
子犬を飼い始めてから「甘噛み」に頭を悩ます飼い主さんも多いのではないでしょうか。
子犬のうちの甘噛みは痛くないからといって放っておくと、「噛んでもいい」と犬が勘違いしてしまいます。
なので、甘噛みのしつけをきちんと行なうことが必要になります。
この記事では1歳未満の犬に見られる「甘噛み」の対処法について紹介します!!
どれもわたしが実際にやった方法なので、参考になれば嬉しいです。
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子犬が甘噛みをする理由は?
子犬は主に以下のことが理由で甘噛みをします。
- 歯が生え変わってかゆい
- ジャレたときに思わず噛んでしまう
- ストレスが溜まってる
生後1歳未満の子犬はよく甘噛みをします。

1歳までには歯が生え変わっていくので、その頃になるとだいぶ甘噛みも落ち着くようになります。
でも、正しくしつけをしておかないと、成犬になっても甘噛みしてしまうんですよ。
他の人や子どもに噛んでしまう犬に育てないよう、しっかりトレーニングをしておきましょう!
甘噛みの対処法
わたしが実際に行なった甘噛みの対処法を6つ紹介しますね。
①力強く「ノー!」と言う
子犬が人間の指などに甘噛みをしたら「ノー!」と力強く言います。

我が家は英語でしつけをしているので「ノー!」と教えています。日本語だったら「ダメ!」と教えてもいいですね。
伝える時はハッキリ短く。
長く喋ると、子犬は「飼い主さんが嬉しがっている!」と勘違いするんです。
我が家は生後2ヶ月から「ノー!」を教えて、今ではイケナイことの区別がつくようになりましたよ。
正しく叱りましょう。
②イタイ!と言ってから、別の部屋にすぐに移動
ジャレていて思わず子犬が甘噛みをしてきた時には、「イタイ!」と言ってから、すぐにその場を離れます。
「ア!」や「イ!」だけでもオッケー。この時もやはり大きめの声で。
今まで一緒に遊んでいたのにいきなり離れると、「なんで?何か悪いことしたかな?」と子犬も思うのです。
その時に追いかけてきたり、甘えてきても無視します。

ただし、数分後には普通に接してあげます。長時間も無視してしまうと、逆に信頼関係が築けないので。
上手に活用すれば効果的な方法になります。
③噛んでもいいオモチャをあげる
とはいえ、子犬も噛みたい時期なんですよね。
歯がむず痒かったり、退屈していたり。
例えば、噛んではいけない室内の家具やコードを噛んでいる時。
「ノー!」と力強く言ってから、噛んでもいいおもちゃを与えます。

そうすることで、「噛んでもいいもの」と「噛んではいけないもの」の区別が少しづつ身についていきます。
我が家で大活躍したのは子犬用の骨やロープのおもちゃです。いくつか準備しておくといいですよ〜。
④良いことをしたら思い切り褒める

子犬のうちはトレーニングすることが多くありますよね。
- 甘噛み
- 拾い食い
- トイレ
- 無駄吠え など
でも、犬も毎日叱られていたらストレスが溜まるんですよ!
事実、我が家でも「ノー!」と毎日のようにしつけを行なっていましたが、1日の終わりには全く言うことを聞かず吠えた時期もありました。
「やばい・・!叱られすぎてストレスが溜まってる!」と瞬時に悟りましたよ。
トレーナーさんにも聞きましたが、犬は褒めて伸ばすのが正解なんだそう。
実際にやってみましたが、ちゃんと褒めてあげると犬もイイ子になろうと頑張ってくれるんですよ。
<下に続く>
⑤しつけは統一させる
すごく大事だと思ったのが「しつけを統一させる」ことです。
家では一生懸命トレーニングをしていても、来客や訪問客に「可愛い〜!」と撫でられて甘噛みをニコニコ許されてしまうと、子犬も混乱してしまいます。
しつけを統一させないと、「飼い主には甘噛みはダメだけど、訪問客には甘噛みをしていい」と子犬に認識させてしまいますよね。
人の指で遊ばせないことは徹底したほうがいいです。
家族間でしつけを統一させることも忘れずに。
⑥子犬同士で噛み合いさせる
我が家はラッキーなことに愛犬と同い年の犬が近所にいます。

