
「無一文で旅をして来た!」とか、「お金がないからヒッチハイクして来た!」って言う旅人ってカッコイイって思いますか?
こういう企画が話題を呼んだことで、真似する人が続出しますが、ハッキリ言って他力本願過ぎると思うんですよね。
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無一文で旅ってどう思う?
先日、こんなツイートをしたところ反響がありました。
お金を持たずして旅をするっていう企画がハッキリ言って嫌いなんですよね。
一番ひどいのは先進国の人間が、発展途上国で「物乞い」をすること。
それでいて「現地の人は優しかった!」とか。
いやいやいや、って思う。
— まどぅー@旅するダンサー (@madocanada) 2018年4月8日
無一文で旅をしてきた!的なのは
自慢にはならないし、カッコ良くもない。
もはや「トレンドになることの危険」が大きい。
自分でお金貯めて旅しようよって。
— まどぅー@旅するダンサー (@madocanada) 2018年4月8日
「無一文で旅をする」のはテレビやYouTube企画の影響が大きいんじゃないかと思います。
お風呂に全く入らずに24時間営業のお店に数日間も居座り続けて警察に補導されたり、人に食べ物を譲ってもらったりして生活していくわけですが、なんていうか、

それを0円で旅をしてきたぜ!って自慢するのは違うかなと。
汗水垂らして働け!とは別に思いません。
ただ、最初から他力本願なところが好きじゃないんですよね〜。
トレンドになることの危険性
まぁ、「面白いことしているね〜」と称賛されたり、「いいよ、恵んであげるよ!」などとお金や食べ物を渡す人がいるから成り立つのも事実です。
でも、一番ひどいのは、先進国の人間が発展途上国で「物乞い」をすることです。
それでいて、現地の人は優しかった〜!とか人の優しさに触れた旅だった!とか言うわけですよ。

わたしが発信したツイートに対しては、共感してくれる意見がありました。
僕もそう思います!
「途上国で無一文達成!」というよりかはしっかりお金使って遊んだ方がいいと思う。
途上国だと特に物価安いからお金沢山落として欲しいし、挑戦するのは自由だけどそれを旅の目的にするのもどうかと・・・お互いウィンウィンだといいなと思います! https://t.co/jKgYFmpAMO— 舟橋ヒロト🇳🇵🌍 (@yuto20270084) 2018年4月8日
すんげえ共感。何やってんだって思ってた。
観光の勉強してると発展途上国にとってたくさんのお金が落とされる観光産業がいかに大事か良くわかる。
でも、最初から無一文で行く人達は現地の人のお金とか親切さとかで最初から助けてもらう。
初めから助けてもらおうとして旅するな。 https://t.co/ObutVj85IK
— たご かける (@kakeruTako8989) 2018年4月9日
もちろん、「どっちでもいい中立派」や「無一文旅おすすめ派」がいます。
わたしは否定派なのでここでは載せませんw
お金を持たずに空港に行くと止められる可能性もある
『無一文旅やってるやるぞぉぉ!!!』などと、浮かれてお金を持たずして空港に行くと、下手したら入国審査で止められる可能性もあります。

無一文で、さらに滞在先が決まってない場合は、入国審査官から別室で取り調べを受けることも。
「不法滞在や不法労働する可能性がある人物」だと判断されるからです。
最低限以下は準備しないと怪しいとみなされます。
- 現金
- クレジットカード
- 滞在先の住所と連絡先
- 入学許可証(学校へ行く場合)
- ビザ(観光、ワーホリ、スタディ)
- 残高証明書(ワーホリに限る場合が多い)
でもそれは、その国の治安を守るためだし、観光産業が衰えないためにも必要なことなんだと思う。
<下に続く>
かくいう私もヒッチハイクに憧れた時があった
世界一周がなんとなく流行りだしてから、同時にヒッチハイクをする人も増えてきましたよね。
他力本願の「無一文旅やヒッチハイク」が嫌いだと述べましたが、かくいう私もヒッチハイクに憧れた時期がありましたw
単純に友人がしているのを見て「すごい」と思ったから。
自分にはできないことをしている人とか、自分の知らない世界に生きてる人ってすごくみえるじゃないですか。
でも、よくよく考えたら、自分は働けるのに人のお金と時間を使うなんて図々しい生き方だなって思うようになった。

どうやら無一文旅にも2種類あるらしい
無一文旅について言及しているブログって他にないのか?と思い、ネットサーフィンをしていたらあるブログを見つけました。
このブログによると、どうやら無一文旅(0円旅)にも2種類の旅人がいるそう。
- 価値を提供し稼ぎながら行く者
- 完全に人の優しさに頼りながら行く者
2は言うまでもなく、発展途上国で物乞いをしたり、無料ホームステイをお願いしたり、ちょっと厚かましいタイプ。

自分の得意なことを売りながら旅をしたり、行く先々で働きながら旅をするタイプ。
「バスキング」なんかがそうですね。
バスキングも国によってルールがある
皆さんはバスキングって知っていますか?
路上で音楽を演奏したり、パフォーマンスを披露して、帽子などに投げ銭してもらうことです。
カナダのトロントでも毎年、「バスキングフェスティバル」というイベントがあり、路上パフォーマーたちが観客を沸かせてくれます。
静岡県でも、プロの大道芸を集めて「大道芸ワールドカップ」を開催しているらしい。
私も路上でパフォーマーがいたらついつい見ちゃうし、投げ銭をしたこともあります。

ただし、バスキングをやるのも気をつけないといけないんですよ。
海外を旅しているバックパッカーには、違法でバスキングをしている「違法バスカ―」もいる。
違法バスカ―は観光ビザで入国したにもかかわらず、仕事をしてお金をかせぐ。
これは不法就労で犯罪行為に当たる。
そうなんです、観光ビザで入国してバスキングしたら違法なんですよ。

【申請に必要な物】
- 料金25ドル
- 2つ以上のID
【ルール】
- 2時間以上同じ場所に滞在不可
- 朝10時から夜10時まで
- 他のアーティストと距離をとること
- 公園でのパフォーマンス禁止
- 同じ曲を2回以上演奏してはいけない
- 「お金ください」などの看板を立てるのは禁止
- 「お金ください」と間接的に言うことも禁止

「お金ください」と促す行為は禁止されているんですよ。
ちなみにバンクーバーでは許可証を得るのに42ドル(4ヶ月有効)の支払いが必要です。
国や州によってもバスキングのルールや料金が全く違うんです。
現地のバスカーでさえも、お金を払って許可証をもらってパフォーマンスしているんですよ。なのに最近は「外国人違法バスカー」が増えているらしい。

もちろん申請してちゃんとやっている方もいる。
違法行為をする日本人が増えると、他の日本人に迷惑がかかりますよね。
無一文で旅をする前に、その土地のことを知っておいたほうがいいですよね!
「知らなかった」ではすまされないから・・。
以上、まどぅー(@madocanada)でした。