
わたしは現在(2018年)、週に10本のダンスレッスンを受け持っています。
レベルに合わせて簡単な振り付けにしたり、難しくしたりしていますが、最初の頃は振り付けを作るのにすごく時間がかかったんですよねー。
ということで、本記事はダンスの振り付けの手順とコツを紹介します。
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①まずは曲探し
わたしが最初にすることは「曲探し」です。
曲を聴いて「この曲で踊りたい!」とか「この曲でダンスを教えたい!」と心から思うものを探します。
意外にも曲探しに最も時間がかかっています。
「これだ!」と思える曲がすぐ見つかればいいんですが、なかなか良い曲に巡り合わない時もあるからです。
聞き慣れていても「踊りにくいな」と感じる曲は、その曲のリミックスを探して使います。他のアーティストがテンポや雰囲気を変えてアップロードしている場合が多いんですよ。
曲探しについては別記事にまとめています。
②何度も聴いてイメージを膨らます
使いたい曲が決まったら、とにかく聴きこみます。
音楽編集ソフトのGarage Band(ガレージバンド)で使いたい部分だけ何度もリピート再生します。
何度も聴くと、一度めでは見逃していた『ちょっとした音』に気付けるんですよ。
ドラムの強さ、ラップの速さ、ビートの重さなどを意識して聴くようにします。曲中のどの音に合わせてリズムをとるか決めるのもこのあたりからですね。
例えば「ラップが目立つ曲調だから速い動きを取り入れたいな」とか、「力強いビートだからシンプルにいこうかな」とかボンヤリと軸を作っていきます。
そのほかにも「クラブステップはみんなが苦手だから使おう」とか考えています。
ただリピートするだけでなく、頭の中は超フル回転です!
③頭の中で踊る
曲に対するイメージが出てきたら、頭の中で踊ります。

スムーズに踊っている姿を頭の中でイメージしていくんです。自分や生徒が踊っている姿を脳内に焼き付けています。
この時点で8割ほどは振り付けが出来上がっています。
④実際に踊ってみる
頭の中で作り上げた振り付けを実際にやってみます。鏡の前がベスト!
すると、思ったより曲調が速くて身体がついていけなかったり、思った以上に曲とマッチしていてテンションが上がったりと、いろんなことに気づけるんですよね。
<下に続く>
⑤音の編集をする
実際に踊ってみて気になった部分は振り付けを変えるのではなく、音を編集しています。
こんな感じで音を編集しています▼
わたしはMacBook(マックブック)に内蔵されているGARAGE BAND(ガレージバンド)という音編集ソフトを愛用しています。
このソフトを使用して、曲調を変えたりスピードを調整したり、音ハメ部分を作成したりします。
音楽のメロディーやビートに合った動きをすること。
⑥忘れないように自撮り
最後に振り付けを忘れないようにスマホで撮影しておきます。週に10本も持っていると振り付けを忘れてしまうんですよねw
時には同じ音楽を使って全く違う振り付けをすることもあるので。
断然にGo Proがおすすめ。
それでも振り付けに行き詰まったら・・?
さて、ここまではわたしが実際に行なっている振り付けの手順を紹介しました。
最初は振りを作るのに時間がかかります。それは当たり前だと思ってくださいね。
それでも振り付けが思いつかないという方には、ぜひ以下の方法を試してみてください!
①できるステップを増やす
そもそも自分ができるステップが少ないと、振り付けは湧いて出てきません。
英語でいうところのボキャブラリーを増やす作業です。
ヒップホップは名前が付いているステップがたくさんあります。
- ランニングマン
- クラブ
- シーウォーク
- ビズマーキー など
まずはこれらをマスターして引き出しを増やし、振り付けに取り入れましょう!!
②左右対称にしたり向きを変える
例えば右に進むステップを取り入れたら、左に進むステップを取り入れたり。左右を変えるのも一つの方法です。
あとは同じステップをするにしても正面向いて踊るのか、横向きで踊るのか。それだけでも雰囲気は変わります。
高低差をつけてみたりと、考えをめぐらしてみましょう!!
③ステップを繰り返す
同じ振り付けを繰り返すというのもアリです。
ただし、踊っている側(ダンサー)と見ている側(観客)が飽きないように工夫は必要ですが。
曲のサビ部分は同じ動きをするとか。
④舞台を見たり、YouTubeで流行りをチェックする
振り付けが思い浮かばない人の特徴は圧倒的にインプットが足りていない場合が多いです。
舞台を生で見る習慣があるといいですね。
YouTubeで流行りのステップをチェックしておくのもおすすめです。
最近だとFloss Step(フロスステップ)やHype(ハイプ)が大人気。
Floss Step(フロスステップ)▼
Hype(ハイプ)▼
Hype(ハイプ)はDA PUMP(ダパンプ)のダンスで日本でも広まったので知っている方も多いはず。
さて、本記事では「ダンスの振り付けのコツ・作り方とは?わたしが実際にやっている振り付け方法」について書きました。
慣れてくると早く振り付けができるようになってきます。参考にしてみてくださいね。
以上、まどぅー(@madocanada)でした。