子犬同士を遊ばせて甘噛みの力加減を覚えさせました。
犬は本来、犬同士で遊んで力加減を覚えるんですよね。この方法は多頭飼いじゃない限り難しいですが。
⑦子犬の甘噛みをやめさせるグッズを使う
子犬の甘噛みをやめさせるグッズを取り入れるのもオススメです。いくつかあるので紹介しておきます。
ビターアップル スプレー
一番有名なのはスプレーです。これは本当に重宝しました。
絶対に噛まれたくない物にシュッと吹きかけて使います。
室内の家具やコード、靴などに使うのをオススメ。
犬ってコードや家具の角をを噛むのが好きなんですよね。
犬用マズル
犬の散歩の時に装着するマスクです。
毎回使わなくてもいいですが、まだトレーニング中の時に使えますね。他の人に噛みつくのを防ぐ時に使います。特に近所に小さな子どもがいる場合など。
タバコやゴミなど、知らず知らずに口にしていることがあるので、拾い食いを防ぐのにも効果的です。
高品質の通気性メッシュ素材で柔らかいタイプです。
おもちゃ
子犬の噛む本能を満たすために、ロープなどのおもちゃを与えましょう。おもちゃを与えることで、黙々と長時間噛んでくれます。
しつけ本
本を読んで冷静になることも必要です。色々読みましたが、とても分かりやすく、読みやすいです。
なぜ犬がその行動をとるのか、犬の気持ちに寄り添うことで解決に導くことがあります。
犬を飼い始めたばかりの人の初期本として一冊持っておいて損はありません。
甘噛みはいつまで続くの?
甘噛みはいつまで続くんだろう…と不安になっていましたが、我が家の場合は生後5ヶ月で甘噛みが治まりました。
「人間の指や手は噛んではいけない」ときちんと認識しています。
「骨やロープは噛んでもいい」と分かっているので、今はおもちゃ箱から自分で骨を探して噛み噛みしていますね。

甘噛みトレーニングを始めた時期は?
甘噛みトレーニングを始めた時期は、ブリーダーさんからもらってすぐの生後2ヶ月からです。
犬を迎え入れた日から、すぐに始めてくださいね。
効果がなかった甘噛みの対処法
全く効果がなかった甘噛みの対処法も紹介しておきます。
手を犬の口の中に押し込む
一部のブログや本に、「手を犬の口の中にグッと押し込むといい」と書いてあります。
しかし、全く効果がありませんでした。
むしろ、遊んでくれていると勘違いして、甘噛みがエスカレートしました。
鼻の先を叩く
鼻の先を叩くのも効果なし。
鼻に触ろうとした瞬間から甘噛みしてきました。
甘噛みの対処法まとめ
甘噛みのトレーニング中は「叱りすぎたかな・・?」と不安になって見に行くと、案外ケロッと遊んでいたりしました(笑)
なので、本当に効果あるのかな・・?と半信半疑になることも。
それでも6つの対処法を使って根気強く教え込んでいました。
- 力強く「ノー!」と言う
- 痛い!と言って別の部屋に移動
- 噛んでもいいオモチャをあげる
- 良いことしたら思い切り褒める
- しつけは統一させる
- グッズを使う
だんだんと甘噛みの回数が減って、気づいたら甘噛みしなくなったな〜という感じでした。
成犬になっても甘噛みをする場合は、散歩が足りなかったり、なんらかのストレスを抱え込んでいる可能性があります。
紹介した本はこちらから▼
以上、まどぅー(@madocanada)でした。