかったって言ってましたねー!

外に飛び出すと、いつもとは違う雰囲気を味わえるのでオススメです!
ミニ発表会
実は当初は発表会する予定がなかったんですよ。

と、子どもたちからの力強い要望により、急遽スタジオでやることにw
「身体マップ」は壁のデコレーションになったし、インタビュー映像も家族の方に見せることができました。


たった5日間でしたが、とても濃い時間を子どもたちと過ごすことができました。
ダンススタジオ、ダンス講師によって、ダンスの教え方は様々ですよね。
厳しいダンススタジオでは技術は身についても、「ダンスが好き」という感情は失ってしまうかもしれない。
「ダンスを習うこと」は「ダンスの技術を学ぶこと」だけじゃないんです。
